【退役】中西正人(大湊地方総監・海将)|第27期・海上自衛隊

中西正人(なかにし・まさと)は昭和36年3月生まれ、神奈川県出身の海上自衛官。

防衛大学校第27期の卒業で、幹候は34期だ。

平成30年8月(2018年8月) 大湊地方総監・海将のポストを最後に勇退することが決まった。

前任は横須賀地方総監部幕僚長であった。


(画像提供:海上自衛隊大湊地方隊公式Webサイト

【以下、2018年7月29日加筆】

日本の平和と安全の要である潜水艦部隊。

その潜水艦部隊を長きに渡り率いてきた中西が、2018年夏の将官人事で勇退することになった。

自衛隊には、海自に限らず陸海空共通で、それが2佐クラスであっても、指揮官ポストが重んじられる文化がある。

なんといっても組織の最終責任者であり、どれほど小さな組織単位でも必ず交代式が行われるなど、国家から非常に大きな責任と栄誉を任されるためだ。

そして中西は、将官昇任以来、現場では副校長や幕僚長といった補職が目立ち、指揮官ポストになかなか縁がなかった。

そんな中、平成28年に海将昇任とともに任されたのが大湊地方隊の総監職。

これ以上はない栄誉あるポストであり、堂々の海将旗を掲げての着任となったが、この誇りあるポストを最後に勇退が決まったことになる。

ある意味でそれは、「中西ほどの功績ある幹部に、海将旗を掲げさせないままで退役させるわけにはいかない」という、中央の意向が働いた結果なのかも知れない。

大湊地方総監というポストの重さ、これまでの中西の活躍の経緯などを考えると、そこには実は、そんな特別な意味があったのではないだろうか。

中西の退役に際し、そんな思いを禁じ得ない。

日本が世界に誇る潜水艦部隊ではあるが、その任務は極めて過酷であり、ドルフィンマーク(潜水艦徽章)をつけることが許される自衛官の数は僅か数%だ。

そのような精鋭部隊を35年もの長きに渡り率いてきた男が、2018年8月1日に海上自衛隊を去る。

とても寂しいことだが、これもまた、自衛隊が精強な組織であり続けるために欠かせないルールなのだろう。

最後には明るく、本当にお疲れ様でしたという思いとともに、中西の退役を見送りたい。

長い間、日本の平和と安全に献身的な貢献を為されてきた中西海将の自衛官人生に、心からの敬意を表します。

本当にお疲れ様でした。

そして本当に、ありがとうございました。

中西海将の第二の人生も充実したものとなりますことを、心からお祈り申し上げております。

【以下、2017年10月24日までの過去記事】

第27期の自衛官は、今まさに我が国の平和と安全を文字通り担う、最高幹部として意思決定に関わっている年次だ。

陸上自衛隊では既に山崎幸二(第27期)が陸上幕僚長に着任し、恐らく航空自衛隊でも、2017年12月には27期組から航空幕僚長が誕生する。

そしてここ海上自衛隊でも、村川豊(第25期)の後任である第34代海上幕僚長には、中西を含む27期組から選ばれる可能性が高い。

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