森田雄博(もりた・たけひろ)は昭和41年9月生まれ、埼玉県出身の航空自衛官。
防衛大学校は第33期、幹候は第79期の卒業だ。
平成28年12月(2016年12月) 航空自衛隊第3補給処長・空将補
前職は西部航空警戒管制団司令兼ねて春日基地司令であった。
(画像提供:上下とも、航空自衛隊第3補給処公式Webサイト)
2018年7月現在、航空自衛隊第3補給処長を務める森田だ。
なお上記写真、集合写真の前列左から3人目が森田である。
その2人右側には、第34代航空幕僚長であった杉山良行(第24期)が見える。
また左隣は、恐らく当時、航空幕僚監部人事教育部長で空将補であった井筒俊司(第30期)であろうか。
画像が不鮮明でわかりにくいが、戦闘機パイロット上がりとは思えない気品のある佇まいであり、恐らく間違いないと思われる(あ、戦闘機やさんが下品と言っているわけではありません・・・)。
なお森田の画像だが、33期のエースであり、空将補に昇任後も要職を歴任しているにもかかわらず、集合写真での画像しか見つけることができなかった。
第3補給処長の紹介ページでは画像を上げておらず、また春日基地司令時代の画像はちょうど司令本人の顔が見えないような画像ばかりがmod(防衛省)ドメインにあるばかりである。
漏れ聞こえてくる森田の人柄と言えば、33期のトップエリートとは思えないほどの気配りや腰の低さ、それにユーモアのセンスに溢れたコミュニケーション能力の高さと言った良い噂ばかりだが、まさか積極的な顔出しを嫌う恥ずかしがりなのだろうか(そんなわけないか・・・)。
それはともかくとして、森田の現職についてだ。
航空自衛隊第3補給処は、航空自衛隊に3つある補給処の一つで、埼玉県狭山市の入間基地に所在する。
その役割は、公式Webサイトからそのまま引用すると
”航空自衛隊の通信電子器材、写真器材及び気象器材に係る保管、補給、整備及び調達の業務を任務とし”
ということになっているが、そもそもが空自を代表する巨大基地である入間のことだ。
中部航空方面隊司令部が設置され、また航空支援集団隷下の主力部隊、とりわけ第2輸送航空隊も同所に設置されていることから考えても、即応性が求められる空自の資材や器材については全てここで調達し、ストックしているということなのだろう。
ちなみに航空自衛隊には、ナンバリングで言うと第4補給処まであるが、補給処の数は3つで、第1補給処はない(廃止された)。
第2補給処、第3補給処、第4補給処の3体制と言うことになるが、このうち第4補給処も入間に所在する。
その任務は、同様に公式サイトから引用すると
”航空自衛隊の需品、弾薬、航空機の支援器材、化学器材、施設器材並びに衛生器材の保管、補給、整備及び調達の業務を任務とし”
とあるように、第3補給処とは同所にありながら、違う資材を調達・管理する役割を担っていることになる。
いずれにせよ、入間に万が一のことがあったら・・・エラいことである。
では、そんな航空自衛隊を縁の下で支える要職にある森田とは、どんなキャリアを昇ってきた幹部なのか。
少し詳しく見ていきたい。
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