山崎幸二(陸上幕僚長・陸上幕僚長たる陸将)|第27期・陸上自衛隊

山崎幸二(やまざき・こうじ)は昭和36年1月生まれ、山梨県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第27期卒業で64幹候、出身職種は施設科だ。

平成29年8月(2017年8月) 第36代陸上幕僚長・陸上幕僚長たる陸将

前職は北部方面総監であった。

なお、北部方面総監であった時の指導方針は以下の通り。

【統率方針】任務完遂

【要望事項】使命の自覚 練磨即応 地域との連携

(画像提供:陸上自衛隊中部方面隊公式Webサイト 広報誌飛鳥101号)

(画像提供:陸上自衛隊第14旅団公式Webサイト

2019年1月現在、第36代陸上幕僚長の重責を担っている山崎だ。

言わずと知れた陸上自衛隊のトップであり、27期組で最後の一人となった幹部自衛官である。

管理人が敬愛してやまない山之上哲郎(第27期)・前東北方面総監と2人、最後まで陸上幕僚長候補として切磋琢磨し、そして最後に哲っちゃんを蹴落とした(管理人にとっての)仇敵でもある。

その山崎。

いつもとは逆だが、最初にその経歴から詳しく見ていきたい。

山崎が陸上自衛隊に入隊したのは昭和58年3月。

1等陸佐、陸将補、陸将に昇ったのはそれぞれ平成14年1月、20年8月、26年8月であったので、その全てが27期組1選抜(1番乗り)となるスピード出世であった。

原隊(初任地)は香川県の善通寺駐屯地に所在していた第8施設群であり、同地で初級幹部としての知見を積み上げ、厳しい自衛官生活のスタートを切っている。

その後、職種部隊の指揮官ポストで見ると、多くの幹部自衛官が思い出深いポストとして話してくれる中隊長職は、同じ第8施設群で経験。

大隊長には、鹿児島の川内駐屯地に所在する第8施設大隊で上番し、さらに陸将補昇任後の最初のポストで、京都の大久保駐屯地に所在する第4施設団長に着任した。

その間、中央(陸上幕僚監部)では人事部補任課人事1班長、装備部装備計画課長、人事部長といった要職を歴任。

また米国の国防大学留学を間に挟みながら、将官に昇任後は西部方面総監部幕僚副長、第9師団長、統合幕僚副長と、陸上幕僚長に昇る者の「モデルケース」とも言うべき出世街道ど真ん中を歩き続けた。

そして平成28年7月、北部方面総監に昇り、同期で最後まで陸幕長候補に残った山之上哲郎(第27期)のポストが東北方面総監であったことから、事実上、次期陸幕長として道が固まり、平成29年8月に陸上幕僚長に着任した。

非の打ち所のない、我が国の安全保障政策の中でもっとも重い責任を担うにふさわしい、非常に充実したキャリアと知見を誇る最高幹部である。

そして山崎については、もっとも気になるのは次期統合幕僚長に昇ることがあるのか、ということではないだろうか。

統合幕僚長である河野克俊(第21期)の任期は、異例の延長を繰り返し、史上最長の統合幕僚長在任期間をさらに伸ばしつつある。

とはいえ、一時期に比べ東北アジア情勢にもやや、一定の安定が見え始めていることもあり、次の任期切れの際には、後任に席を譲ることになるはずだ。

そしてその後任として、山崎は統合幕僚長に着任することがあるのだろうか。

少し詳細に、その辺りの状況を次ページ以降で見ていきたい。

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