梅木正造(陸上総隊運用部副部長・1等陸佐)|第38期・陸上自衛隊

梅木正造(うめき・まさなり)は昭和46年9月12日生まれ、大分県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第38期の卒業で幹候75期、職種は施設科だ。

平成30年8月(2018年8月) 陸上総隊司令部運用部副部長・1等陸佐

前職は12施設群長兼ねて岩見沢駐屯地司令であった。

なお、第12施設群長及び岩見沢駐屯地司令であった時の指導方針は以下の通り。

【統率方針】

「事態即応 任務完遂」

【要望事項】

「使命の自覚 目標の確立 着実な実行」

【駐屯地司令要望事項】

「厳正な規律の保持」
「信頼される地域社会の一員たれ」


(画像提供:陸上自衛隊岩見沢駐屯地公式Webサイト 広報誌いわみざわ30号)

2018年11月現在、陸上総隊司令部で運用部副部長を務める梅木だ。

陸上総隊は、有事の際には我が国の全ての実力組織を統率する可能性がある組織であり、また直下にも、水陸機動団や第1空挺団と言った我が国を代表する、精鋭無比の部隊を持つ組織である。

その部隊運用をプランニングし、部隊の采配を行う部署で副部長、すなわち実務担当者に抜擢された、梅木に対する期待の大きさが窺えるポストを任されている。

その梅木について。

これほどの要職を任される幹部なので、そのキャリアの多くがとても印象深いものになっているが、敢えて挙げるとすれば、第4次イラク復興業務支援隊の一員として、イラクのサマーワに赴任していることだろうか。

いうまでもなく、国際貢献活動と言えば、梅木がそのエキスパートである施設科の本領発揮と言ったところだが、この際の梅木は支援群の方ではなく支援隊の方。

つまり、実際にインフラを整備し施設を建設する部隊ではなく、現地政府と外務省や日本政府との調整を行う部隊の一員として渡っている。

また、その後の梅木のキャリアと併せてのお話になるが、イラク赴任前後でも、梅木には沖縄での勤務や情報系の部署での活躍が目立つ。

これはすなわち、正しい情報を入手・分析し、難しい環境の中でどのように、当事者・関係者の利害調整をはかるのか。

そう言った領域で非常な強みを発揮してきたことが窺えるキャリアであると言えるだろうか。

特に平成23年には、沖縄地方協力本部の渉外補佐官という非常に困難な部署にあり、1等陸佐として極めて重要な重責を果たしている。

施設科の幹部として、その職種部隊での活躍ももちろん目立つが、それよりも目を引くのはこのような、決して目立つことはないが我が国の国益のために、黒子になって尽力をした梅木の姿だ。

利害の調整というのは、猛烈なストレスと困難が伴う非常に厳しい任務である。

そのような重責を数次に渡り任され、また成果を上げてきたことにこそ、梅木の強みと凄さがあると言ってよいのではないだろうか。

ではそんな梅木とは、これまでどのようなキャリアを過ごし、陸上総隊司令部の運用部副部長をいう重責を任されることになったのだろうか。

少し詳細に、そのキャリアを見ていきたい。

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