竹内哲也(第11旅団副旅団長・1等陸佐)|第37期・陸上自衛隊

竹内哲也は防衛大学校第37期卒業の陸上自衛官。

幹候は74期の卒業で、職種は野戦特科だ。

生年月日は判明しないものの、第37期はストレートの場合、昭和45年度生まれの年次にあたる。

平成30年8月(2018年8月) 第11旅団副旅団長兼ねて真駒内駐屯地司令・1等陸佐

前職は陸上幕僚監部指揮通信システム・情報部情報課長であった。


(画像提供:陸上自衛隊第11旅団公式Webサイト

2018年8月現在、第11旅団副旅団長兼ねて真駒内駐屯地司令を務める竹内だ。

真駒内駐屯地は北海道の札幌に所在する、北部方面隊の中核をなす大規模駐屯地であり、大都市防衛の要となる。

2019年度には、四国の第14旅団に続き即応機動旅団化が予定されている、非常に重要な過渡期にあたる。

その即応機動旅団化だが、肝になるのはやはり、普通科連隊の機動連隊化だ。

常時諸職種混成からなる部隊を編成し、軽武装で高機動力を活かした展開力で、日本全国どこにでも駆けつけられるようその戦力を再編する。

2018年度は、相対的に南方の脅威が高まり、北方の脅威が減少している国際情勢にある。

とはいえもちろん、ロシアの南下は国家の本能ともいうべき習性であり、どれだけ日露関係が良くなろうとも、いや良い時だからこそ、その警戒を緩めるべき相手ではない。

そのために陸自が出した答えの一つが、軽武装で高機動力を活かす陸上戦力の再編であった。第11旅団が北方の警備を担当しつつ、有事には南方に駆けつけられるようにするには、予算に限りのある現場では、これが目先の最適解であっただろう。

そして竹内は、副旅団長としてその改編期にあたり旅団を預かるという、極めて重い責任を担っていることになる。

ところで2018年7月に発生した西日本豪雨の際は、この第11旅団からも多くの隊員や物資・車両が被災地に駆けつけ、復興活動にあたった。

近場にはいくらでも部隊があるのに、なぜわざわざ北海道の札幌から救援に駆けつけるのか。

東日本大震災のように、全軍体制で支援にあたったわけもないのに、不思議に思った人はいないだろうか。

もちろん、被害の発生にあってはまず、近傍の部隊が取るものも取りあえず駆けつけ、不眠不休で救助・復興活動にあたる。

しかし、その増援にあってはこのように、北海道など遠方から部隊が移動し、救援に駆けつけることがとても多い。

熊本地震の際には、宮城の大和駐屯地から遠く熊本まで、第6偵察隊がバイクを運転して被災地に駆けつけたと記憶している。

これは有事に際し、遠方から実際に長駆部隊を移動させるに際しどのような問題が発生するのか。

また必要な物資や輸送手段は緊急事態でも確保できるのか、といったようなシミュレーションを兼ねて行われているものだ。

もちろん、各部隊・各隊員の願いは一つであり、被災者の迅速な救助と一日も早い復興であることは疑いようがない。

しかし実際に任務にあたっては、東日本大震災の時もそうだったが、大部隊が動くと必ず様々な問題が生じる。

実際にあの震災にあっては、交通インフラの大規模破壊が伴ったので東北は完全に陸の孤島と化してロジスティックスに大きな課題を残し、その後の改善に役立てられている。

有事に際し、遠方から部隊が駆けつけるに際しては、このような実戦を想定した過酷な訓練も兼ねて実施されていることをぜひ、覚えておいて欲しい。

そして高速のSAなどで休憩する部隊を見かけたら、「お疲れ様です」と一言だけでも、励ましの声を掛けてもらえたら幸いだ。

さて、ではそんな過渡期にある重要な第11旅団を預かる竹内とは一体どんな幹部なのか。

そのキャリアについて、少し詳細に見ていきたい。

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