前田忠男(第7師団長・陸将)|第31期・陸上自衛隊

前田忠男(まえだ・ただお)は昭和39年4月3日生まれ、千葉県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第31期の卒業で幹候68期、出身職種は普通科だ。

平成30年8月(2018年8月) 第7師団長・陸将

前職は陸上幕僚監部防衛部長であった。


(画像提供:小島肇・元2等陸佐


(画像提供:陸上自衛隊第7師団公式Webサイト

2018年10月現在、我が国最大の重火力と機動打撃力を誇る第7師団長を務める前田だ。

31期組1選抜のエリートとして、北部方面隊の最強軍団を統率する、極めて重い責任を担う。

なお上記写真1枚目は、いつも当サイトがお世話になっている小島肇(第19期)・元2等陸佐からのご提供で、前田の着任間もない頃に取材で訪れた際に撮影したものだ。

小島様、いつもありがとうございます!

さてその前田についてだが、前田の記事を書くにあたっては特に強い思い入れがある。

というのも前田は、全く根も葉もない事実無根の「妄想」を元に、一部左派系”論客”からバッシングを受けていた経験があるからだ。

yahooニュースにも配信されるようなサイトで、そして左派としては著名な”論客”たちが前田を名指しし、

「陸幕の膿」「自己顕示欲の塊り」「自分たちの都合がいいように事実を歪曲」

とまで好き放題に、全く根拠らしい根拠を示さず、書き立てている。

さらに2017年8月に発生した南スーダン日報「問題」とされる一連の出来事では、

「反目する岡部陸幕長を失脚させるため、前田が日報問題を仕掛けた」

という壮大なファンタジーまで流すものも現れた。

しかもこれらの主張は、

「陸幕関係者によると~」「~に違いない」

という曖昧な論拠の上に成り立つ説得力のない妄想ばかりであり、非常に気分が悪くなる読み物ばかりである。

どこの陸幕の要職にある幹部が、こんな下品な論評を流す左派系の”論客”に重要な情報を流すのか。

論旨自体が下品で言及するのも気がすすまなかったが、それでも当時私が記事にした反論は、

・人事で他人を追い落とすのは、遅れを取っている方が考えること。1選抜将補の前田が奇策を使い上に出ようとしている、という発想に無理がある。

・安定政権である安倍総理肝いりの稲田防衛大臣に反旗を翻し、日報問題を仕掛け、反目する相手を潰すというストーリーが荒唐無稽すぎる。

・もし僅かでもこれら推測が事実なら、稲田防衛大臣のクビを飛ばしたのは前田ということになり、間違いなく1選抜陸将に選ばれることはない。それどころか次の異動で、確実に左遷されるだろう。

というものだった。

そして、2018年夏の将官人事を注目したい、とまとめていたが、やはり前田は順調に陸将に昇任し、第7師団長という極めて名誉あるポストを任されることになった。

しかも第31期組は、1選抜陸将が通常4名のところ、3名にとどまっている。

これらのことを考え合わせると、前田には安倍総理を上回るほどの実権があり、好き放題されても左遷することができなかったか。

もしくは一連の批評は、ただの妄想であったのか。そのどちらかということだ。

そして後者であることは、明らかだろう。

当サイトは元々、純粋に自衛官の応援をすることが目的であり、政治的な事柄に言及する意志は一切ない。

例えば、旭日旗を巡る近隣国の対応にいろいろ思うところはあっても、それは当サイトの趣旨と無関係であり、サイトの目的に純粋でありたいので、これからも書くことはないだろう。

しかし、この前田に対するバッシングは、常軌を逸するものであった。

言論の自由とは、妄想に基づいて他人を貶める自由ではない。

なおかつ相手が現役の自衛官であれば、絶対に反論できないこと、反論をしてこないことがわかった上での、極めて卑劣な個人攻撃ではないか。

このようなことをするからますます、「リベラル」とされる勢力は、ごく普通の感性を持ち合わせた一般国民からの支持も共感も失うことを、本当に自覚したほうが良い。

このような「言論の自由」を盾に、物言わぬ、物を言えぬ自衛官個人を根拠もなく個人攻撃するような言論は、やはり許す気にはなれない。

であれば、そんな論旨には一つ一つ根拠を示し反論し、その間違いを指摘するのも、当サイトの役割であると、おかしな使命感も持ち合わせている。

なお先日は、慶應義塾の部谷直亮研究員がダイヤモンドオンラインに発表していた

「自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由」

の解釈もいかにデタラメであるか。

部内から2佐に昇任し活躍する沖津正俊(第40期相当)の記事で、言及させて頂いた。

特に、「幹部自衛官=キャリア官僚」と言う発想など、少し調べれば簡単に知識が手に入る時代に、勉強不足も甚だしい論陣であり、黙っていられなかった次第である・・・。

我ながら暑苦しいヤツだと思うが、たまにそのような、やや脱線気味のことを書かせて頂くことを、どうかご容赦願いたい。

さて、そんなバッシングなどどこ吹く風で、堂々1選抜での陸将昇任を果たした前田についてである。

本題に戻り、少し詳しくその経歴を見ていきたい。

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