吉野俊二(よしの・しゅんじ)|第31期・陸上自衛隊

吉野俊二は昭和38年6月生まれ、大阪府出身の陸上自衛官。

防衛大学校第31期の卒業で幹候68期、出身職種は化学科だ。

平成27年12月(2015年12月) 化学学校長・陸将補

前職は第15旅団副旅団長兼ねて那覇駐屯地司令であった。


(画像提供:米陸軍第10支援群公式facebook

2018年7月現在、化学学校長を務める吉野だ。

なお今回、防衛省の公式Webサイトでは、吉野であると判別できるような画像がほとんど見つからなかった。

そのため上記、在沖縄の米陸軍第10支援群の公式フェイスブックサイトから画像を引用させて頂いている。

同群司令官が化学学校に吉野を訪問した際の画像だ。

ただ、在日米陸軍の各種サイトを確認した際、どうやら軍のロゴ関係の画像は勝手に使っちゃダメよ、というルールがあるらしいのはわかったのだが、画像の使用に関する明確な規約には行き当たれなかった。

そのため万が一、米陸軍に怒られたら、すぐに画像をNBC偵察車などに差し替えるかも知れない。その際はどうか、ご容赦願いたい。

改めて、吉野の話だ。

武器科出身の将官は正直珍しい気がするが、ご存知のように我が国における敵性勢力からの攻撃でもっとも可能性が高く、なおかつ脅威度が高いものにNBC(Nuclear:核兵器、Biological:生物兵器、Chemical:化学兵器)テロがある。

正面からの攻撃に関しては、陸海空自衛隊の戦力・士気の充実を考えると、今の我が国に対し攻撃を仕掛けるのは軍事的合理性が高いとは言えないだろう。

攻撃側の被害が甚大であることが確実な上に、その代わりに得るであろうと想定されるものに、そこまでの対価が無いからだ。

これもひとえに、自衛隊の日頃の訓練と、練度の高さ故の結果である。

一方で、NBCテロは違う。

攻撃側にはあらゆる意味でのコストが低い上に、攻撃を受ける側の被害は甚大であり、政情不安や経済的ダメージなど長期に渡る国力への影響も、深刻なものになることが予想される。

そのためNBCテロは、我が国がもっとも恐れるべき敵性勢力からの攻撃の一つであり、それに対する備えはもちろん、万が一の際には被害を最小限に抑え込む知見の蓄積と訓練を欠かすことができない。

その最前線に立つのが陸上自衛隊の化学学校であり、化学科のエキスパートとして活躍してきた吉野だと言えるだろう。

戦闘機や護衛艦のような、わかりやすい活躍をする防人ではないが、しかし確実に、その幹部曹士の活躍は我が国の平和の為に不可欠な存在だ。

むしろ攻撃側の「お手軽さ」を考えると、こちらの方こそもっとも深刻な最前線であると言っても良いかもしれない。

ぜひ、そういう意味でも陸自の化学科には注目をして欲しい。

ではそんな科学分野のトップとも言える吉野とはどんな男なのか。

そのキャリアをもう少し詳しく見てみたい。

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