川嶋潤子(かわしま・じゅんこ)|第41期相当・海幕後方運用班長

川嶋潤子(かわしま・じゅんこ)は平成9年入隊の海上自衛官。

獨協大学を卒業し一般幹部候補生としての入隊であり、防衛大学校第41期・幹候78期に相当する年次だ。

生年月日は判明しないが、第41期組であれば寄り道無しの場合、昭和49年度の生まれにあたる。

 

令和元年9月(2019年9月) 海上幕僚監部装備計画部装備需品課後方運用班長・1等海佐

前職では外務省に出向し、NATOでの勤務を経験した。

(画像提供:海上自衛隊呉地方隊公式webサイト

(画像提供:海上自衛隊公式webサイト

2020年5月現在、海上幕僚監部で装備計画部装備需品課の後方運用班長を任される川嶋だ。

中央の班長クラスは政策の実務担当者と言っても良い要職であり、1佐が着任するポストとして指折りの激務の一つに数えられる。

実務責任者である課長から千本ノックを受けるなど、いろいろな意味で心身ともにキツいポジションだ。

 

その川嶋。

すでに女性の活躍が当たり前となった感がある自衛隊ではやや話題にならなかった印象ではあるが、練習艦せとゆきの、第23代艦長を務めたことで注目を集めた幹部だ。

ちなみに第22代が東良子(第40期)であり、日本海軍・海上自衛隊を通じて史上初めて女性が艦長に着任したせとゆきの、そのポストを継いだ幹部である。

東が史上初めて女性艦長に着任した2013年3月には多くのマスコミが殺到し、大いに話題になったが、あれから7年。

すでに海空では女性の現職将官が活躍を重ね、F-15のパイロットにも女性が任用され、さらに陸自では女性初の空挺隊員や戦闘職種での連隊長まで誕生した。

女性として史上初となる艦長を務めた東も、女性初の護衛隊司令である第1護衛隊司令に着任し、その後職として福井地本長に転じているなど、もはや女性の活躍は話題にもならなくなっている。

川嶋もまだ40代なかばということを考えると、女性がますます活躍の場を広げていくこれからの自衛隊の中で、より重い任務を担っていくことになるのは確実だ。

ぜひ、その活躍には注目して欲しい。

 

ちなみに先述の、女性初の戦闘職種連隊長と言えば川嶋と幹部候補生学校時代の同期である、横田紀子(第41期)・第9特科連隊長である。

防衛大学校に、女性の入学が初めて認められたのが1992年で、この年に入学・卒業をした幹部は第40期にあたる。

つまり横田は、女性幹部2期生ということになるが、川嶋の前任である東良子が、そのひとつ上、女性1期生である第40期ということになる。

女性1期生が防大に入学した時のニュースは今もよく覚えているが、皆、若かったこともあり

「・・・本当に女性に国防を任せられるのか?」

という空気が確かに残っていた。

しかしあれから四半世紀以上が経ち、皆が貫禄十分の堂々たる幹部に成長し、さらにより重い責任を担おうとしている。横田連隊長など、きっと本当に怖いと思う。

これら世代は、時代がくだり女性の活躍が当たり前の環境になっても、きっとパイオニアとしてその名前を歴史に残していくだろう。

そういった意味でも、ぜひこの世代の女性の活躍には注目して欲しいと願っている。

 

では、そんなパイオニアの一人である川嶋とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできたのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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