大﨑香織(おおさき・かおり)は東京都生まれ、福岡県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第43期(女子第4期)の卒業(国際)で幹候80期、職種は輸送科だ。
生年月日は判明しないが、防衛大学校43期であればストレートの場合、昭和51年度の生まれにあたる。
平成31年3月(2019年3月) 陸上幕僚監部副法務官・1等陸佐
前職は幹部学校教育部法制教官で、エチオピアPKOセンターの講師も務めた。
なお、第2後方支援連隊輸送隊長であった時の指導方針は以下の通り。
【輸送隊長要望事項】
『輸送のプロとしての自覚と実践』
2019年7月現在、陸上幕僚監部で副法務官を務める大﨑だ。
なお先にお知らせをしておくと、この記事で使用している画像は、注釈がないものは全て小島肇(第19期)・元2等陸佐からご提供頂いたものを使用している。
上記画像2枚目、大﨑を撮影している左手のカメラマンが小島であり、自衛隊を退官後は「感動映像」をキャッチフレーズに本職のプロカメラマンとして起業し成功している、非常にレアな元自衛官である。
現役時代は北部方面隊で広報室長などを務めた経験から、今も民間人の立場で自衛隊を応援する、熱烈な自衛隊応援団長だ。
そして、私に自衛隊のことをいろいろ教えてくれる師匠でもある。
そして本記事は、その小島が大﨑1佐を独自取材された情報に基づいて、作成させて頂いた。
小島元2佐から、
「防大43期で女子4期生に、凄い幹部がいる。」
「自慢の後輩ですよ、きっと将来は将官まで昇るんじゃないかな!」
と、熱っぽくお話してくれたことから、取材結果をぜひ記事にさせて下さいとお願いして、今回ご紹介させて頂くことになった。
この場をお借りして、小島様、関係者各位の皆さんに心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
さて、その大﨑である。
職種は輸送科であり、原隊(初任地)である東北方面輸送隊に在った時から早くも、東ティモール派遣施設群で本部輸送調整幹部を務めるなど、期待を集めていた幹部だ。
当時はまだ4年目の若手2等陸尉であったが、貨物の輸送や人の出入りの管理、PKF(国連平和維持軍)司令部との調整など、多くの責任ある仕事を任される。
その仕事ぶりは当時から高い評価を受けており、上司である第4科長の荒木聖史3佐(当時)などは、
「頭が切れて頼もしく、将来が非常に楽しみな逸材」
と、防衛ホーム新聞社の取材に答えているほどだ。
若手の頃から、誰の目にも優秀な幹部として期待される、類まれな女性幹部であった。
また直近でも、平成29年8月から務めた幹部学校教育部法制教官の時に、エチオピアPKOセンター講師として現地に派遣されるなど、その世界を股にかけた活躍はいずれも留まるところを知らない。
あらゆる意味で楽しみな、自衛隊と我が国の未来を担っていくことになることが確実な幹部である。
では、そんな大﨑とはこれまでどんなキャリアを歩んできた幹部なのか。
少し詳細に、その経歴を見ていきたい。
AGSは6ヶ月、他の課程含めても入校は1年だったかと…。大崎1佐は今年3月23日付で陸幕副法務官で異動されております。
失礼しました・・・古い記事を更新する作業中に、役職を完全に見落としていました。
m(_ _)m