正木幸夫(まさきゆきお)|東京大学(第28期相当)・陸上自衛隊

正木幸夫は昭和34年12月生まれの陸上自衛官。

東京大学工学部出身で、陸上自衛隊入隊は第28期相当であるが、東大卒業は24歳の時であり、本来であれば26期相当の年齢である。

【統 率 方 針】「強く」「正しく」「明るく」
【要 望 事 項】「任務の完遂」

2017年8月、いわゆる南スーダン日報問題の影響を受け陸上幕僚長の岡部俊哉(第25期)が引責辞任した影響で、陸幕長にリーチがかかった方面総監に、28期組から3名が就任。

その影響で、師団長の椅子が用意されることなく、退職勧奨を受けての勇退となった。

本来であれば師団長はもちろん、統幕幹部や方面総監に登る逸材であったことは間違いないが、師団長以上の人事は時の運が極めて大きい。

加えて、本来であれば26期相当という年齢もあったので、今回の退職勧奨となったのであろう。

本当にお疲れ様でした。

今はまず、長年慣れ親しんだ制服を脱いで、ゆっくりとお過ごしください。

正木陸将補の第2の人生が充実した、幸多きものであることをお祈りしています。

【以上、2017年8月9日更新】

ここから下は2017年6月28日に書き記した情報であり、2017年8月の人事異動内容を反映していないキャリアについて記している。

平成27年12月(2015年12月) 第8代第5旅団長・陸将補。

前任は北部方面総監部幕僚長(兼ねて、札幌駐屯地司令)であった。

2017年6月現在、15人いる師団長・旅団長の中で唯一、防衛大学校以外の卒業生である。

1佐までの職種は普通科であり、陸上自衛隊の要となる現場で曹士とともに泥を食い汗をかいてきた幹部だ。

東大卒のエリートで、陸上自衛隊入隊は1984年という時代背景を考えると、当時、自衛隊は完全に日陰者の存在であり、大卒が選ぶ職場ではなかった。

なおかつ、その頃はバブル経済の走りの時期であり、公務員になることがバカバカしいとされていた時代でもある。

そのような中で、2期遅れで苦労することはわかりきっている状況で陸上自衛隊を選んだ東大卒のエリート・正木陸将補の志の高さを思わずにはいられない。

おそらく相当な変わり者なのであろうと思われるが、日本人はこういう、損得勘定で動かないエリートが大好きだ。

とはいえ、統率方針の「強く」「正しく」「明るく」は、陸自の師団長・旅団長の統率方針としてはかなり異例の内容だ。

そうかと思えば、要望事項の「任務の完遂」は、上司である北部方面総監・山崎幸二の統率方針である「任務完遂」のコピーであり、なかなか掴みどころのない幹部でもある。

なお、これら統率方針と要望事項は防衛省Webサイトからのコピーであり、一次情報である。

(引用:http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/06_higashi/2801b.pdf)

第5旅団長は、初代の井岡久が病気のため任期途中で退職し程なくして逝去した事例を除き、2代から7代までが後職で陸将に昇進し師団長などに栄転している。

しかしながら正木の場合、28期相当であるが、年齢を考えると厳しい昇進の道であると言えるだろう。

東大卒のエリートとして、次の人事異動に注目したい。

◆正木幸夫・第5旅団長(陸将補) 主要経歴

昭和
59年3月 東京大学卒・陸自入隊

第38普通科連隊(多賀城)
幹部学校(目黒)
第10普通科連隊中隊長(滝川)
第11師団司令部第3部(真駒内)
調査学校(小平)
研究本部研究員(朝霞)
陸上幕僚監部調査部 運用室(市ヶ谷)
陸上幕僚監部運用支援情報部 総合情報班長(市ヶ谷)
第14普通科連隊長(金沢)
研究本部主任研究開発官(朝霞)
陸上幕僚監部運用支援情報部 情報課長(市ヶ谷)
小平学校副校長(小平)
北部方面総監部幕僚副長 防衛担当(札幌)
情報本部運用支援担当情報官(市ヶ谷)
北部方面総監部幕僚長(札幌)

第5旅団長(第5旅団長を最後に勇退)

◆姓名判断

人脈や人柄ではなく、能力で上にのしあがる環境が向いている相である。

ただし、努力がすべて結果に結びつくことが困難な暗示があり、いつも何かが足を引っ張り社会的成功を掴みづらい。

意志の弱いところがあり他人に迎合する弱さがあるが、周囲の助力に恵まれ本人が望まなくともリーダーに押し上げられる人生を歩む。

【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的とし、軽量化処理やオリジナルからトリミングし切り取って用いているものがある。

【引用元】

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/11_bcg.html

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/02_introduction/20160910_12kinenbi/20160910_kinennbi.html

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/5d/02_introduction/20161017_kennetu2/20161017_2kennetu.html

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