井土川一友(いどがわ・かずとも)|第35期・陸上自衛隊

井土川一友は昭和43年8月13日生まれ、宮崎県国富町出身の陸上自衛官。

防衛大学校第35期の卒業で幹候72期、出身職種は普通科だ。

平成28年7月(2016年7月) 第24代自衛隊沖縄地方協力本部長・陸将補

前職は陸上幕僚監部人事部人事計画課長であった。

35期組の絶対エースの一人である井土川だ。

2018年2月現在、沖縄地方協力本部長として活躍をしているが、この沖縄地本長ポストは東京や大阪と並んで数少ない将補職相当の地本長ポストである。

沖縄地本長のポストが将補相当職になったのは2008年。

この記事をポストしている時から遡ること、ちょうど10年前になるが、その間に地本長を務めた幹部の多くが、その後さらに出世を重ねてる、エース級の幹部が座る指定席となっている。

なお井土川は第24代の沖縄地本長にあたるが、2018年2月現在で現役の沖縄地本長経験者は井土川を含めて4名。

第21代~第23代で地本長を務めた者たちだが、以下の最高幹部たちだ。

第21代 上尾秀樹(第29期)・防衛大学校幹事

第22代 本松敬史(第29期)・統合幕僚副長

第23代 山根寿一(第33期)・東北方面総監部幕僚副長

ご覧のように、いずれの3名も同期1選抜で出世を続けている最高幹部であり、上尾と本松については、29期組の陸上幕僚長候補として、最後まで残った最高幹部だ。

山尾も33期1選抜で陸将補に昇った幹部であることから、33期組1選抜で陸将に昇り、33期の陸幕長候補に最後まで残る可能性が非常に高い。

つまり沖縄地本長ポストは、同期の中でももっとも凄い、仕事のできる切れ者が着任するポストとしてすっかり定着したと言うことである。

言い換えれば、それほどまでに防衛省は沖縄を重視しており、その地元対応の実務責任者である沖縄地本長には、これ以上優秀な人間はいないという人材を充ててきたと言うことである。

ではその後任である井土川についてはどうだろうか。

井土川が陸上自衛隊に入隊したのは平成3年3月。

1等陸佐に昇ったのが平成22年1月で、陸将補に昇ったのは28年7月だ。

つまり、井土川も35期の同期1選抜でスピード昇任を続けている、文字通りの超が付く、スーパーエリートである。

防衛省は今回も、これ以上優秀な人間は逆さに振っても出てこないというエースを、沖縄県民と防衛省自衛隊の架け橋役に選んだ。

なおその35期組だが、最初の陸将補が選抜されたのが2016年夏の将官人事であり、まだ陸将に昇る年次に達していない。

そして2018年2月現在で、陸将補にあるのは以下の幹部たちだ。

井戸川一友(第35期)・沖縄地方協力本部長(2016年7月)

上田和幹(第35期)・北部方面総監部幕僚副長(2016年7月)

遠藤充(第35期)・第3施設団長(2016年7月)

戒田重雄(第35期)・西部方面総監部幕僚副長(2016年7月)

坂本雄一(第35期)・中部方面総監部幕僚副長(2017年3月)

※肩書は全て2018年2月現在。( )は陸将補昇任時期。また、2017年12月の将官人事で昇任した期別不明の将補がいるため、追記する可能性あり。

以上のように、まずは井土川、上田、遠藤、戒田の4名が35期の出世頭であり、この4名を中心に35期組の陸幕長候補レースが展開されることになるだろう。

とりわけ、2018年2月現在で沖縄では、宮古島と石垣島に陸自の新しい駐屯地建設を進めている真っ只中であり、その地元対応は極めて重要な仕事になる。

そのため、井土川に掛かる陸自内外の期待は極めて大きく、この仕事で大いに成果を出すことが、今後の井土川のキャリアにも大きな影響を与えることになりそうだ。

ご尊父の井土川一文さんも元自衛官。

父の背中を見て育った井土川も、高校を卒業する頃には国防への熱い思いが芽生え防衛大学校に進んだというが、ご尊父も大いに喜んでおられるのではないだろうか。

35期組の陸幕長レースは始まったばかりだが、与えられた重責と期待にしっかりと応え、成果を出し続けているエリートたちがいる。

彼らの活躍からは目を離すこと無く、今後とも応援したい。

本記事は当初2017年9月4日に公開していたが、加筆修正が重なったので2018年2月11日に整理し、改めて公開した。

◆井土川一友(陸上自衛隊) 主要経歴

平成
3年3月 陸上自衛隊入隊(第35期)
4年3月 第12普通科連隊(鹿児島県国分市)
7年3月 中央資料隊付(タイ語研修)(東京都新宿区)
10年8月 陸自幹部学校学生(東京都目黒区)
12年8月 普通科教導連隊中隊長(静岡県御殿場市)
14年1月 3等陸佐
14年3月 中央業務支援隊付(住友商事)(東京都新宿区)
15年3月 陸上幕僚監部防衛部運用課(同上)
17年7月 2等陸佐
18年3月 統合幕僚監部運用部運用1課(同上)
19年3月 陸上幕僚監部防衛部防衛課(同上)
22年1月 1等陸佐
22年3月 米陸軍戦略大学(米国ペンシルバニア州)
23年7月 陸上幕僚監部防衛部防衛課(東京都新宿区)
23年8月 陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛班長(同上)
25年8月 第43普通科連隊長(兼)都城駐屯地司令(宮崎県都城市)
26年8月 陸上幕僚監部人事部人事計画課長(東京都新宿区)
28年7月 自衛隊沖縄地方協力本部長(沖縄県那覇市) 陸将補

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

主要経歴については、将補以上の階級のものにあっては防衛年鑑あるいは自衛隊年鑑も参照。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省 沖縄地方協力本部公式Webサイト及びFacebook(顔写真など)

http://www.mod.go.jp/pco/okinawa/okinawa1/honbutyo/honbutyo.html

https://www.facebook.com/1538795643093386/

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