眞弓康次(まゆみ・やすじ)|第31期・陸上自衛隊

眞弓康次は昭和39年6月生まれ、大分県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第31期(理工学研究科)の卒業で幹候68期、出身職種は武器科だ。

平成29年8月(2017年8月) 陸上自衛隊武器学校長兼土浦駐屯地司令・陸将補

前職は監察本部監察官であった。

将官クラスでは余り多く見ない、武器科出身の陸将補だ。

その名の通り、火器や弾薬、武装車両、誘導武器の補給や整備を行う他、不発弾処理も行う部署であり、いわば需品科の武器版と言っていいだろう。

武器という、取扱いを誤ればエライことになるものを対象としているだけに、その補給や兵站には、需品科とはまた違うノウハウが有ることから、職種として独立している。

その武器科において、一つの頂点に当たる職である武器学校長に補職されているのが眞弓ということになる。

なお、後方支援職種という大きな枠組みで見れば、この後職としてさらに出世を重ねていく場合、補給処の処長に昇ることが多い。

そして後方支援系の最高職種といえばやはり補給統制本部長ということになるだろう。

補給統制本部長は、師団長以上の格があるポストにあたるので、その後職としては方面総監クラスということになる。

職種の頂点が武器学校長、後方支援職種の頂点が補給統制本部長、ここまでで成果を積み上げ、全軍を俯瞰する能力が認められれば、方面総監に昇り、さらにその先に道が拓ける。

そういった意味では、眞弓はまだ31期の陸将補であり、次の異動でさらに責任あるポストを任されることが期待される要注目の最高幹部の一人だ。

その31期組だが、どれだけ出世が早いものでもまだ陸将に上がれる年次ではない。

順調に行けば、2018年夏の将官人事で最初の陸将に昇るものが出るであろう世代だ。

なお、その31期組は、いわば陸将補最多人数世代であり、やはり数が多い。

全部で95名いる陸将補のうち、31期組は14名を占める(2017年11月現在)。

下記の幹部たちだが、おそらくこの中から、5年後程度をめどに方面総監や陸上総隊司令官、あるいは陸上幕僚長に昇るものが出てくるであろう。

鵜居正行(第31期)・第3施設団長  兼ねて南恵庭駐屯地司令

沖邑佳彦(第31期)・陸上幕僚監部運用支援・訓練部長

片岡義博(第31期)・第1特科団長兼ねて北千歳駐屯地指令

亀山慎二(第31期)・中央情報隊長

竹本竜司(第31期)・第11旅団長

中野義久(第31期)・東部方面総監部幕僚長兼ねて朝霞駐屯地司令

野村悟(第31期)・中央即応集団副司令官

原田智総(第31期)・第15旅団長

蛭川利幸(第31期)・中部方面総監部幕僚長

藤岡登志樹(第31期)・陸上自衛隊富士学校副校長

前田忠男(第31期)・陸上幕僚監部防衛部長

眞弓康次(第31期)・陸上自衛隊武器学校長兼土浦駐屯地司令

森脇良尚(第31期)・第2師団副師団長

吉野俊二(第31期)・陸上自衛隊化学学校長兼大宮駐屯地司令

(肩書はいずれも2017年11月現在)

数が多いので、このうち1選抜で陸将補に昇ったものだけをご紹介すると、沖邑、竹本、原田、前田の4名だ。

いずれも平成24年7月に陸将補に昇った。

眞弓はそれから遅れること2年5ヶ月、平成27年2月の陸将補昇進と言うことになるので、まずは陸上幕僚長候補という意味では遅れを取っているかもしれない。

しかし、後方支援の兵站部門は、確実な現場経験の上で身につけた指揮能力こそが重要になる職種だ。

どの職種もそうであるとは言え、特に、机上の理論に上滑りしない堅実で確実な部隊運用が求められる領域である。

その意味では、1選抜(1番乗り)で1等陸佐に昇ってから9年間、現場指揮を執り続けた眞弓の知見は極めて頼もしい。

おそらく後職では、北海道や関西、九州あたりの補給処長に着任することが予想される。

その後のことはさすがに今の段階では予想がつかないが、きっと兵站・補給系でさらに活躍し、要職を歴任していくことになるだろう。

その活躍に注目し、楽しみに追っていきたい。

◆眞弓康次(陸上自衛隊) 主要経歴

昭和
62年3月 陸上自衛隊入隊(第31期)
年 月 第1師団司令部付

平成
年 月 第1後方支援連隊本部第3科後方計画幹部
年 月 防衛庁防衛局調査第1課
年 月 防衛庁防衛局調査課
年 月 第13後方支援連隊武器大隊本部改編準備室長
年 月 第13後方支援連隊武器中隊長
年 月 調査学校語学教育部第1教官室教官
10年1月 3等陸佐
13年7月 2等陸佐
14年3月 陸上幕僚監部人事部人事計画課企画班総括
17年12月 陸上幕僚監部総務課広報室副室長
18年1月 1等陸佐
19年8月 陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課総括班長
21年8月 幹部学校教育部兵站教官室教官
21年12月 第10後方支援連隊長
23年4月 西部方面総監部人事部長
25年8月 陸上自衛隊補給統制本部整備計画部長
27年2月 陸上自衛隊補給統制本部副本部長 陸将補
27年12月 第3師団副師団長
28年7月 監察本部監察官
29年8月 陸上自衛隊武器学校長兼土浦駐屯地司令

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

主要経歴については、将補以上の階級のものにあっては防衛年鑑あるいは自衛隊年鑑も参照。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省陸上自衛隊 第3師団公式Webサイト師団だより(顔写真及び離任式)

http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/prmagazine.html

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