山下万喜(自衛艦隊司令官・海将)|第27期・海上自衛隊

山下万喜(やました・かずき)は昭和35年8月2日生まれ、熊本県出身の海上自衛官。

防衛大学校は第27期(電気工学)、幹候は第34期の卒業だ。

平成28年12月(2016年12月) 自衛艦隊司令官・海将

前職は佐世保地方総監であった。


(画像提供:海上自衛隊自衛艦隊司令部公式Webサイト


(画像提供:海上自衛隊自衛艦隊司令部公式Webサイト

2018年11月現在、海上自衛隊のほぼ全ての実力組織を率いる、自衛艦隊司令官を務める山下だ。

自衛艦隊という名前から、水上艦艇部隊の統率者である印象を受けるかも知れないが、航空集団、潜水艦隊、掃海隊群を始めとした、あらゆる部隊を率いる組織の司令官である。

有事の際に防衛大臣からの指揮命令を受け、部隊の指揮を実際に執る重要な任務を担うポストだ。

「将」としての格は、陸上総隊司令官、航空総隊司令官と同格となる指定職5号だが、他に海自では、佐世保地方総監と横須賀地方総監が、同格の扱いとなる。

実際に海上自衛隊では、自衛艦隊司令官、横須賀・佐世保の地方総監、それに海上幕僚副長の4名から、次の海上幕僚長が選任される人事が慣例になっており、この4ポストが、海上幕僚長を除く海自の最重要幹部と言ってよいだろう。

その一角である、自衛艦隊司令官の重責を担う山下である。

さらに山下は、その前職では同じ指定職5号の佐世保地方総監までも務めた。

「海上幕僚長直前ポスト」である重責を2つこなしており、もはや誰がどう考えても、2018年12月、すなわちこの記事をポストしてから1ヶ月以内となる間もなくに、海上幕僚長に昇任することは誰の目にも明らかだ。

中央(海上幕僚監部)でも、班長ポストは防衛、課長ポストは装備体系課長に補任課長、部長ポストは防衛である。

現場でも中央でも、過去に海上幕僚長に着任した最高幹部たちが歩んできた最重要ポストをすべてこなしてきており、もはや山下が、村川豊(第25期)の跡を継がない理由が見当たらない。

全てのキャリアが、海上幕僚長に昇るために設計されてきたかのような、近年稀に見るほどに充実した経歴を誇る最高幹部である。

しかし、本当に山下は、このまま順調に第34代海上幕僚長に着任することがあるのだろうか。

一部の軍事ジャーナリストなどの雑誌への寄稿を見ていると、既定路線であるという意見と、いや難しいのではないか、という意見が混在しており、意外にも意見は分かれている。

しかしさすがに、今の時期(2018年11月下旬)であれば、もはや関係者に内示は出ているだろう。

今更何を言っても変わるわけはないのだが、だからこそ、ではなぜ山下の海幕長昇任は無いのではないか、ということを言っている評論家がいるのか。

その辺りを含めて、少し次期海上幕僚長人事についても、予想を入れていきたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする