2020年5月、航空自衛隊1佐・1佐職の人事異動が防衛省から発令された。
当月は、コロナ禍の影響で陸海空の人事異動はほとんどない。
陸自はいつものこととは言え、海自の異動件数の少なさは本当に異例だった。
医官を除く異動は、僅か1発令である。
そのため海自は、当月は4月度のコラムに統合させていただいている。
ご容赦願いたい。
空に関しては、少なめとは言え意外にも、例月通りの異動が発令されている状況だ。
最前線の西方、中央の要職、教育の要(第一航空団)でも、大きな人事が動いている。
もしかして、航空自衛隊では赴任先に空自の航空機で移動するのかな?
世の中の動線と交わらずに移動ができるのだろうか?
などと思ったが、また中の人に聞いてみたいと思う。
そんな中、今回も目についたのはやはり、空幕の演習・検閲班長に着任した古田桂子(第43期)だろうか。
防大女子4期生で、40代なかばの働き盛りだが、とても美人で文字通りの才色兼備である。
宮古島分屯基地司令として活躍し、また今回中央の班長ポストを任されるなど、さらに活躍の場を広げることが嘱望されている、勢いのある1等空佐だ。
ぜひ、注目し応援して欲しい。
なお、例によってアイキャッチ画像の美しい女性は人事異動とは何の関係もない。
2等空士として入隊後、一般幹候から航空整備幹部に昇り、隊長ポストを歴任するなど活躍している、一松理香・2等空佐だ。
2士から2佐に昇るなど、本当にレジェンド級の大活躍であると言ってよいだろう。
戦闘機を始めとした航空機は、彼女のような整備部門の存在無しには絶対に成立しない。
我が国の精強な前線部隊の裏には、パイロットと同等に精強な後方部門がいることにも注目してもらえれば、嬉しく思う。
その他、詳細な異動の内容は以下の通り。
※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。
(画像提供:防衛省公式Webサイト)
兼ねて航空幕僚監部防衛部防衛課勤務を命ずる
(航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課)
1等空佐 倉地康平
北部航空警戒管制団第18警戒隊長を命ずる兼ねて稚内分屯基地司令を命ずる
(中部航空方面隊司令部防衛部防衛課長)
2等空佐 水﨑光
中部航空方面隊司令部防衛部防衛課長を命ずる
(南西航空警戒管制団第56警戒群司令兼与座岳分屯基地司令)
2等空佐 島田勝範
南西航空警戒管制団第56警戒群司令を命ずる兼ねて与座岳分屯基地司令を命ずる
(航空自衛隊幹部学校)
2等空佐 影山貴司
(以上2020年5月7日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0507a.pdf
航空総隊司令部医務官を命ずる兼ねて防衛医科大学校病院勤務を命ずる兼ねて作戦システム運用隊勤務を命ずる
(西部航空方面隊司令部医務官兼西部航空警戒管制団兼自衛隊福岡病院)
1等空佐 吉田凡太郎
西部航空方面隊司令部医務官を命ずる兼ねて西部航空警戒管制団勤務を命ずる
(航空自衛隊幹部候補生学校)
2等空佐 辻基
(以上2020年5月13日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0513a.pdf
統合幕僚監部防衛計画部防衛課防衛調整官を命ずる
(北部航空警戒管制団北部防空管制群司令)
1等空佐 石井浩之
航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課演習・検閲班長を命ずる
(航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課)
1等空佐 古田桂子
北部航空警戒管制団北部防空管制群司令を命ずる
(航空幕僚監部運用支援・情報部運用支援課演習・検閲班長)
1等空佐 河田喜嗣
第6航空団副司令を命ずる
(第1航空団飛行群司令)
1等空佐 丸山直昭
第1航空団飛行群司令を命ずる
(統合幕僚監部防衛計画部防衛課防衛調整官)
1等空佐 今井勝文
航空自衛隊幹部学校付を命ずる
(第7航空団)
1等空佐 小川高優
(以上2020年5月15日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0515a.pdf
航空医学実験隊第4部長を命ずる兼ねて航空医学実験隊勤務を命ずる
(航空医学実験隊)
2等空佐 髙田邦夫
(以上2020年5月22日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0522a.pdf
航空自衛隊幹部学校勤務を命ずる
(航空自衛隊幹部学校付)
1等空佐 若林友和
(以上2020年5月25日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2020/0525a.pdf
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