藤田浩和(陸上総隊幕僚長・陸将)|第28期・陸上自衛隊

藤田浩和(ふじた・ひろかず)は昭和36年4月生まれ、大分県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第28期の卒業で幹候65期、出身職種は高射特科だ。

平成30年3月(2018年3月) 陸上総隊司令部幕僚長・陸将

前職は陸上自衛隊高射学校長兼下志津駐屯地司令であった。

なお、陸上自衛隊高射学校長兼下志津駐屯地司令であった時の指導方針は以下の通り。

【統率方針】

「将来の高射特科を担う人財の育成」

【要望事項】

「一意専心」
「和」

【駐屯地司令要望事項】

「明るい駐屯地」
「美しい駐屯地」
「誇れる駐屯地」


(画像提供:陸上自衛隊陸上総隊公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊高射学校公式Webサイト

2018年10月現在、初代となる陸上総隊司令部幕僚長を務める藤田だ。

2018年3月に、従来の中央即応集団を発展的に解消する形で新編された陸上総隊の、その最初の幕僚長と言うことになる。

新たな伝統を作り、我が国の最精鋭部隊の頭脳として期待される、極めて責任の重いポストだ。

なおそんな要職にある藤田だが・・・

最初にお詫びしておくと藤田について、更新前の記事(2017年9月付)では、高射学校長を最後に退役するだろう、と予想していた。

既に28期組の勇退が始まっていた上に、在職期間が2年半を越えるなど、最高幹部の補職としては長期に及んでいたこと。

職種学校長という、行き着くところまで行き着いたイスに在ったことなどが理由だが、結果として藤田は、陸将に昇任の上でこの極めて重要なポストに着任するという、予想の大外しをしてしまっている。

藤田陸将様、大変失礼いたしました。

m(_ _)m

さて、その陸上総隊の幕僚長にある藤田だ。

第1空挺団、水陸機動団、特殊作戦群、第1ヘリコプター団、中央即応連隊など、あらゆる事態に即応する精鋭部隊を率いることはもちろん、有事の際には全国の方面隊を指揮する機能も持つ、文字通り我が国の防衛の要となる。

その司令官ポストは、形の上では方面総監と同等の指定職5号だが、実運用上は方面総監の上位に位置し、次期陸上幕僚長にもっとも近い幹部の指定席となるだろう。

組織としても、方面隊の一段上の位置づけとなっているために、幕僚長のポストが陸将であるのも、この陸上総隊だけとなっている。

あらゆる部隊の能力だけでなく、特殊作戦や海空自衛隊との連携にも通じている事が求められる、まさに全軍を俯瞰する能力を持ち合わせた陸将にしか務まらないポジションだ。

その幕僚長に着任した藤田にかかる自衛隊内外の期待は極めて大きい。

なお、その藤田がサポートする陸上総隊司令官も、同じ28期組のトップエリートである住田和明(第28期)だ。

なおかつ出身職種が同じであり、陸上総隊のトップとNo.2が共に高射特科というのもなかなか無いような状況となっているが、2018年現在の安全保障環境の中で、その役割が非常に大きくなっている職種だ。

あるいは今後も、高射特科出身の幹部が、最高幹部の中でより目立つ存在になっていくのかも知れない。

では、そんな重職にある藤田とは、これまでどんなキャリアを歩んできた幹部なのか。

少し詳細に、その経歴を見て行きたい。

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