これまで本当にありがとうございました!

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本日は、当ブログをいつもご覧頂いていた皆様にお伝えしたいことがあり、記事を書いております。

 

当ブログは2017年に立ち上げて以来7年間、本当にたくさんの人にお読み頂き、また記事を通してたくさんの人とのご縁に恵まれました。

冒頭にまず、ブログを通じて直接・間接にお会いすることができた、あるいはお世話になった全ての皆様に、心からの感謝を申し上げます。

本当に、ありがとうございました!

 

*****

 

元々、当ブログを立ち上げた目的は、

「物言えぬ自衛官に対し、いいたい放題に誹謗中傷を投げかける連中に対する対抗勢力になること」

であった。

反論できないことをわかった上で、自衛隊・自衛官の誇りを傷つけ小銭を稼ぐ、腐れ批評家や活動家が許せなかったからである。

そのような目的で一つ一つ、そういった連中の書き物に直接・間接に批判を加えてきたが、中でも印象深かったのはやはり、極左の元外交官が、岡部俊哉・元陸幕長と前田忠男(第31期)・元陸上総隊司令官を荒唐無稽な妄想で批判したことであろうか。

ここでは詳述を避けるが、岡部を追い込みクビにするよう仕向けたのは前田防衛部長(当時)であると書き立てた噴飯もののコラムだが、yahooニュースにも掲載されたので大きく拡散してしまった。

あのような言葉の暴力は、絶対に許すことはできない。

まして、絶対に反論できない自衛官に対し、あのような根拠のない妄想をぶつけその名誉を奪うことは、我が国の国防に対する挑戦ですらある。

今も、こういった連中に対する対抗勢力になる決意は、微塵も揺らぐものではない。

 

また別の目的として、自衛官のご家族の皆様に対し、敬意をお届けしたいという想いもあった。

特に幹部自衛官にもなると、その多くが単身赴任になってしまう。

ご家族のために自宅を購入しても、本人が家にいるのは年に数日という生活だ。

にもかかわらず、ご家族にも十分に、そのご活躍が理解されているとはいえない、大変過酷な任務という実態がある。

そういった自衛官やそのご家族に向け、自衛官の誇りある任務と活躍をお届けしたいという想いも重なり、当ブログを続けてきた。

 

しかしその中で、正直、現場で汗を流す曹士、尉官、佐官、将官と多くの人とのご縁に恵まれていく中で、私の中で少しずつ、表現したいものに新たな価値が加わっていった。

「自衛官の持つ使命感やリーダーシップをビジネスパーソンの知見に変え、よりよい社会づくりに貢献できないだろうか」

そんな思いである。

 

あるいはご存じの方も多いと思うが、私は朝日新聞に連載を持っている他、経済誌などにも寄稿する本職の物書きである。

そして朝日新聞では特に、自衛官の皆様から大いに影響を受け、ご教示頂いた内容などリーダーシップに関するコラムを数多く寄稿している。

当初は義憤のような感情に駆られ、立ち上げたブログであったが、多くの自衛官の皆様と身近に接する中で、逆に多くのことを教えて頂き、それがライフワークのようなものに変わってしまったということだ。

 

そしてそんな執筆活動が新潮社の役員の目に留まり、新潮新書でリーダーシップに関する本を出すようお誘いを受けたのが、2023年4月。

それからおよそ1年の間、様々な取材を重ね2024年3月18日、新潮新書から書籍を上梓させて頂いた。

本書は、多くの自衛官や元自衛官の皆様から学び、また影響を受けたことを結実させた、リーダーシップ論の一冊である。

この場をお借りして改めて、自衛隊・自衛官の皆様から頂いたご縁とご知見に、心からの感謝を申し上げたい。

本当、ありがとうございました!

 

自衛隊を愛する人、リーダーと呼ばれる立場にある人、一人でも多くの人に読んでもらいたいと願っている。

https://www.amazon.co.jp/dp/4106110350

本書では、何人かの元幹部・最高幹部にも実名で登場して頂き、リーダーシップの要諦を言語化させて頂いた。

自衛隊・自衛官に関するお話だけの本ではないが、全体として自衛隊のリーダーシップから影響を受けたお話を中心に、展開している。

全国の書店で販売されているので、もしお見かけすることがあれば立ち読みでも構わないので、手に取って頂けたら嬉しく思う。

 

*****

 

これまで、当ブログを通じてお世話になった読者の皆様、そしてご縁を頂いた多くの自衛官の皆様に改めて、心からの感謝を申し上げます!

最近なかなか時間が取れず、めっきり更新頻度が落ちてしまっていること、ブログを愛して下さっている皆様に申しわけない思いでいっぱいです…

細々とでも更新を続け、これからも自衛隊・自衛官を応援する思いは全く揺らぐものではありません。

引き続きまして、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

 

管理人:桃野泰徳拝

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11件のコメント

表題にびっくりしました。やめてしまうのかと。しかしよく読むと、中間報告のようで、一安心でした。これからも楽しくて、味のある人物評を期待しております。頑張ってください、前回の竹本氏の論考、なるほどなあと、感心しました。

あ・・・申しわけございません!
はい、まだまだ頑張ってまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます!
^^

管理人さんへ
こんばんは、
ポンと申します。
昨年の4月に沖縄県の宮古島で発生した、
陸上自衛隊ヘリ墜落事故の坂本雄一前第8師団長のコラムにコメントしました。
今月で一年になります。
陸上自衛隊ヘリの墜落事故から一年が経ったのですが、
今度は海上自衛隊のヘリが訓練中に2機が墜落しました。
昨年の4月に発生した事故で悲しい思いをしたのに、
また悲劇が起きました。
今回は護衛艦や上官が査察、
2機の他にもう一機近くを飛行していたので、目撃者がいるので、宮古島の墜落事故のような調査結果にはならないとは思いますが…。
管理人さん、
お忙しいとは思いますが、
お時間がありましたらご感想をお願いします。

ポンさまコメントありがとうございました。
本当にまた、心痛む事故が起きてしまいましたね。
言葉になりません・・・
こちら、状況が落ち着いたらまたコラムにしようと思います。

管理人さんへ
こんばんは、
ポンです。
お時間があるときにぜひ更新をお願いします。

今日、行方不明の隊員さんの氏名が公表されました。

よく読めば、更新が面倒に成った言い訳を兼ねての体のいい自署本の宣伝ですね?
JAROに報告しなくっちゃ(笑)

まあ忙しいながらに頑張って下され!/)`・ω・´)
※忙しぶってるだけに違いない・・・

ってか表題で釣ってる感が否めない・・・

話は変わるが、今日は天気が良いですね!
気温変化がジェットコースターの様ですので、桃野さんも体調に気を付けて執筆活動を続けてくださいね♪
さて!ネット通販で本でも買いましょうかね!黄色いやつ!

新著おめでとうございます。早速、購読したいと思います。
ブログの趣旨も理解しました。しかし、バッシングのせいで将官が退官したとしたら国損としか言いようがありませんね。前田司令官は残念でなりません。米陸軍のスクーメーカー参謀長や旧軍の乃木大将のように予備役からの登用がない自衛隊では名将の退役は・・・。
やはり将星の大事なものの一つは運ですよね。ここ数年の悲しい事故での隊員の鬼籍入りを見るに今の方々は運が弱いのでしょうか。
初代統合司令官は運用のプロが就任するのでしょうか、それとも政治的将星が就くのでしょうか。楽しみです。

初代統合司令官は本当に気になりますね!
お読み頂きましてありがとうございました!

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