亀井律子(かめい・りつこ)|第36期相当・京都地方協力本部長

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亀井律子は昭和40年12月25日生まれ、栃木県出身の陸上自衛官。

部内から幹部に昇任した叩き上げであり、平成5年に3尉に昇任しているので、幹候73期の防衛大学校第36期相当ということになる。

職種は通信科。

 

平成30年8月(2018年8月) 京都地方協力本部長・1等陸佐

前職は東部方面総監部人事部募集課長であった。

(画像提供:自衛隊京都地方協力本部公式フェイスブック

2019年4月現在、京都地方協力本部長を務める亀井だ。

女性初、という言葉が間もなく前時代的な修飾語になるのは理解しているが、それでもやはり、亀井の活躍は「女性初」という表現無しに、語ることはできない。

なおかつ、女性の年齢を言うのはアレだが、激務の中で叩き上げた52歳でありながら、この美貌は反則だ(せっかく美人なんだから、白トビするまでフォトショしなくてもいいのに・・・)

そんな亀井を今回ご紹介できることをとても楽しみにしながら、記事を書き進めている。

 

まずは、2018年8月に着任した京都地本長という要職についてだ。

ただでさえ、自衛隊の地方協力本部長というポジションは、自衛官としては唯一と言ってもよいほどに「営業力」が必要とされる仕事である。

新たに自衛官になろうとする学生や若者の勧誘、退役する自衛官の第二の人生の斡旋など、地域の一般国民や一般企業との付き合いはとても多い。

当然のことながら、自衛官としての経験、知見、見識など、あらゆる素養を備えている必要があり、優れた人格が要求される。

なおかつ災害などの際には、行政と自衛隊との調整役もこなす必要があるなど、ちょっと常人には想像がつかないほどの守備範囲の広さが必要となる。

 

早い話が、地本長というポストを任される自衛官というのは、それだけで極めて優れたエリート自衛官であるということだ。

なおかつそれが、京都という政令指定都市に拠点を構える京都地方協力本部長ともなれば、かつては将補クラスが務めた事があるほどの要職となる。

そんな重要拠点の地方協力本部長なので、あるいは容易にご想像がつくのではないだろうか。

亀井は、女性として史上初の京都地方協力本部長であり、そう言った意味でもその活躍には、非常に大きな期待がかかっている。

女性の活躍をテーマに、次々に女性に重要なポストを任せている自衛隊にとって、非常に大きな本部長が誕生したと言ってよいだろう。

 

しかし、亀井が成し遂げた歴史的な「史上初」はまだまだ、これだけに留まらない。

それは、亀井の自衛官人生そのものであったと言ってよいかもしれないが、それでは具体的にどんな偉業を成し遂げてきたのか。

亀井のキャリアと併せて、少し詳しく見ていきたい。

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2件のコメント

何時も拝見させていただいております。今回の陸上幕僚長は序列が一番の方でした。28期で陸将に6カ月早くなっています。

片岡様、コメントありがとうございました。
不勉強な予測を差し上げて、失礼しました
m(_ _)m

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