青木誠は昭和43年6月生まれ、熊本県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第35期の卒業で幹候72期、出身職種は野戦特科だ。
平成29年8月(2017年8月) 富士学校特科部長・陸将補
平成30年3月(2018年3月) 兼ねて諸職種協同副センター長
前職は陸上幕僚監部総務課長であった。
(画像提供:陸上自衛隊富士学校公式Webサイト 岳友第249号)
新編なった富士学校と諸職種協同センターで要職に就く、富士学校特科部長の青木だ。
2018年現在、ある意味で予算削減の煽りをもっとも受け続けている職種の一つと言ってよいだろう、野戦特科の幹部であり、装備・人員の縮小傾向は、その重要性から考えても痛々しい。
近年は、各地にある特科部隊は方面隊直轄の1本に集約され、その規模を縮小させた上で機動力を向上させ、各地の有事に即応できるように再編されているのが一般的な傾向だ。
いわば、その在り方と戦い方が大きな転換期を迎えている時と言ってもよく、諸職種との協同についてもまさに今、その研究が重要な局面にあるだろう。
そう言った意味で、青木にかかる期待は極めて大きく、その責任は非常に重い。
それにしても・・・いつも思うのだが、ぶっちゃけ12式地対艦ミサイルとFH-70はなぜ同じ職種であり、同じ野戦特科なのだろうか。
地対艦ミサイル部隊は装備も人員も拡充されているので、恐らく予算も増額されているだろう。
一方、FH-70を運用する部隊の予算が増額されいるはずがない。絶対にない。
それら兵種を合算して野戦特科とし、予算傾向を把握するのはムチャではないのか。
照準攻撃をする地対艦ミサイルに対し、面攻撃をするFH-70の運用・指揮ノウハウが同じであるとは思えないのだが、この辺りにはなにか、素人にはわからない大人の事情があるのかも知れない・・・。
それはさておき、青木についてだ。
再編と併せて、新たな運用が模索され続けているその野戦特科を指揮する幹部として、これまでどのようなキャリアを歩んできたのか。
少し詳しく見ていきたい。
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