麻生敏幸(第10特殊武器防護隊長・2等陸佐)|第46期・陸上自衛隊

麻生敏幸(あそう・としゆき)は防衛大学校第46期卒業の陸上自衛官。

幹候は83期、職種は化学科だ。

生年月日は判明しないが、第46期はストレートの場合、昭和54年度の生まれということになる。

平成30年3月(2018年3月) 第10特殊武器防護隊長・2等陸佐

前職は陸上幕僚監部運用支援・訓練部であった。

なお、第10特殊武器防護隊長としての指導方針は以下の通り。

【統率方針】

即応必遂

【要望事項】

徹底

改善・向上

(画像提供:陸上自衛隊第10特殊武器防護隊公式Webサイト

(画像提供:陸上自衛隊第10特殊武器防護隊公式Webサイト

2018年8月現在、第10特殊武器防護隊長を務める麻生だ。

第10防護隊は第10師団隷下、守山駐屯地に所在する部隊で、文字通り敵性勢力による特殊武器を用いた攻撃から国民の生命と財産を守ることを任務とする。

発足した平成3年当時は化学防護小隊、平成16年には独立し第10化学防護隊へと改編されるが、時代は化学兵器以外の現実の脅威が増々高まる安全保障環境だ。

そのため平成25年には広く特殊武器全般からの攻撃に対処する能力を備えた、第10特殊武器防護隊としてよりその機能が強化された。

正直化学科は、普通科や機甲科となどに比べ余り目立つことがない。

というよりも、やたら化学科の姿が目立つ時は相当マズイ局面であり、その災派(災害派遣)活動も極めて特殊な環境が多いのが特徴だ。

なお近年の災派・民生活動を一部抜粋してみると、

平成29年 岐阜県山県市鳥インフルエンザ災害派遣

平成26年 中国遺棄化学兵器発掘回収事業派遣

平成23年 福島第1原発事故に伴う原子力災害派遣

と言った具合で、まさにNBC、すなわち核(Nuclear)、生物(Bio)、化学(Chemical)の各大量破壊兵器に対処するためのプロにしかできない、極めて厳しい現場が多くなっている。

言い換えれば、余り目立つことはないが、彼らのような存在がいないと、敵性勢力は容易に、都心のど真ん中でこれら大量破壊兵器によるテロを実行し、社会不安を極大化させる攻撃が可能になるということだ。

一方で、これら特殊兵器による攻撃への対処は隊員個人に対するリスクも非常に大きく、その任務は真に強い心身を持った強靭な精鋭たちにしか遂行することはできない。

麻生が率いるのは、そのような誇り高い自衛官たちの部隊であり、そして強い組織を率いることができるのもまた、強い指揮官だけである。

46期組ということで、2018年現在でまだ30代の若き指揮官だが、その双肩でしっかりと我が国の平和と安全という重い責任を担い、受け止める。

是非注目して欲しい職種であり、中堅幹部である。

では、そんな重い責任を担う麻生とはどんなキャリアを歩んできた幹部なのか。

少し詳細に、そのキャリアを見ていきたい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする