兒玉恭幸(陸上幕僚監部監察官・陸将補)|第33期・陸上自衛隊

児玉恭幸(こだま・やすゆき)は昭和42年1月生まれ、宮崎県延岡市出身の陸上自衛官。

防衛大学校第33期(機械工学)の卒業で幹候70期、出身職種は野戦特科だ。

平成30年3月(2018年3月) 陸上幕僚監部監察官・陸将補

前職は 第1空挺団長兼ねて習志野駐屯地司令であった。

なお、第1空挺団長であった時の指導方針は以下の通り。

【統率方針】全ては任務が基準

(画像提供:陸上自衛隊第1空挺団公式Webサイト

2019年1月現在、陸上幕僚監部で監察官の要職を務める兒玉だ。

陸幕の監察官は、事故や不祥事が発生した際の内部監査を行うポストという印象が強いが、平時においては全軍において、陸幕の運用方針が行き届き、また規定が遵守されているかといった査察も行う。

すなわち、全軍を俯瞰する能力に長けた将官でなければ全うすることができない、要職中の要職といってよいだろう。

防衛大学校ラグビー部の出身であり、前職では第1空挺団長も務めるなど猛将のイメージが強いと思われるかも知れないが、兒玉の強さは本当に多岐にわたる。

その兒玉について、やはり印象深いキャリアと言えば、前職である第1空挺団長兼ねて習志野駐屯地司令のポストであろうか。

精鋭無比にして我が国唯一の空挺降下部隊であり、有事の際には敵中に殴り込みをかけることが任務の猛者集団である。

かつてインターネット上では、

「第1空挺団の連中は、週末になると駅前飲み屋街に繰り出し、ヤクザを〆て遊んでいる」

というまことしやかな噂話をよく見かけたが、もちろん現在においてこのようなことをしている、ネジ切れている隊員はいない。

いや、ぶっ飛んでる隊員はいるが、営外で暴れる隊員はいないと言ったほうが良いだろうか・・・。

しかしこの噂話、ずいぶん昔の話だが、実はモデルになった隊員がいて、実際に人様に迷惑をかけるチンピラを見かけると片っ端から 〆ていた 厳重注意をしていた、正義感の強い隊員であったそうだ。

名前と顔を知らなくても、ある映像に映っている「この人」といえば、恐らく40代以上の日本国民の80%以上はわかる超有名人である。

残念ながら既に鬼籍に入られしまったそうだが、今も昔も、第一空挺団にある精鋭の皆さんには、驚きの逸話に事欠かない。

余談ついでだが、かつて「空の神兵」と謳われた、第1空挺団の前身である帝国陸軍挺進団。

この陸軍挺進団の戦時中における活躍はめざましく、大東亜戦争の緒戦では蘭印にわずか300名余りで空挺降下し完全に奇襲を成功させ、戦争初期の目標であった大油田をほぼ無傷で確保し大きな手柄を残すなど、多くの武勲を残している。

そしてこの作戦に従軍し、2016年に自らの経験を出版した奥本實元中尉の著書、

「なぜ大東亜戦争は起きたのか? 空の神兵と呼ばれた男たち」

には、奥本元中尉がこの作戦に従事する前に記した団員たちの寄せ書きが掲載されており、奥本さん自身はこう記している。

「本日ノ給養ハ靖国ニ於テス 奥本」

現代語風に言えば、「靖国まで(=死ぬまで)前進する」と言ったところだろうか。

今も昔も、やはり空挺団の精鋭たちはかなりぶっ飛んでいるようだ・・・。

では、そんな誇り高い精鋭集団の指揮官などを歴任した兒玉とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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コメント

  1. すーさん より:

    炎上投稿も少し落ち着いたみたいですね、スレ主様お疲れ様でした、そして兒玉将補取り上げていただいて有難う御座います、第一空挺団長時代御当人が近隣の市にお住まいの事も有り、非常に航空機等の騒音に気を使っていただいていた事を想い出します、小生は空挺団の定点観測人を自負しています、数千人もいる曹士や幹部の方々そして上級幹部には色々思い入れが有ります、猛者が多い団長の中でも非常に冷静沈着で優しい方でした、あの訥々と話される意見には感服いたしました、監察官として陸幕勤務は頑張って下さい、私達はラグビー部への応援をしています御安心ください、此のブログを兒玉将補が読んでいてくれる様祈ります。

    • ytamon より:

      すーさん!
      さっそく、教えて頂いたいくつもの逸話をご紹介させて頂いて失礼しました
      m(_ _)m

      すーさんのおかげさまで、このサイトの発信力はリアリティのある情報とともに、何百倍にもなったと感謝しています。
      おかげさまで、僅かでも国防に貢献できるサイトにできているのではないかと、感謝の言葉もありません!
      3月にお会いする時は、美味しいお酒をおみやげに持っていきますね!笑

      いつもありがとうございます。