湯浅悟郎(西部方面総監・陸将)|第28期・陸上自衛隊

湯浅悟郎(ゆあさ・ごろう)は昭和34年12月6日生まれ、徳島県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第28期(電気工学科)の卒業で幹候65期、出身職種は普通科だ。

平成29年8月(2017年8月) 西部方面総監・陸将

前職は陸上幕僚副長であった。

(画像提供:陸上自衛隊第4師団公式Webサイト

(画像提供:陸上自衛隊西部方面隊公式Webサイト 鎮西新聞第609号)

2019年1月現在、西部方面総監の要職にある湯浅だ。

次期陸上幕僚長候補の一人であり、28期を代表する最高幹部として我が国の最前線で陣頭に立ち指揮を執る。

朝鮮半島に近接する九州北部、中国人民解放軍の驚異に晒され続けている九州南部から南西方面に所在する島嶼部といった要衝の防備を固める。

これだけの要職にあり、我が国と世界の平和に直接の責任を担う湯浅だ。

当然のことながら、気になるのは「更に上に行くことがあるのか」ということだろう。

そこで少し、2019年1月現在の状況を整理しておくと、陸上幕僚長を務めるのは山崎幸二(第27期)

その着任時期は2017年8月であり、常識的な任期は2019年夏までといったところだ。

つまり、あと半年ほどで陸上幕僚長交代人事が行われる可能性がある。

そしてこの際、後任に着任する可能性があるのは、以下のポストにある幹部たちだ。

陸上総隊司令官 住田和明(第28期) 2018年8月

北部方面総監 田浦正人(第28期) 2017年8月

東北方面総監 上尾秀樹(第29期) 2018年8月

東部方面総監 高田克樹(第29期) 2018年8月

中部方面総監 岸川公彦(第28期) 2017年8月

西部方面総監 湯浅悟郎(第28期) 2017年8月

※肩書きはいずれも、2019年1月現在。

※末尾は現職着任時期。

これ以外に、将来的には教育訓練研究本部長のポストも「陸上幕僚長直前ポスト」になる可能性があるが、少なくとも2019年1月現在でその気配はない。

これまでの実績や客観的な状況から考えて、陸上総隊司令官+方面総監の6つのポストが、当面のところ、陸幕長に着任する直前のポストと考えるのが自然だ。

その中でも、本命の将官が着任するポストと言えば、

1.我が国最大の規模・火力を誇り、過去最多の陸上幕僚長を出している北部方面総監

2.21世紀の国防の最前線であり、組織の再編や新しい兵装が集中する西部方面総監

3.有事の際に、陸自の全軍を統率する可能性がある、陸上総隊司令官

というのが常識的なセンになってくるのではないだろうか。

次に大きなポイントになるのは、28期から選ばれるか、29期から選ばれ世代交代を加速させるのか、というところだ。

陸自に限らず、自衛隊では基本的に同期から陸上幕僚長が選任されると、その他の同期は同時に退役するか、もしくは現職を最後に勇退をするのが慣例となっている。

もちろん、自分より下の期から陸幕長が選任されても同様になるため、29期組から陸幕長が選任された場合、28期の将官は全員、現職を最後に退役となり一気に世代交代が進む。

そして2019年1月現在で、陸海空の幕僚長人事は以下のようになっている。

陸上幕僚長 山崎幸二(第27期) 2017年8月着任

海上幕僚長 村川豊(第25期) 2016年12月着任

航空幕僚長 丸茂吉成(第27期) 2017年12月着任

※肩書きはいずれも、2019年1月現在。

以上のようになっており、世代交代がもっとも早く進んでいるのは陸上自衛隊という状況にある。

さらに近年、幹部自衛官の定年延長が正式に決定されたこともあるので、必然的に当面の間、各幕僚長も少し年齢を引っ張る傾向で、運用がなされるようになるのは必然だ。

そういった事を考えると、次の陸上幕僚長人事で早々に、28期組の将官を全員、退役にすることを意味する29期組からの陸幕長選抜は非常に考えづらい。

つまり、28期組の住田、田浦、岸川、湯浅の4名から選ばれると考えてまず間違いがない客観情勢であると言えそうだ。

そしてその一人であり、我が国の最前線に立ち国防を担っているのが湯浅であると言うことになる。

では、その湯浅とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできた幹部なのか。

そして陸幕長に昇ることはあるのか。

少し詳細に、その経歴とともに見ていきたい。

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