2019年10月、海上自衛隊1佐・1佐職の人事異動が防衛省から発令された。
海上自衛隊はご案内のように、陸海空の中で、一番「人事の時期」にこだわらない組織だ。
一般に自衛隊は、3~4月、7~8月、12~1月の年に3回、将官人事が動く関係で組織が大きく変わり、それに応じて佐官クラスの異動もまとまって発令される。
もちろん海上自衛隊もこの原則は変わらないが、これ以外の季節にもお構いなしに指揮官クラスが異動になるので目が離せない。
当月も、指揮官クラスでは硫黄島航空基地隊司令、呉教育隊司令、第203教育航空隊司令などが動き、また幕僚クラスでも第1航空群司令部首席幕僚、第2航空群司令部首席幕僚など、印象的なポストに異動が発令された。
詳細は以下から確認してほしい。
なお例によって、アイキャッチ画像の若く美しい女性は、人事異動とは何の関係もない。
アフリカ・ソマリア沖に在って、我が国と世界の平和と安定のために過酷な任務をこなす、女性自衛官の活躍を撮影したものだ。
派遣海賊対処行動水上部隊(DSPE)「あさぎり」に乗船し、この瞬間にもまた、危険な任務に従事し日本の国益を守り続けてくれている。
ぜひ、欧州から届いたワインやチーズなどを楽しむ時には、国民の知らないところで活躍するこのような自衛官がいるからこそと、シーレーンを守る崇高な任務に思いを馳せて欲しい。
その他、詳細な人事異動の内容は以下の通り。
※文中、自衛官および関係者各位の敬称略。
(画像提供:防衛省統合幕僚監部公式ツイッター)
自衛艦隊司令部運用総括幕僚を命ずる兼ねて護衛艦隊司令部勤務を命ずる
(自衛艦隊司令部)
1等海佐 新妻嗣礼
徳島教育航空群司令を命ずる
(自衛艦隊司令部運用総括幕僚護衛艦隊司令部)
1等海佐 山内康司
(以上2019年10月25日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2019/1025a.pdf
第1航空群司令部首席幕僚を命ずる
(鹿屋航空基地隊司令)
1等海佐 木下章
鹿屋航空基地隊司令を命ずる
(下総教育航空群司令部首席幕僚)
1等海佐 川畑信一
硫黄島航空基地隊司令を命ずる
(第1航空群司令部首席幕僚)
1等海佐 森脇仁
呉教育隊司令を命ずる
(硫黄島航空基地隊司令)
1等海佐 飯塚祥平
下総教育航空群司令部首席幕僚を命ずる
(下総教育航空群司令部)
1等海佐 糸瀬博明
横須賀地方総監部付を命ずる
(呉教育隊司令)
1等海佐 淵﨑直樹
(以上2019年10月21日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2019/1021a.pdf
下総教育航空群司令部勤務を命ずる
(自衛艦隊司令部幕僚)
1等海佐 糸瀬博明
(以上2019年10月18日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2019/1018a.pdf
海上自衛隊第2術科学校教務部長を命ずる
(海上自衛隊第2術科学校研究部長)
1等海佐 石谷拓哉
海上自衛隊第2術科学校研究部長を命ずる
(海上自衛隊第2術科学校)
2等海佐 元山浩司
(以上2019年10月10日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2019/1010a.pdf
海上幕僚監部人事教育部援護業務課援護班長を命ずる
(海上幕僚監部人事教育部援護業務課)
1等海佐 五十嵐裕
海上幕僚監部装備計画部艦船・武器課艦船・武器調整官を命ずる
(艦艇開発隊副長兼装備実験部長)
1等海佐 木下治信
第2航空群司令部首席幕僚を命ずる
(第203教育航空隊司令)
1等海佐 前田忠久
艦艇開発隊副長を命ずる兼ねて装備実験部長を命ずる
(海上幕僚監部装備計画部艦船・武器課艦船・武器調整官)
1等海佐 岸本昌之
第203教育航空隊司令を命ずる
(航空集団司令部幕僚)
1等海佐 林和昭
海上自衛隊航空補給処勤務を命ずる
(海上幕僚監部人事教育部援護業務課援護班長)
1等海佐 花田博光
(以上2019年10月1日付)
防衛省発表資料
https://www.mod.go.jp/j/press/jinji/2019/1001a.pdf
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