大場智覚(おおば・ともあき)|第40期・陸上自衛隊

大場智覚は宮城県栗原市出身の陸上自衛官。

防衛大学校第40期の卒業で幹候77期、職種は普通科だ。

生年月日は判明しないが、第40期の卒業であれば昭和48年度の生まれであると思われる。

平成30年3月(2018年3月) 第22普通科連隊長兼多賀城駐屯地司令・1等陸佐

前職は陸上幕僚監部人事教育部であった。

なお、某SNSには大場本人と思われるアカウントがあり、友人登録も自衛隊関係者が多くいるので間違いないと思われるが、防衛大学校の卒業年次が1997年(平成9年)と記載されている。

一方、第22普通科連隊の公式Webサイトでは平成8年3月の卒業となっており食い違いが謎だが、とりあえず公式Webサイトの内容を優先し、記載している。

2018年4月現在、第22普通科連隊長を務める大場だ。

40期組の40代なかばであり、今後10数年に渡り我が国の平和と安全を支え、或いは指揮していく、安全保障の中心として活躍していく世代である。

その大場が指揮を執る第22普通科連隊は、大場の出身地である宮城県に所在する、東北を代表する精鋭部隊として知られる。

東日本大震災においては駐屯地にも津波が押し寄せ、すでに各種車両の準備も万端に、救援物資を満載しグラウンドに整列していた車列が流され、駐屯地自体も深刻な痛手となる被害を受けた。

にも関わらず、当時の連隊長、國友昭(第29期)の指揮により、津波が引き始めた当日の夜には手こぎボートで人命救助に向かい、多くの人命を救助したことは、今も地元に語り継がれる22連隊の逸話だ。

なおこの際、國友は「72時間のリミット」まで、所属自衛官に人命救助の公務優先を厳命し、家族の安否確認に自宅に戻ることを禁止するという過酷な命令を下している。

このような活躍もあり、最終的に多賀城の第22普通科連隊が救出した命は実に4700人以上。

発見しご家族にお引き渡ししたご遺体は450名を数えた。

その一方で、22連隊所属のレンジャー資格を持つ精鋭隊員が1名、休暇中にもかかわらず地震の発生を受け、駐屯地に戻る最中に津波に巻き込まれ命を落とした。

責任感の強さ故に、公務に復帰しようとしたことで命を落とす大変痛ましい事故になったが、他にも隊員の家族を含め、被災者・一時行方不明になったものを含めると自衛隊関係者も深く傷ついた震災である。

そのため「72時間のリミット」を過ぎ、初めて家族の安否確認が許された自衛官の中には、避難所で初めて妻子の無事を確認するとその場で家族を抱きしめ、周囲をはばからずに大声で泣き出すものもいたという。

あの震災における自衛隊の活躍はもはや伝説的であり、我々国民との距離感も極めて近くなった出来事となったが、その一方でこれほどまでに、一人の人間としては自衛官もまた、ギリギリのところで戦っていた。

そのことを、私達国民は決して忘れてはならない。

さて、そのような精鋭・22普通科連隊を率いることになった大場だが、陸上自衛隊に入隊したのは平成8年3月。

40期組の若さであり、まだ将官に昇る年次に達していない。

40期組は、1選抜将補の選抜は2021年の予定であり、2018年4月現在では1佐が出世頭だ。

そして大場は、1等陸佐に昇ったのが平成27年1月だったので、40期組の1選抜(1番乗り)のスピード出世であった。

さらに平成15年8月から2年間、幹部学校となっていることから、CGS(指揮幕僚課程)を修了していると考えて間違い無さそうだ。

陸幕でも、防衛と人事系のエリート街道の補職を歴任していることから、40期組の中でも、確実に将来を嘱望されている幹部の一人と言うことになるだろう。

1選抜将補は陸上自衛隊の場合、近い将来の陸上幕僚長候補に残ることを直接意味する。

そのため、3年後の選抜に向けて40期組は今が一番、現場でも中央でも、もっとも過酷な仕事を任されて、日々奮闘している年次にあたる。

その活躍には要注目であり、ぜひ目を離すこと無く、今後とも応援して欲しい。

◆大場智覚(陸上自衛隊) 主要経歴

8年3月 陸上自衛隊入隊(第40期)
9年3月 第6普通科連隊(美幌)
14年3月 普通科教導連隊(滝ヶ原)
15年8月 幹部学校(目黒)
17年8月 西部方面総監部防衛部(健軍)
19年3月 第1普通科連隊中隊長(練馬)
20年3月 陸上幕僚監部人事部(市ヶ谷)
23年4月 第12普通科連隊第3科長(国分)
24年3月 陸上幕僚監部防衛部(市ヶ谷)
26年8月 陸上幕僚監部防衛部(市ヶ谷)
27年1月 1等陸佐
27年8月 幹部学校(目黒)
28年7月 陸上幕僚監部人事教育部(市ヶ谷)
30年3月 第22普通科連隊長兼多賀城駐屯地司令

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

主要経歴については、将補以上の階級のものにあっては防衛年鑑あるいは自衛隊年鑑も参照。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省陸上自衛隊 第22普通科連隊公式Webサイト(プロフィール写真)

http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit_hp/22i_hp/rentaisyoukai/rco/rco.html

防衛省陸上自衛隊 第6師団公式Webサイト(プロフィール写真及び演習写真)

http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/6d/unit/22i.html

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