吉田泰輔(よしだ・たいすけ)は大阪府出身の陸上自衛官。
防衛大学校第45期の卒業(応物)で幹候82期、職種は施設科だ。
生年月日は判明しないが、第45期はストレートの場合、昭和53年度の生まれということになる。
平成30年3月(2018年3月) 第10施設大隊長・2等陸佐
前職は統合幕僚監部防衛計画部であった。
なお、第10施設大隊長としての指導方針は以下の通り。
【統率方針】
真に戦える施設大隊の育成
【要望事項】
挑戦
(画像提供:陸上自衛隊第10師団公式Webサイト 10師団だより79号)
2018年8月現在、第10施設大隊長を務める吉田だ。
コテコテの関西人であり、大阪の中でも特に大阪らしい大和川より南、南大阪出身の幹部である。
テレビなどでよく見かける、ハイテンションでだんじりを引っ張り回す大阪のイメージは、この南大阪のものだ。
おそらく吉田も、その文化や伝統を今も守りながら、自衛官として活躍しているのではないだろうか。
なおその吉田。
公式サイトのプロフィール画像は、縦横比率が少しおかしいのかやや太ったように見えるが、防衛大学校時代は800mの選手であった。
そして在学当時、防衛大学校歴代11位となる1分57秒の記録を出している。
800mを1分57秒で走るというのは、100mを15秒ペースよりも早く走るということだ。
陸上競技の中でももっとも過酷と言われる800m走だが、それもそのはずで、感覚的には100m全力ダッシュの90%くらいの勢いで、800mを走るようなものである。
強靭な心身の持ち主でなければとてもできない競技であり、あるいはこの辺りからも、800mという種目を選んだ吉田の人となりが窺えるかもしれない。
そしてその吉田が、2018年8月現在で務めるのは第10施設大隊長。
第10施設大隊は中部方面隊隷下、第10師団の施設部隊として愛知県の春日井駐屯地に所在し、国際貢献活動や民生活動での活躍も非常に多い。
着任式では、
と述べるなど、人間関係の重要性を特に強調し、また個人としての成長を求めたことがとても印象的な着任の辞であった。
またそれにも増して、自分たちには軍人と同等の覚悟が必要な存在であることを併せて強調し、その覚悟を部下に対して求めたのも印象的であった。
40歳にして1個大隊、およそ350名の部下を国家から任される男は、やはり一味違う。
そんな頼もしさを感じさせてくれる、若き45期の大隊長である。
ではその吉田とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできた幹部なのか。
その経歴と併せ、少し詳細に見ていきたい。
コメント
私が10施設にいた頃の大隊長は年配の人が多かったけど…
若返りがみられるな❗
当時の防大出身の小隊長はなにをやっているだろうか…
久本様コメントありがとうございます。
元自衛官(現役自衛官?)でいらっしゃるのですね、お疲れ様です。
そうですね、45期といえばおそらく40歳前後の大隊長ですから、若き頼もしい大隊長です!
防大出身の小隊長といえば初級幹部でしょうか。
おそらく、立派な幹部になっているはず!?