黒木正富(第2戦車連隊長・1等陸佐)|第38期相当・陸上自衛隊

黒木正富(くろき・まさとみ)は昭和45年4月21日生まれ、北海道旭川市出身の陸上自衛官。

防衛大学校第38期相当で幹候75期の幹部と思われ、職種は機甲科だ。

平成29年8月(2017年8月) 第2戦車連隊長・1等陸佐

前職は陸上幕僚監部人事部厚生課であった。


(画像提供:陸上自衛隊第2戦車連隊公式Webサイト


(画像提供:陸上自衛隊第2戦車連隊公式Webサイト

2018年11月現在、上富良野駐屯地に所在する第2戦車連隊長を務める黒木だ。

我が国最大・最強の戦車部隊の一つであり、文字通り北の防人として、我が国の国境を護る重要な任務を任されている。

なおこの第2戦車連隊。

機甲師団の別名で呼ばれ極めて充実した機甲科部隊を擁する第7師団とはまた違った意味で、我が国で唯一の機甲科部隊となっている。

それは、あくまでも2018年11月現在での状況だが、5個ある戦車中隊に、74式戦車、90式戦車、10式戦車の3世代が揃い踏みしているということだ。

そのため毎年、旭川駐屯地で開かれる第2師団の記念行事などでは、3世代の戦車が観閲行進に参加するという、この第2戦車連隊にしかできないレアな光景を演出し、戦車マニアたちを狂喜させる。

このような充実した戦力を誇るのも、この第2戦車連隊属する第2師団が、道北の護りという非常に重い任務を帯びているからに他ならない。

特に、第2師団隷下の名寄駐屯地は、一線級部隊として我が国の最北端に位置する戦力であり、対ソ連(ロシア)戦闘の最前線と位置づけられてきた。

ご存知のように、ロシアの戦い方は伝統的に、無尽とも言える物量と人海戦術で、人命を全く重視しない飽和攻撃をその特徴とする

そのため、このようなロシアの戦い方に対抗するためには、我が国の火力、重火砲の多くを、ここ第2師団と北部方面隊に集結させる必要がある。

そんなことで、第2師団には伝統的に質・量ともに恵まれた戦力が配備される事が多かったが、それでも正直に言って、ロシアの圧力の前にはまだ全く物量が足りていないと言ってよいだろう。

にも関わらず、陸自の火力・重火砲は今や、予算削減のやり玉に上がり続けている部隊となっている。

目先、ロシアとの関係が改善されたように見えるとしても、彼の国は国益になると判断すれば躊躇なく、国境を超える本能を持つ集団だ。

今はたまたま、国境を超えるメリットがデメリットを上回っていないという合理的な判断のもとで、つかの間の平和が維持されているに過ぎない。

そのような意味では、この黒木率いる第2戦車連隊と、第2師団を始めとした北辺の防衛力の削減には、努めて抑制的であるべきではないだろうか。

いくら我が国の機甲科を代表する精鋭・第2戦車連隊と北部方面隊と言えども、圧倒的な物量に凌駕する相手と正面から戦うには限界がある。

善処して欲しいと願う。

では、そんな機甲科の精鋭である第2戦車連隊を率いる黒木とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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