梶原直樹(かじわら・なおき)|第32期・陸上自衛隊

梶原直樹は昭和40年4月12日生まれ、東京都出身の陸上自衛官。

防衛大学校第32期(国際関係)の卒業で幹候69期、出身職種は野戦特科だ。

米国メリーランド州ボルチモアに所在する、ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院に留学した経験も持つ。

平成29年8月(2017年8月) 統合幕僚監部防衛計画部長・陸将補

前職は東北方面総監部幕僚副長であった。

2018年1月現在、統合幕僚監部の防衛計画部長の要職を務める梶原だ。

昭和40年4月の生まれであり50代前半になるが、年齢を全く感じさせない若々しさ、鋭い目線にいかにもイケメンといった整った顔立ち。

それでいて、たまに見せる笑顔がとても魅力的な、能力もさることながら見た目で決めても陸自の最高幹部は間違いなしというキレモノである。

更にその実力、キャリアも本物だ。

自衛隊の最高幹部に求められる米国通であることはもちろん、国際関係論についての造詣も深い。

戦史や戦略研究でも論文を著すなど、陸自の将官として不可欠な軍人外交の素養も十分だ。

さらに2015年からは、エリート幹部の指定席とも言える東京地方協力本部長に着任するなど、イケメンを活かした自衛官募集活動などでも手腕を発揮した。

地方協力本部長は、コミュニケーション能力の高さ、人間的な魅力、卓越したスピーチ能力など、様々なことに優れている必要がある。

なかでも東京地方協力本部長は、大阪や沖縄とともに数少ない将補職であり、それだけ重要な役割が求められるからであろう、歴代の本部長経験者は、方面総監クラス・陸将まで昇り詰めた幹部が多いのも特徴だ。

また陸自幹部に多い鬼の強面幹部ではなく、梶原のようなイケメン、優しいお顔であった前任の三宅優(第27期)・退役、笑うとタレ目が可愛い湯浅悟郎(第28期)・西部方面総監など、余り怖そうに見えない幹部が就くこと事も目立つ要職になっている。

(なお、第34代本部長の高田克樹(第29期)・陸上幕僚副長だけは例外である・・・)

豊富な現場指揮経験に統幕での防衛計画部長など、32期組を代表する最高幹部の一人であることは間違いない梶原だ。

今後もさらに要職を歴任し、近い将来の陸上幕僚長候補として、名乗りを上げるのは間違いないだろう。

なおその梶原を含む32期組から、最初の陸将が選抜されるのは2019年夏の将官人事の予定だ。

この記事をポストしている時からおよそ1年半後となるが、この時に陸将に昇った者が、極めて近い将来の陸上幕僚長候補と言うことになるだろう。

通常、陸上自衛隊では4名ほどが選抜されることが多い。

そして梶原だが、陸上自衛隊に入隊したのが昭和63年3月。

1等陸佐に昇ったのが平成19年1月、陸将補に昇ったのが平成25年8月なので、共に32期組の1選抜(1番乗り)だ。

32期のトップ集団を走るエリート中のエリートであり、2019年夏の将官人事でも、このまま行けば、1選抜で陸将に昇る可能性は極めて高いと言って良いだろう。

なお、2018年1月現在において、その32期組で陸将補の階級にあるエリートは、以下のようになっている。

梶原直樹(第32期)・統合幕僚監部防衛計画部長(2013年8月)

大塚裕治(第32期)・陸上幕僚監部装備計画部長(2013年8月)

森下泰臣(第32期)・陸上幕僚監部人事教育部長(2013年8月)

堀井泰蔵(第32期相当)・第5旅団長(2013年8月)

中村裕亮(第32期)・陸上自衛隊研究本部幹事兼企画室長(2014年3月)

田尻祐介(第32期)・陸上自衛隊航空学校長兼ねて明野駐屯地司令(2014年8月)

鬼頭健司(第32期相当)・陸上自衛隊幹部候補生学校長(2014年12月)

木口雄司(第32期)・陸上自衛隊開発実験団長(2015年8月)

青木伸一(第32期)・西部方面総監部幕僚副長(2015年12月)

池田頼昭(第32期)・第10師団副師団長兼守山駐屯地司令(2016年3月)

※肩書はいずれも2018年1月現在。( )内は陸将補昇任時期。

※上記以外に、2017年12月に陸将補に昇任した斎藤兼一が32期と思われるものの、詳細不明のため一旦割愛する。

上記のように、32期でトップ集団を走るのは梶原、大塚、森下、堀井の4名となっている。

順当に行けば、この4名が2019年夏に陸将に昇り、いずれかの師団長もしくは相当職に着任することになるだろう。

何かと予算削減の”冷や飯”を食わされてきた野戦特科であり、その野戦特科出身の梶原だが、近代以降の戦闘における野戦特科の重要性は論じるまでもない。

陸戦戦闘の主役と言っても良い職種であり、なおかつ我が国の場合、離島防衛で野戦特科所属の地対艦ミサイル連隊が果す役割は絶大だ。

とりわけ、12式地対艦誘導弾を備えた連隊の抑止力は極めて絶大であり、中国人民解放軍を第1列島線の内側に封じ込めるほどのインパクトがある戦闘能力を誇る。

その野戦特科を率いてきた梶原が、最高幹部として果たさなければならない役割は非常に大きく、その責任は極めて重い。

そして梶原は、その全ての期待に応え続け、ますます活躍の場を広げていってくれることだろう。

その動向にはより一層注目し、そして応援していきたい。

本記事は当初2017年8月12日に公開していたが、加筆修正が重なったので2018年1月26日に整理し、改めて公開した。

◆梶原直樹(陸上自衛隊) 主要経歴

昭和
63年3月 陸上自衛隊入隊(第32期)

平成
1年3月 第3特科連隊(今津)
2年3月 調査学校付(小平)
3年3月 中央資料隊(檜町)
3年10月 通信学校付(久里浜)
6年8月 第5特科連隊(帯広)
8年3月 第5特科連隊第5大隊中隊長(帯広)
8年8月 幹部学校(目黒)
10年8月 情報本部分析部(市ヶ谷)
11年1月 3等陸佐
12年8月 幹部学校(目黒)
13年1月 陸上幕僚監部監理部総務課(市ヶ谷)
14年3月 陸上幕僚監部装備部装備計画課(市ヶ谷)
14年7月 2等陸佐
17年3月 第9特科連隊第1大隊長(岩手)
18年8月 幹部学校(防衛研究所)(目黒)
19年1月 1等陸佐
19年7月 統合幕僚学校教官(目黒)
21年3月 陸上幕僚監部防衛部防衛課業務計画班長(市ヶ谷)
23年4月 第7特科連隊長(東千歳)
24年3月 陸上幕僚監部人事部補任課長(市ヶ谷)
25年8月 第1特科団長(北千歳) 陸将補
27年8月 自衛隊東京地方協力本部長(市ヶ谷)
28年7月 東北方面総監部幕僚副長(防衛担当)(仙台)
29年3月 東北方面総監部幕僚副長(行政担当)(仙台)
29年8月 統合幕僚監部防衛計画部長(新宿)

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

主要経歴については、将補以上の階級のものにあっては防衛年鑑あるいは自衛隊年鑑も参照。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省陸上自衛隊 第1特科団公式Webサイト(就任式及び離任式写真)

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/1ab/topic/topiccontent/topic25822tyakunin/topic25822tyakunin.html

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/1ab/topic/topiccontent/topic2783kajiwarasyouhorininnsiki/topic2783kajiwarasyouhorininnsiki.html

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