古屋浩司(宮城地方協力本部長・1等陸佐)|第32期・陸上自衛隊

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古屋浩司は昭和39年12月12日生まれ、長野県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第32期の卒業(応用物理)で幹候69期、職種は普通科だ。

 

平成30年3月(2018年3月) 自衛隊宮城地方協力本部長・1等陸佐

前職は第10師団司令部幕僚長であった。

(画像提供:自衛隊宮城地方協力本部公式Webサイト

(画像提供:自衛隊宮城地方協力本部公式フェイスブック

2018年12月現在、宮城地方協力本部の要職を務める古屋だ。

地方協力本部は、自衛官の採用や予備自衛官の管理といった任務の他、任期満了や定年で自衛隊を去っていく幹部曹士の第二の人生を斡旋するなど、いわば「自衛官の入り口と出口」を担っている。

他にも、有事の際には地方公共団体と自衛隊を結ぶ架け橋となり、国民の生命と財産を護る重要な司令塔の役割も担う。

 

そんなこともあるのだと思うが、上記写真1枚め。

古屋が握手をしているのは、宮城県知事の村井嘉浩である。

平時から地元首長とのコミュニケーションを深め、人間関係を作っておくのも地本長(地方協力本部長)の非常に重要な仕事となる。

そしてこの村井、ご存知のかたも多いと思うが、防衛大学校を卒業した元幹部自衛官である。

28期ということなので、以下の錚々たる幹部と同期ということになる。

 

住田和明(第28期)・陸上総隊司令官

岸川公彦(第28期)・中部方面総監

湯浅悟郎(第28期)・西部方面総監

※肩書は全て、2018年12月現在

 

東日本大震災にあっては、元自衛官らしい采配で宮城県の再建と復興に尽力をしたが、その際に民主党の復興担当相から理不尽極まりない恫喝を受け、毅然とした対応を見せたことを記憶している人も多いだろう。

立場を変えても国を思い、国民のために尽力をするという志には一点の曇もない。

 

そんな村井とともに協力体制を敷き、宮城地方協力本部長を務める古屋だが、32期なので、村井の卒業と同時に1年生に入学してきたことになる。

そういった親しい世代であった事も含めて、とても仕事がやりやすいのではないだろうか。

空前の人手不足と呼ばれる世相の中で、自衛官の定員はますます厳しいことになっているが、まずはこの宮城の地から自衛隊と自衛官の魅力をアピールし、大きな仕事を成し遂げてくれるはずだ。

 

そんな要職を任される古屋のことである。

その経歴はとても充実した興味深いものとなっているので、少し詳細に、次ページ以降でそのキャリアをご紹介していきたい。

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2件のコメント

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。

文中、村井知事(28期)が4学年のときに古屋1佐(32期)が1学年とありますが
4期離れていますとちょうど卒業と入学で入れ違いになるのではないでしょうか?
28期で入学して1留すれば32期入校で4年と1年です。
または32期の方が実は31期として入校していれば、28期が4年のとき1年生ですが、その場合は1留しなければ年次が32期とはなりません(自分が入校したときも、ほとんどの4年生が3期上でした。中隊の4年生にはまれに4期上の人もいましたが笑)

なんとも細かい部分で恐縮ですが、そういえば…とふと気になってしまい、生意気にもコメントさせていただきました。申し訳ありません。
自分は中退こそしましたが自衛隊の方々を心より応援させていただいております。そして、管理人様の自衛隊愛にはいつも尊敬の念を禁じ得ません。
今後も更新を楽しみにしております。

最後になりましたが、大変寒い毎日が続きますのでお体にはどうかお気をつけください。

中退者様、とても温かいコメントありがとうございました。
また間違いのご指摘も頂きましてありがとうございます。
大変失礼しました。先程、該当部分を修正いたしました。

応援のコメントを頂けて、とても励みになっております。
今後共、どうぞ宜しくお願いします。
ありがとうございました。

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