山本方之(やまもと・まさゆき)|第29期・航空自衛隊

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山本方之は昭和37年生まれの航空自衛官。

防衛大学校第29期の卒業で職種は総務人事。

 

平成28年12月(2016年12月) 第22代航空教育隊司令兼防府南基地司令・1等空佐。

前任は第3術科学校副校長であった。

 

2017年7月現在で山本が補職されている航空教育隊司令兼防府南基地は、自衛官候補生として採用された一般隊員及び初任空曹候補生、一般空曹候補生の教育訓練を行う施設だ。

同様の機能を持つ基地は航空自衛隊にはもう一つ、熊谷基地に教育隊が編成されているが、防府南は男女共に入校可能であるのに対して、熊谷は施設の関係で男子しか入校ができない。

 

なお、2017年3月に発覚した防府南基地内での隊員男女同士によるわいせつ事件は、ともに階級が空士長なのでさすがに学生同士の行為ではない。

というよりも、候補生の教育期間中にそんなことをする時間もスキもおそらく無いので、男女が一緒であることや男子のみであることは、余り教育に影響はないだろう。

 

なお防府南基地は、陸海空自衛隊で3人目の女性将官となり、航空自衛隊初の基地司令となった柏原敬子・元空将補の任地でもあった(防府南基地司令当時は1等空佐)。

山本から数えて4代前、第18代司令であり、今は退役されて各種講演活動に従事している

 

 

山本のキャリアについては、防府南基地司令に着任する前は第3術科学校副校長、その前任地が第1術科学校副校長となっており、教育部隊の幹部としての任務が続いている。

第3術科学校は総務や会計、補給と言った後方支援要員を育てるための学校であり、第1術科学校は航空機の整備や補給、メンテナンスと言った職務に従事する要因を育てるための学校だ。

さらにその前任地は埼玉地方協力本部長であり、一貫して採用の勧誘から初年兵の教育、さらに術科での育成と、若い隊員またはその候補生たちと関わる任務に従事しているということになる。

 

総務人事のエキスパートとして入隊以来、航空自衛隊を裏方から支えてきた男が、今度は未来の航空自衛隊を担う人材の発掘と育成で国防に貢献している。

航空自衛隊というと、戦闘機や高射、救難隊といったテレビを賑わす職種ばかりに目が行きがちだが、後方支援の中でもさらに根源的な、人を発掘し育てるという機能がなければ、組織は立ち行かない。

山本が活躍しているのは、そんなフィールドである。

 

◆山本方之(航空自衛隊) 主要経歴

昭和
60年3月 防衛大学校第29期卒業

平成
18年8月 航空幕僚監部補任課人事2班長
20年4月 北部航空方面隊司令部総務部長
23年8月 第6高射群司令
24年8月 埼玉地方協力本部長
26年8月 第1術科学校副校長
27年8月 第3術科学校副校長
28年12月 航空教育隊司令兼防府南基地司令

 

◆姓名判断

才能はあるが積極的に前に出るタイプではないため、トップリーダーの参謀、もしくは人の面倒を見る仕事に従事することで結果を出す。

人生を通じて穏やかな流れがあり、波乱や想定外の出来事に苦しむ可能性も低い。

基礎運が強いため運の良さを感じることはあっても悪さを感じることは無さそうだが、博才には恵まれていないため堅実な過ごし方をするのが吉。

 

 

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的とし、軽量化処理やオリジナルからトリミングし切り取って用いているものがある。

【引用元】

防衛省航空自衛隊 防府南基地公式Webサイト(着任式及び顔写真)

http://www.mod.go.jp/asdf/hofuminami/topic-28-dec.html

http://www.mod.go.jp/asdf/hofuminami/shirei_aisatsu.html

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