梅木正造(うめき・まさなり)|第38期・陸上自衛隊

梅木正造は昭和46年9月12日生まれ、大分県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第38期卒業で職種は施設科。

なお名前の読み方は「うめき しょうぞう」ではなく、「うめき まさなり」である。

平成28年12月(2016年12月) 第22代第12施設群長兼ねて岩見沢駐屯地司令・1等陸佐

前職は陸上自衛隊幹部学校教育部教官であった。

なお、第12施設群長及び岩見沢駐屯地司令としての指導方針は以下の通り。

【統率方針】

「事態即応 任務完遂」

【要望事項】

「使命の自覚 目標の確立 着実な実行」

【駐屯地司令要望事項】

「厳正な規律の保持」
「信頼される地域社会の一員たれ」

陸上自衛隊は2018年3月の陸上総隊創設に向けて大改革の途上にあるが、その中で、2017年8月現在で梅木が補職されている第12施設群とその上級組織である第3施設団も例外ではない。

すなわち、第3施設団はかつて、施設科を縮小再編する陸自改革の中で2008年3月に一旦消滅し、北部方面隊直轄の北部方面施設隊に格下げになった歴史を持っている。

その北部方面施設隊は、南西方面における安全保障環境の激変、相次ぐ災派(災害派遣)、数次に渡るPKO活動などを通じ、その重要性が近年ますます高まっており、能力の向上と規模の拡大が焦眉の急の課題であったところ、2017年3月に、9年ぶりの団編成復活を見た。

これにより梅木は、北部方面施設隊隷下の第12施設群から第3施設団隷下の施設群となり、その質・量を向上させ、さらに高度な任務へと仕事の幅を拡げていく役割を担う。

陸自大改革と言えば、陸上総隊の新設や師団や旅団の機動戦闘団化ということばかりが目立ち、施設科が話題になることは少ない。

しかしながら、いうまでもなく師団や旅団が高速機動を実現するためには施設科の支援が不可欠となる。

渡河橋を掛けなければ機甲師団は立ち往生し、地雷原を前にすれば普通科は迂回を余儀なくされ、築城・陣地設営を行わなければ容易に重火砲を撃つこともできない。

このような本来業務に加え、大規模災害が続く今日の我が国の状況、あるいは国際平和協力業務への施設科の貢献を考えると、9年ぶりとなる施設科の格上げは順当なところであろう。

むしろこの9年間、方面隊最大規模を誇る北部方面隊隷下にあって、縮小された規模と陣容で任務をこなしてきたことのほうが、驚異的な対応能力であったと評価される。

そのような中、防衛大学校卒業以来施設科一筋で叩き上げてきた梅木だが、その勤務地は北は北海道から南は沖縄まで極めて幅広く、日本各地でその指導力を発揮している。

また、まだ若い尉官であった時代には小平の調査学校で中国語幹部課程を修了しているものの、なぜかその後、調査関連の部署に配属されることもなく、中国語が関係しそうなキャリアを積んだ形跡もない。

一方で、PKO活動では未だリスクの収まらないイラク・サマーワに第4次イラク復興業務支援隊の一員として渡った経験を持っている。

なおこの際の支援隊業務だが、イラク復興業務支援隊は、非常によく似た名前を持つイラク復興業務支援群とは役割が大きく異なるので注意して欲しい。

すなわち、実際のインフラ整備や医療支援、給水や施設の補修などを行うのが支援群であり、外務省と協力しながらイラク現地政府と折衝し、復興業務の調整活動を行うのが支援隊だ。

本来、施設科のエキスパートである梅木であれば支援群として任務に当たるのが妥当であるようにも思えるが、あるいはこのあたりが、小平の調査学校で得た中国語課程の知見を活かす場面であったのであろうか。

いずれにせよ、この半年間に渡る危険なイラク復興業務支援隊の役割を終え、無事に帰国した梅木はその後も順調にキャリアを積んで今に至る。

その内容は主に施設科を中心とした現場と、陸幕の往復といった最高幹部らしい内容になっており、程なくして陸将補に昇進した上で、いずれかの施設団で団長を務めることになるであろう。

直近の人事で言えば、梅木も若手の頃に勤務経験がある第4施設団の団長は出世への登竜門となっており、その後間もなくして陸将に昇進し、師団長やそれ以上のポストに就く人材を排出してる。

2017年8月に陸幕長に就任した山崎幸二(27期)も、第4施設団長経験者で、その後順調にキャリアを重ね、陸幕長に昇り詰めた。

施設科は近年、名実ともにその役割を拡げ、重要性を増してきている職種だ。

その次世代のトップリーダーとなる、38期のまだ若い梅木のキャリアは、今後も注意して追っていきたい高級幹部の一人になるであろう。

◆梅木正造(陸上自衛隊) 主要経歴

平成
6年3月 防衛大学校卒(第38期・横須賀)

幹部候補生学校(福岡県:久留米)
第3施設大隊(京都府:大久保)
調査学校(第30期幹部中国語課程)(東京都:小平)
第6施設大隊(山形県:神町)
第11施設群第355施設中隊長(福島県:福島)
幹部学校(第47期指揮幕僚課程)(東京都:目黒)
第1混成団本部第3科防衛班長(沖縄県:那覇)
第4次イラク復興業務支援隊本部3科(イラク:サマーワ)
第1混成団本部第3科(沖縄県:那覇)
陸上幕僚監部運用支援・情報部情報課(東京都:市ヶ谷)
陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課(東京都:市ヶ谷)
第7施設大隊長兼ねて第7師団司令部施設課長(北海道:東千歳)
陸上幕僚監部防衛部防衛課(東京都:市ヶ谷)
自衛隊沖縄地方協力本部渉外補佐官(沖縄県那覇市)
幹部学校(第66期幹部高級課程)(東京都:目黒)
統合幕僚学校(第16期統合高級課程)(東京都:目黒)
中部方面総監部防衛部防衛課長(兵庫県:伊丹)
陸上自衛隊幹部学校教育部教官(東京都:目黒)
第12施設群長兼ねて岩見沢駐屯地司令(北海道:岩見沢)

◆姓名判断

強い意志と行動力、またそれらの裏付けとなる才能にも恵まれるため、幅広い分野においてトップリーダーになる資質を兼ね備えている。

またその能力は、不測の事態に対する対応能力で特に発揮され、トラブル対処能力にかけては非常に優れた強みを持つ。

その一方で、得意分野ではない仕事に苦手意識を感じることがあり、その部分が弱さになることも。

あらゆる仕事に貪欲に取り組み挑戦することで、晩年に掛けさらに運気が上昇する。

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的とし、軽量化処理やオリジナルからトリミングし切り取って用いているものがある。

【引用元】

防衛省陸上自衛隊 岩見沢駐屯地公式Webサイト(顔写真及び着任式)

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/images/iwamizawa/p1-1/p1-2.html

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/11d/jgsdf-post/images/iwamizawa/p2/p2-12.htm

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