六車昌晃(むぐるま・まさてる)|日本大学卒・陸上自衛隊

六車昌晃は日本大学出身の陸上自衛官。

後方支援連隊や、陸幕においては情報通信、武器・装備など主に後方支援系のキャリアを多く務めた実績を持つ。

平成28年7月(2016年7月) 自衛隊兵庫地方協力本部長・1等陸佐

前職は陸上幕僚監部装備計画部武器・化学課長であった。

2017年8月現在、六車が補職されているのは兵庫地方協力本部長であり、自衛隊の広報活動や地域での寄付講座開催、自衛隊入隊希望者への説明会、早期退職自衛官などの再就職先開拓など、その職務は多岐にわたる。

その一方で、兵庫県は伝統的に極端な左派思想を持つ勢力が一定の力を持っており、自衛隊の広報活動や地域との連携行事阻止に活発な動きを見せており、実際に過去、数多く自衛隊の行事が中止に追い込まれている。

六車が本部長に就任後の2016年以降でも、これら勢力の自衛隊に対する活動は活発であり、六車自身、地域の舞子小学校において防災訓練を開催し自衛隊の貴重な経験と教訓を子供たちに講演する予定であったところ、これが中止に追い込まれたことがあった。

左派系のある政治団体がこの中止運動を主導し、実際に中止に追い込んだことを公式Webサイトで発表しているが、阪神大震災で壊滅的な損害を受けた経験を持つ地域にあって、このような活動は非常に残念だ。

そのような意味からも、六車にとっては非常に難しい地域での本部長職となるが、それだけにこのポストを任されるのは陸自のエースであり、極めて優秀な陸自の高級幹部ばかりとなっている。

その為、歴代の本部長は後職就任とともにほぼ例外なく陸将補に昇進し、副師団長や師団幕僚長に栄転する、いわば出世の登竜門的なポストとも言えるだろう。

自衛隊に感謝し、その存在を心強く思う市民が国民の大半であるが、そういった市民は災派(災害派遣)でもないと、なかなか

「自衛隊ありがとう」

と面と向かっていう機会もないが、多くの国民がこのような思いで自衛隊に親しみを感じているのは明らかだ。

その一方で、言葉に出し、自衛隊に憎悪のような感情さえぶつける一部勢力も存在するが、声が大きいだけでそのような考えに対する共感は全く広がっておらず、どうか気にしないで欲しいと願う。

その六車のキャリアを見ると、印象深いポストはやはり第9後方支援連隊長職であり、このポストで経験した東日本震災への災派であろう。

第9後方支援連隊は野外炊具や野外入浴セット、野外洗濯セットなどを装備し、平常時には第9師団隷下において師団の後方支援任務全般を行うが、災派の際には被災者のもっとも近いところで寄り添い、その救助にあたる。

阪神大震災や東日本大震災が起きた際も、避難所の市民に温かい食事を振る舞い、温かい風呂を提供し、絶望の中に立ち尽くす被災者を力づけたのもこのような部隊だ。

六車自身も東日本大震災では、隷下部隊を率いて震災当日の真夜中に岩手県遠野市に駆けつけたが、展開予定地の遠野運動公園に到着すると、市民たちは僅かなローソクと発電機で明かりを灯し、自衛隊を迎えてくれたという。

このような市民の出迎えに対し自らの使命を強く自覚したという六車だが、その一方で、あの未曾有の大災害の中にあって、夕方からは雪まで降り始めた過酷な状況である。

助けを待ちわび、運動公園に市民が身を寄せ合っていた中で、真夜中の真っ暗な闇の中から現れた六車以下の自衛隊車列の到着を、被災者たちはどのような気持ちで出迎えたのであろうか。

その光景を思うだけで胸が熱くなる思いであり、この国に自衛隊がいてくれて良かったと、本当に感謝したい。

その六車の救助活動だが、実は六車は少し変わった役割をこの現場で担った。

というのも、東日本大震災は我が国史上初となる予備自衛官の招集まで行われた大災害となったが、その招集に応召し、被災地に駆けつけた即応予備自衛官たちの指揮を執ったのが六車だった。

自衛隊を退役後、民間で働きながら事ある時には自衛隊の任務に駆けつけるという、国防の志に溢れた者たちである。

被災地に快く送り出す雇用主もまた素晴らしい存在だが、六車もこの民間経験者の戦力を大いに評価し、多くの教訓を得たことを、後日語っている。

即応予備自衛官と言えば、元自衛官であってかつてはこのような仕事を本職にしていたとは言え、中には40代なかばになる「おじさん」もいる。

上記の写真は実際に、即応予備自衛官が被災地で活動している模様を撮影した防衛省の記録写真だが、既に体力的には厳しい任務であるにも関わらず、このような厳しい現場にも現役自衛官とともに赴き、多くの被災者を救い出した活躍は特筆するべきものであろう。

その指揮官として予備自衛官の先頭に立ち、被災者の支援にあたった六車自身もまた、忘れ得ぬ経験になったことであろう。

次の異動では陸自最高幹部とも言える陸将補に昇進し、さらに要職に進むことが確実と思われる六車。

この強くて心優しい防人がこの先どこまで要職を歴任していくのか。

ぜひ注目して追って行きたい。

◆六車昌晃(陸上自衛隊) 主要経歴

陸上幕僚監部防衛部情報通信・研究課総括班長
陸上自衛隊研究本部研究員
第9後方支援連隊長
中部方面総監部装備部長
陸上幕僚監部装備部武器・化学課長
陸上幕僚監部装備計画部武器・化学課長
自衛隊兵庫地方協力本部長

◆姓名判断

抜群の行動力があり、また先を見通し適切な行動を取る才知を持ち合わせることから、大きな組織でリーダーになる人物に多く見られる相。

強い意志に加え、不測の事態に際しても臨機応変で軸がぶれない強さを持っていることから、どのような事態にあっても力を発揮する。

基礎運にやや弱さがあるものの、困難に負けない強さがあるため、むしろ逆境すらも肥やしにし、さらに力を付けていく。

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的とし、軽量化処理やオリジナルからトリミングし切り取って用いているものがある。

【引用元】

防衛省兵庫地方協力本部 公式Webサイト(顔写真)

http://www.mod.go.jp/pco/hyogo/know/honbuchyou.html

防衛省岩手地方協力本部 公式Webサイト(災派写真)

http://www.mod.go.jp/pco/iwate/5enngo/yobiji-saiha.html

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コメント

  1. 佐々木良弘 より:

    六車昌晃陸将補昇任おめでとうございます。在任中は、お世話になりました。有難う御座いました。 佐々木。

    • ytamon より:

      佐々木様コメントありがとうございます。
      六車将補、私からもお祝いを申し上げたいと思います。
      ご昇任、誠におめでとうございます。

      佐々木様はおそらく、退役された元自衛官でいらっしゃるのでしょうか。
      併せまして、在職中の国防に対する多大なご尽力に敬意を申し上げます。
      お疲れ様でした、ありがとうございました。