根本勉(ねもと・つとむ)|第42期・第14普通科連隊長

根本勉(ねもと・つとむ)は茨城県つくば市出身の陸上自衛官。

防衛大学校第42期の卒業で幹候79期、職種は普通科だ。

生年月日は判明しないが、第42期組であれば寄り道無しの場合、昭和50年度の生まれにあたる。

令和2年3月(2020年3月) 第14普通科連隊長兼ねて金沢駐屯地司令・1等陸佐

前職は陸上幕僚監部装備計画部装備計画課後方計画班長であった。

(画像提供:第14普通科連隊公式Webサイト

(画像提供:自衛隊石川地方協力本部公式ツイッター

2020年5月現在、第14普通科連隊長兼ねて金沢駐屯地司令を務める根本だ。

第14普通科連隊は、連隊の職責としては異例中の異例と言ってよいだろう北陸3県(富山、石川、福井嶺北)を、その警備担当区域として任されている。

さらに、石川には我が国の防空の要とも言える航空自衛隊小松基地が所在し、また北朝鮮による拉致事件を例に出すまでもなく、朝鮮半島の正面防衛を担う連隊である。

そういった意味でも、第14普通科連隊長は普通科職種にある幹部にとって、最も名誉ある、そして非常に特別なポストの一つと言ってよいだろう。

なお根本の話を進める前に、一つお断りを入れておきたい。

第14普通科連隊の公式Webサイトに掲載されているバイオ(キャリア)では、根本は第42期と明記されている。

しかしながら、なぜか原隊配属時期が平成10年3月という記載になっている。

第42期の幹部の場合、10年3月の防大卒業なので、幹部候補生学校入校も同月であり、原則として原隊に配属になったのは11年3月のはずだ。

では、第42期という記載が間違っており、実は41期なのか?と思わなくもないが、根本が1佐に昇任したのは平成29年1月、すなわち42期組の場合の1選抜前期昇任にあたる。

そのキャリアから考えて、根本は1選抜であることは間違いないと思われるので、恐らく42期で間違いないだろう。

おそらく11年3月の原隊着任で間違いないと思うが、陸自では、幹部候補生学校入校の年月日を原隊着任の年月日と書くバイオを公開している幹部が実は珍しくない。

そのためおそらく、根本もそういうことなのだろうと判断し、末尾の経歴では

「11年3月 第43普通科連隊(都城)」

と、公式のバイオとは異なる形で記載し、以下、42期の幹部であることを前提に話を進めていきたい。

間違いないと思われるが、万が一事実関係に間違いがあれば改めて記事を修正し、公開したいと思う。

その点、最初にご容赦願いたい。

改めて、その普通科の幹部にとって特別なポストとも言える第14普通科連隊長を務める根本だ。

防衛大学校時代には陸上部の中長距離パートに所属し活躍した経歴を持つ。

そのタイムは相当なもので、800mのベストタイムは1′59′′96と堂々の2分切りを達成し、防大陸上部の歴代20傑に名前を残している。

1500mも4分代前半の記録を残すなど、一流のアスリートとして活躍する学生時代を過ごしているのが印象的だ。

それから20年以上が経過しても、今なお細身のイケメンは健在で、冒頭の画像のように短髪がとても似合うナイスガイである。

まさに、我が国の要衝の守りを任されるにふさわしい幹部だ。

なお、この第14普通科連隊長兼ねて金沢駐屯地司令というポストはどれだけ凄いのか。

わかりやすく知るためには、このポストを任された幹部がその後、どのような出世ルートを歩んだかを見れば、伝わりやすいかも知れないので少し紹介したい。

ここ数年ほどで退役をした幹部を含めて見てみれば、第14普通科連隊長経験者での有名どころはもちろん、第38代東北方面総監のポストを最後に退役となった、陸自イチのイケメンとして知られる山之上哲郎(第27期)である。

27期組の1選抜陸将で、現・統合幕僚長である山崎幸二(第27期)と最後まで、陸上幕僚長のポストを争ったエリート中のエリートであった。

管理人(私)が大好きだった幹部の一人であり、防衛省の防衛モニターを拝命していた2年間、当時第3師団の副師団長として活躍する山之上を追いかけ続けた。

山之上以降で見ても、第26代の連隊長が東大出身の英才で、第5旅団長まで昇り退役となった正木幸夫(第28期)

第28代が、33期組の1選抜陸将補で、2020年夏の将官人事で1選抜陸将に昇ることが確実であろう冨樫勇一(第33期)

第29代が、現・中部方面総監部幕僚副長の陸将補、松永康則(第34期)。

第30代が、第35期組の1選抜陸将補で、現・第1空挺団長の戒田重雄(第35期)といった面々である。

ここ10数年の、第14普通科連隊長兼ねて金沢駐屯地司令経験者を見れば、その多くが将官に昇り、さらに陸将にも昇っていることをみても、どれだけこのポストがエリートの登竜門であるのか。

おわかり頂けるのではないだろうか。

そしてそんなポストに、42期組の1選抜前期で1佐に昇任した根本が着任した。

きっと、多くの優れた先輩幹部と同様に、いずれ将官に昇りさらに活躍の場を広げていくことは間違いないのではないだろうか。

では、そんな根本とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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コメント

  1. のりまき より:

    まず最初に41期か42期かというご懸念の方ですが、実は防大同窓会機関紙小原台だよりの同窓会長・代議員名簿の項目の中に根本一佐の名前があります。しかも42期の期成会(同窓会)会長兼陸上代議員にもなっているので、仮に41期だとこの小原台だよりの方が訂正を入れなければいけないと思います。

    この人を確かYahooニュースのテレビ金沢ニュースの中で見た時、管理人様が敬愛する山之上元陸将の再来かと思いました。しかも名札の上に勲章?みたいなのをつけていたので「外国軍隊から勲章もらったのか」と思いました。それと経歴見るとたぶん尉官ですでに陸幕入り?しているのでかなりのエリートですよね。

    最後に気になったのが第14普通科連隊長の連隊長紹介のコーナーに根本一佐から略歴とか入れるようにしたんだろうなと思います(前連隊長の梨木一佐は顔写真のみだったので)。

    • ytamon より:

      のりまきさま、いつもありがとうございます!
      おっしゃるように、根本1佐は42期で間違いないと思います。
      幹候入校を原隊着任とするバイオにしているひとは多いので、おそらく何か、そのような慣例があるのでしょうね。

      絵に書いたようなエリートですよね!
      勲章についてはちょっとわからないのですが、あるいは英国の指揮幕僚課程に学んでいるので、英国からなにか送られたかも知れませんね。
      何れにせよ、42期組の1選抜将官候補であることは間違いないでしょう。
      注目して、応援しましょう!