鈴木純治は昭和35年2月19日生まれ、広島出身の陸上自衛官。
防衛大学校第26期の卒業で82幹候、職種は普通科。
2017年7月、南スーダン日報隠蔽問題を巡る一連の懲戒処分の中で、第25期であった岡部俊哉が引責辞任し、第27期の山崎幸二が陸上幕僚長に就任したことから、退職勧奨を受けて勇退。
元々、2017年8月で引退が既定路線であったとは言え、一連の、問題点が全く理解できない「日報隠蔽問題」の一番のとばっちりを受けた一人であると言えるだろう。
何はともあれ、今はただ長年慣れ親しんだ制服を脱ぎ、ゆっくりと過ごして下さい。
貴官の第2の人生が、幸多いものであることをお祈りしています。
【以上、2017年7月31日更新】
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ここから下は2017年6月16日に書き記した情報であり、2017年8月の人事異動内容を反映していない鈴木のキャリアについて記している。
平成27年8月(2015年8月) 第33代中部方面総監・陸将。
前任は陸上幕僚副長。
【統 率 方 針】任務必遂
【要 望 事 項】誇りと謙虚さ 厳しさと思いやり 地域とともに
一等陸佐までの職種は普通科であり、第6次イラク復興支援群長を勤め上げ、副師団長、総監部幕僚長、師団長、陸上幕僚副長を経て中部方面総監に就任。
完璧なエリート街道であり、めぐり合わせによっては森山尚直(もりやまなおただ)・東部方面総監や小川清史・西部方面総監と次期陸上幕僚長を争ったはずであるが、現陸上幕僚長の岡部 俊哉(おかべ としや)が2016年7月の就任であり、2017年夏の人事で勇退になるのは既定路線か。
(中部方面総監着任式の様子)
中部方面総監から陸上幕僚長へは、第31代の折木良一と第32代の火箱芳文から途絶えており、次の陸上幕僚長も順当に行けば、北部方面総監の山崎幸二か東北方面総監の山之上哲郎氏になるであろう。
統合幕僚長人事との兼ね合いで陸幕長の任期が3年もしくは1年にならなければ、しばらく中部方面隊から陸上幕僚長は誕生しないかもしれない。
◆鈴木純治・中部方面総監(陸将) 主要経歴
昭和
57年3月 防衛大学校第26期卒業
平成
13年8月 防衛研究所学生(一等陸佐)
16年8月 第36普通科連隊長
第6次イラク復興支援群長
18年3月 陸上幕僚監部人事部補任課長
19年12月 東北方面総監部幕僚副長
21年3月 統合幕僚監部報道官
22年7月 第10師団副師団長(兼ねて守山駐屯地司令)
23年8月 中部方面総監部幕僚長(兼ねて伊丹駐屯地司令)
25年8月 第3師団長
26年8月 陸上幕僚副長
27年8月 中部方面総監
29年8月 中部方面総監を最後に勇退
◆姓名判断
面倒見がいい親分肌で、損をしてでも部下のために尽くす反面、調子の良い時と悪い時の差が激しく、頑固さも持ち合わせていることから融通が利かない一面も。
実行力を発揮し周囲の信頼を勝ち取るが、世間体を気にするところがありいつも落ち着かない傾向があり。
社交的だが不器用で気が強く、度が過ぎると失敗することも。
【注記】
このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。
自衛官各位の敬称略。
※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的とし、軽量化処理やオリジナルからトリミングし切り取って用いているものがある。
【引用元】
防衛省中部方面隊(顔写真)
http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/soukan/soukan.html
中部方面隊広報誌「飛鳥」(着任式の様子)
http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/main/03_asuka/backnumber/073_asuka.pdf
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