小和瀬一(第14旅団長・陸将補)|少年工科学校第24期・陸上自衛隊

小和瀬一(こわせ・はじめ)は昭和38年1月生まれ、群馬県高崎市出身の陸上自衛官。

東京理科大学(電気工学)を卒業し、幹候68期を修了しているため、第31期相当の幹部ということになる。

出身職種は機甲科だ。

平成30年3月(2018年3月) 第14旅団長・陸将補

前職は陸上幕僚監部監察官であった。

なお、第14旅団長としての指導方針は以下の通り。

【統率方針】
即動必遂

【要望事項】
誇りを持て
心身を鍛えよ
力を結集せよ


(画像提供:陸上自衛隊第14旅団公式Webサイト 広報しこく第139号※PDF注意)


(画像提供:陸上自衛隊第14旅団公式Webサイト

2018年12月現在、香川県善通寺市に司令部を置き、四国全域の防衛を担う第14旅団長を務める小和瀬だ。

15歳の春、陸上自衛隊少年工科学校第24期に入学し、自衛官の道を歩み始めたため、実に40年もの長きに渡り「自衛隊のメシ」を食っているベテラン中のベテランである。

そして陸曹に任官後、勤務の傍らで東京理科大学(電気工学)の夜学に学び大卒資格を取得。

改めて幹部候補生として受験をした上で幹候68期に学び、防衛大学校第31期相当として幹部のキャリアを歩み始めた最高幹部だ。

ただでさえ忙しい、陸曹として部隊に配置されたばかりの若者が、脇目もふらずに訓練と勉強に励んだ結果として昇りつめた幹部である。

小和瀬の鉄の意志と精神力を窺い知ることができる、そのキャリアと言ってよいだろう。

ところで、いきなりの余談で恐縮だが・・・。

平成の時代、今でこそそんなことはあり得ない(多分)のだが、昭和の時代の少年工科学校は、かなりアレな学校だった。

そもそもが、人生で一番血の気が多く、「力こそ正義」の15歳の頃に、中学を卒業しすぐに入学する学校だ。

いくら自衛官の子弟が多く、あるいは国防を志して入学した子供たちが多いとはいえ、いや、だからこそと言うべきか。

そこはやはり、上級生という絶対的な存在が支配する、恐怖の学園であったそうだ・・・。

1年生にとって3年生とは、何をされても逆らわない(逆えない)絶対神。しかし、2年離れているので体格差もあり、直接の危害は少ない。

1年生にとって2年生とは、同様に怖い存在だが、3年生にはヘコヘコする悪魔の手下のポジション。しかし身近にいるので、  殴る蹴るの暴行  ありがたいご指導は日常茶飯事だったっと聞いたことがある・・・。

想像してほしい。

中学を卒業したばかりの子供がいきなり全寮制の学校に入り、外部との接触は愚か、親や家族との連絡も制限され、日夜厳しい訓練とありがたいご指導の毎日を送るのである。

心が壊れそうになる気がしないだろうか。。

そんな中、培われるものといえば、やはり同期との絆だ。

心の拠り所となるものは、同じ境遇で同じ試練に立ち向かい、同じ目標を成し遂げようとする同期である。

だからこそ、少年工科学校の卒業生は何歳になっても、階級や補職に関わらず、あるいは退役し自衛官の身分を失った者とでも、鉄の絆で強い繋がりを持つそうだ。

そしてそんな実例を、とても幸運なことに管理人はかつて、教えていただく機会に恵まれることができた。

もう何年も前の話だが、そこで教えて頂いたお話や、見せて頂いた数々の写真などは、私にとって少年工科学校というものの存在と本質を知る上で、とても勉強になった。

そしてそこに写るオッサンどもは、★★とか★★★を付けてる偉い人なのに、どうみてもただの悪童であった。

そんなオッサンどもが活躍する陸上自衛隊を、もっと応援したいというきっかけになった出来事だったがぜひ、一般の人にももっと、この少年工科学校という組織を知ってほしい。

時代が変わり、少年兵を禁じる国際条約に加盟した関係で今は高等工科学校と名を変え、その生徒は自衛隊員であっても自衛官では無くなったが、本質は同じだ。

若くして生き方を定め、国防に青春を投じる覚悟を持った生徒たちとその卒業生の活躍を、そしてその一人である小和瀬という最高幹部の活躍に、これからも注目してもらえれば幸いだ。

ちなみに、その先輩後輩ということについて。

現役の将官の生徒出身者でいうと、小和瀬は24期で、その2こ下の26期には第1師団長の竹本竜司(第31期)がいる。

竹本は、生徒を卒業しすぐに防衛大学校に入ってるので、小和瀬とはまた違うキャリアをたどったが、いずれにせよ小和瀬の下で、「恐怖の下級生」を過ごしたことは間違いがないのだが・・・。

どうみても、この小和瀬の風貌は恐怖である。

だって55歳になった今も、どう考えても怖い。

上記画像の2枚めを見てほしい。いつにも増して、儀仗隊の緊張感が感じられないだろうか。

防衛政務官よりも、小和瀬の方がどう考えてもおっかなく見えるのではないだろうか。

もしかして、「政経中枢師団長」として、東京を中心とした首都圏の防衛を担う竹本も、かつてはこの  恐怖の大魔王  後輩思いの優しい先輩に数々の指導を受けたのだろうかと。

そんなことをついつい、考えずにはいられない・・・・。

では、そんな少年工科学校を卒業し最高幹部に昇った小和瀬とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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