渡辺亘紀(第12普通科連隊長・1等陸佐)|第39期・陸上自衛隊

渡辺亘紀は昭和45年7月18日生まれ、福岡県出身の陸上自衛隊。

防衛大学校第39期の卒業で幹候76期、職種は普通科だ。

平成30年3月(2018年3月) 第12普通科連隊長兼ねて国分駐屯地司令・1等陸佐

前職は北部方面総監部防衛部訓練課長であった。

(画像提供:陸上自衛隊第8師団公式Webサイト

2019年4月現在、第12普通科連隊長兼ねて国分駐屯地司令を務める渡辺だ。

日本一の尚武の地の一つと言ってよいだろう、鹿児島県の霧島市に所在する駐屯地で、鹿児島湾の最深部から僅かに内陸に入ったところ、桜島がよく見える海岸部に所在する。

その渡辺もまた、もっとも数多くの陸自将官を排出している福岡県(※)の出身であり(2018年6月調査)、まさに武人らしい男が、伝統ある武人の地で連隊長に着任したと言ったところだろうか。

※将官の出身都道府県について、詳細はこちらのコラムで解説

【自衛官の出世と昇給】自衛隊で出世できる都道府県・できない都道府県

なお、その第12普通科連隊が所在し、警備区域とする鹿児島県。

離島の面積も離島に住む人口も日本一となる離島の県でもあり、県土の実に27%が離島になっている。

そのため、我が国にとって国防上、もっとも重要な課題である離島防衛をその使命としており、高機動力を活かした離島の潜入やその奪還と言った訓練を繰り返し行っているのが特徴の部隊だ。

ドーン・ブリッツ2013では、米海兵隊に30名の精鋭を派遣し離島奪還作戦の実戦的な訓練を実施するなど、我が国の最前線である第8師団の基幹となる普通科連隊として、ますますその存在感を高めている。

また、その渡辺の原隊(初任地)は日本海側の最精鋭部隊の一つと言って良いだろう、第14普通科連隊(金沢)。

1個連隊としては異例の、富山県・石川県、福井県嶺北の3都道府県にまたがる広大な地域を担当することで知られる。

そのためその連隊長ポストには、同期1選抜クラスのエリートが就くことが多くなっているのが特徴だ。

一例を挙げると、管理人永遠のアイドルであった元東北方面総監、山之上哲郎(第27期)・元陸将や、東大出身の英才で第5旅団長を最後に退役された正木幸夫(第28期相当)・元陸将補等の他、現役では以下のような顔ぶれが同連隊長出身となっている。

冨樫勇一(第33期)・陸上幕僚監部人事教育部長(陸将補)

松永康則(第34期)・中部方面総監部幕僚副長(陸将補)

戒田重雄(第35期)・第1空挺団長兼ねて習志野駐屯地司令(陸将補)

※肩書は全て2019年4月現在。

そんなエリートの指定席である連隊長の下で、自衛官としての基礎である初級幹部時代を過ごしたことは、渡辺にとっても非常に大きな経験となっているのではないだろうか。

では、そんな第12普通科連隊を率いる渡辺とはどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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