濱本博文(はまもと・ひろふみ)|第32期・陸上自衛隊

濱本博文(浜本博文)は岐阜県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第32期の卒業で幹候69期、職種は普通科だ。

生年月日は判明しないが、第32期であればストレートの場合、昭和40年度の生まれということになる。

平成28年12月(2016年12月) 第14旅団幕僚長・1等陸佐

前職は第1空挺団副団長であった。

なお、第16普通科連隊長であった頃の指導方針は以下の通り。

【要望事項】

J「準備の万全」K「基本・基礎の確行」A「明るく爽やかに」

2018年5月現在、第14旅団幕僚長を務める濱本だ。

40年近くに渡り空手で鍛え上げ、さらに余暇を見つけてはジョギングで体を絞り上げるなど、いかにも普通科の幹部自衛官らしいストイックな男である。

その一方で、静かな環境で読書を好む一面もあるなど、精神面での修養にも余念がない。

その濱本が幕僚長を務める第14旅団だが、ある意味で2018年3月に、非常に歴史的な転換点を迎えた。

我が国初の、機動旅団として再編されたことだ。

機動旅団は、全国あらゆる場所で発生する可能性のある有事に際し、常時即応できる態勢を維持し、諸職種混合の実践的な配備を敷いている極めて精強な部隊だ。

その改編は大規模なものとなり、隷下の戦車中隊も機動戦闘車隊に再編の上、第15即応機動連隊隷下に収容。

特科隊は廃止となり、その一部は重迫撃砲中隊として生まれ変わった。

早い話が、軽武装高機動の戦闘力を志向した部隊へと生まれ変わり、あらゆる事態に直ちに駆け付けられる部隊になったということだ。

厳しい防衛予算環境の中で、装備や人員の削減が進められる中で陸自が精強さを維持するためには、戦力の集中と機動力の向上以外に方法はない。

第14旅団はその先駆けとなり、2018年の陸自大改革において最初の機動戦闘集団に生まれ変わった部隊であると言ってよいだろう。

ではなぜ、そのような大事な時期に濱本が第14旅団で幕僚長に補職されたのか。

それは、そのキャリアを見れば明らかだ。

濱本の、第14旅団幕僚長に着任する前のポストは第1空挺団副団長。

さらに連隊長ポストは、長崎県大村に所在する、2018年現在で我が国の新たな最前線の一つと言って良い第16普通科連隊だ。

それ以前には、首都圏の防衛を担う頭号師団(第1師団)司令部の第3部長を務めるなど、その補職は軽武装高機動の部隊を率い、直ちに有事に対応することが求められる経験が豊富なものとなっている。

つまり濱本は、第14旅団を我が国初の機動旅団として再編する上でこれ以上はない幕僚長であったと言ってもよいだろう。

そしてその期待に応えきっちりと大仕事をやり遂げ、再編後の第14旅団でも引き続き指揮にあたっているのが2018年5月の状況だ。

では次に、そんな濱本のキャリアと32期組の動向について、もう少し細かく見ていきたい。

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