山田真史(航空支援集団司令官・空将)|第28期・航空自衛隊

山田真史(やまだ・まさし)は昭和36年8月生まれ、長崎県出身の航空自衛官。

防衛大学校第28期の卒業で幹候74期、専攻は応用物理学科であり、出身職種は飛行だ。

F-15戦闘機パイロット、いわゆるイーグルドライバーであり、空の現場を知り尽くす最高幹部である。

平成29年8月 航空支援集団司令官・空将

前職は西部航空方面隊司令官であった。


(画像提供:航空自衛隊西部方面隊公式Webサイト


(画像提供:航空自衛隊西部方面隊公式Webサイト

2018年11月現在、航空支援集団司令官の要職を務める山田だ。

航空支援集団は、航空総隊を直接サポートするいわば我が国の航空戦力の屋台骨であり、航空総隊と裏表の関係を為す。

具体的には、航空総隊の活動に必要となる航空輸送、航空保安管制、航空気象、飛行点検、航空機動衛生の5つをその任務の柱にする。

なお航空機動衛生とは、「空飛ぶICU」と評される高度な医療設備を備えたユニットを輸送機に持ち込み、機動的に重症・重篤患者の下に駆けつけ、その救命率を向上させる部隊だ。

2018年11月現在では、公募幹部であり、東大病院の集中治療部や国立がん研究センターの集中治療科で腕を磨いた山口大介(公募幹部)が衛生機動隊長を務めている、一風変わった組織である。

また航空輸送も、一般的な物資の輸送や陸上自衛隊の各種戦闘部隊の輸送という任務だけでなく、変わり種としては政府専用機の運用も行う。

内閣総理大臣や天皇陛下のご外遊の際、B747-400を運用して我が国の外交を足元から支えているのもこの航空支援集団であり、その隷下にある特別航空輸送隊だ。

なお、2018年11月現在で、その特別航空輸送隊を務めるのは1等空佐の富﨑秀樹(第35期)

F-15が戦闘機パイロットしての一つの頂点とすれば、特別航空輸送隊で政府専用機のパイロットに選ばれることは、我が国のパイロットとしての一つの頂点を極めるポジションと言ってよいだろう。

国家にとってもっとも重要な要人の命を預けられる、まさに航空自衛隊だけでなく、我が国を代表する空の戦士だけが着任できるポジションだ。

航空保安管制、航空気象、飛行点検といった任務は、多くの言葉を必要としないだろう。

航空戦力が航空戦力として、想定通りの力を発揮し戦うために、無くてはならない要素であり、これなくして空の戦いに勝利はない。

そう言った意味では、航空支援集団とは航空総隊の裏表と言うよりも、手足であり、五感であり、戦力そのものと言っても良いかも知れない。

このプロフェッショナル集団の存在なくしては、航空総隊はたったの1機の戦闘機の運用すらも、できることはないだろう。

では、我が国の航空戦力を支えるそんな航空支援集団を率いる山田とはどんな男なのか。

どのような経歴を歩み、このポジションに着任したのだろうか。

少し詳細に、そのキャリアを見ていきたい。

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