【現地レポート】第1空挺団降下訓練始め　C-2輸送機などが初参加

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2019年1月13日（日）に陸上自衛隊習志野演習場で開催された、第1空挺団の降下訓練始めに参加してきました。

降下訓練始めは、1年最初の降下訓練を一般にも開放し、また諸外国の武官なども多く見学に来る一大イベントです。

航空自衛隊の多くの輸送機も参加し、総火演（富士総合火力演習）とはまた違う意味で、日本を代表する陸自のイベントと言って良いでしょう。

この日の来場者数はなんと1万人超え。

上記画像1枚め、一般観覧席も入りきれない人で溢れかえっています。

今回管理人は、習武台という非常に恵まれた場所から見学できる機会を頂戴できました。

岩屋防衛大臣の後方に位置する、最高の見学ポイントです。

本当に感謝感激です。

今回の演習は、離島を占領した  中国人民解放軍  敵を排除するという設定で始まりました。

最初に第1空挺団の偵察部隊が小規模な部隊で降下し、また2000ｍ程度の高高度からも一部部隊が隠密に降下をし、敵状の確認をします。

さらに拠点の確保を完了したら、上記画像のように主力部隊が一気に降下し、空は一気にクラゲ（傘）だらけに。

ちなみに画像の航空機は、航空自衛隊美保基地に所在する最新鋭輸送機のC-2。

第1空挺団の降下訓練始めには初参加です。

他にC-1、C-130輸送機が航空自衛隊から参加した他、陸自の第1ヘリコプター団からはCH-47チヌークも参加。

また第1空挺団と共に、沖縄に駐留している米陸軍第1特殊部隊群第1大隊（通称グリーンベレー）と、アラスカ州の第25師団第4歩兵旅団戦闘団の80人ほどが一緒に降下し、陸自との固い絆を示してくれました。

しかしここで、降下した第1空挺団の部隊に敵が気づき反撃を開始。

味方は窮地に追い込まれますが、陸自の攻撃ヘリが応援で駆けつけ援護射撃を開始しました。

さらに野戦特科が運用する迫撃砲も降ろして、先遣部隊が拠点の確保を進めていきます。

そして16式機動戦闘車、陸自が新たに発足させた水陸機動団のＡＡＶ７（水陸両用車）を一気に上陸させ、機動力を発揮し敵勢力を駆逐。

仕上げに10式戦車まで投入し、一気に離島の奪還を達成しました。

さらに最後には、敵性勢力からの再上陸・再攻撃に備えて地対艦ミサイルや地対空ミサイルなどの部隊が展開する念の入れようです。

このようにして、第1空挺団を尖兵とした陸海空自衛隊の離島奪還部隊は、完全に作戦目標を達成しました。

しかし、この攻防戦。

恐らく設定上は南西方面島嶼部の攻防戦のような気がしますが。。

これだけの数の16式機動戦闘車に10式戦車、軽装甲機動車に加え、地対艦ミサイルや地対空ミサイル部隊となれば、海自の第1輸送隊がフルでLCAC（エアクッション艇）を動員しても、1回の海上輸送は無理ではないのか・・・？

という疑問はご愛嬌ですね（笑）

っていうかきっと、12式地対艦ミサイルの射程を考えると、離島に揚陸して運用することは本当は考えて無さそう・・・。

ちなみに地対艦ミサイル部隊が登場すると、海外武官が興味深そうに立ち上がって見学をしていました。

やはり離島防衛の一つの在り方として、相当関心を集めているようです。

続いて後半戦のメイン、自衛隊とそのご家族、関係者による大規模な野宴（野外バーベキュー）パーティーです。

（次ページに続く）

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