いつもたくさんの人に、当ブログにお越し頂きましてありがとうございます。
さて皆様、ご存知のように2023年4月6日、宮古島沖で陸上自衛隊のUH-60JAが遭難し、6名の隊員の皆様がご殉職され、2023年5月4日の段階でなお、4名の隊員の行方がわかっていない状態です。
5月2日には水中からヘリが引き上げられ、おそらく事故原因の解明も進むことでしょう。
事故から間もなく1ヶ月になろうとしていますが、このタイミングでぜひ、皆さんにお伝えしたいこと、読んで頂きたいことがあります。
宜しければ、お付き合いください。
冒頭、まずは何よりも坂本雄一・陸将以下、ご殉職が確認された隊員6名の皆様とそのご家族・ご関係者の皆様に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げ、故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。
通常任務・業務の傍らで、捜索活動にたずさわっている陸海空自衛官、海保、警察、漁協その他の皆様にも、心からの敬意と感謝を申し上げます。
さて、本記事を書いているのは2023年5月4日です。
いつものことですが、自衛隊にとって何か良いこと/悪いことが発生すると、当ブログのアクセス数が急増します。
そしてそのような時、多くのマスコミ関係者や「軍事ジャーナリスト」と称する方がアクセスし、記載内容を参考にして記事を書き、あるいはコンテンツを作っていらっしゃること、よく知っています。
もちろん、私のブログには基本的に公開情報しか書いていませんので、事実関係の情報に関して、ご自由に持ち帰って頂いて構いません。
これからも情報を正しく利用して頂いた上で、民間人の立場で、国防のためにお互いに貢献できることがあれば切磋琢磨したいと思っています。
その上で、今回の事故に関しては余りにも、自衛隊の仕組み、現場の運用、なによりも”人の心”を理解しないマスコミ関係者や”軍事ジャーナリスト”の批評が目立つので、一定の区切りがついたこのタイミングでコラムを起こしました。
宜しければ、今後の執筆・評論活動にお役立てください。
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ご殉職された坂本雄一・陸将 国防に捧げられた人生に心からの敬意を申し上げ、ご冥福を心からお祈り申し上げます
(画像引用:陸上自衛隊第8師団公式Webサイト)
***
今回、国防の最前線に立たれていた坂本陸将をはじめ、多くの隊員のご殉職が確認された。
いつものことではあるが、今回の事故では、
「なぜ師団長がヘリ視察をするのか」
「師団幹部が全員同じヘリに乗るなど、危機管理がなっていないのではないのか」
と言う趣旨で、物知らずのど素人記者やコメンテーターが批判を展開しているのが目立ち、情けなく、心を痛めている。
最初に驚いたのは、事故間もなくの森下陸幕長の記者会見のときだ。
どの社の誰なのかわからなかったが、
「師団長がヘリコプターで視察を行うなど、ありえないのではないのか」
と言う趣旨の批判をした記者がいた。
なぜこんなクソど素人がマスコミや記者を名乗り、緊急時の陸上幕僚長から時間を奪うことが許されるのか・・・。
師団長でも、それより格上の方面総監ですら、ヘリによる管轄地域の視察や上空からの年頭訓示などが行われていることなど、多少なりとも国防に興味がある者であれば知らないはずがないだろう。
基礎知識の不足している記者による筋違いの批判は今に始まったことではないが、さすがに今回の的外れな批判は度が過ぎている。
また私が特に驚いたのは、マスコミだけでなく軍事ジャーナリストを自称する人からすら、
「なぜあの時、あの場所に坂本師団長がいたのか」
ということの意味について、解説をしている人を誰一人見かけないことについてである。
余りにも基本的なことを解説するようでバカバカしいのだが、宮古島は第15旅団の管轄である。
第15旅団は沖縄の那覇にHQ(司令部)が所在し、沖縄県の防衛に責任を担う。
名称は旅団だが、ご存知のように国防の最前線であり、師団と同等の重責を担っている。
実際に第15旅団はまもなく、部隊が増強され師団に格上げされることが決定している。
そして坂本陸将は、南九州の防衛に責任を担う第8師団の師団長であった。
つまり管轄外の宮古島を、着任からわずか1週間で師団長自ら視察しているのである。
極論のようだが、第2師団(旭川)の新任師団長が、着任からわずか1週間で宮古島を視察しているようなものだ。
なお新任師団長というのは通常、着任から1ヶ月間は全く身動きが取れない。
(1)状況報告受け
(2)関係機関や協力組織への挨拶
(3)隷下部隊の視察
といった仕事が優先され、自分の職掌範囲を把握・統御するだけでも相当な時間と手間がかかる。
にも関わらず、状況報告を受けると真っ先に、その他の任務を脇におき、隷下部隊の視察も後回しにして、管轄外の宮古島に飛んでいるのである。
想像するにわずか1週間であれば、状況報告を受けただけですぐに、宮古島視察を決断しているはずである。
つまりこれは、それほどに「南西方面の危機が切迫している」という、坂本師団長の任務分析の結果に他ならないということだ。
このご決断の重さをなぜ、マスコミや”自称軍事ジャーナリスト”の誰一人として理解できないのか。
この切迫している国防の危機の状況をなぜ、誰一人として発信できないのか。
いうまでもなく、第8師団は台湾危機、あるいは南西方面で有事が発生した際、第15旅団の応援に最初に駆けつける部隊である。
その新任師団長が最優先任務と判断したことが、「管轄外の宮古島視察」であるとまで言わなければ、なぜ理解できないのかと、情けない思いである。
この事実が示すことは、
・台湾有事、南西方面有事の可能性は非常に高いと、坂本師団長と自衛隊が判断したこと(していること)
・そして”それ”は、間もなく発生するであろうことを想定し準備をしていること
・この視察そのものが、諸外国へのメッセージであること
である。
にも関わらず、マスコミも”自称軍事評論家”も誰一人として、このことに言及してる言説を見かけない。
かろうじて、熊本県の防衛協会関係者で陸自OBの方が、
「真っ先に、国防の最前線を視察したかったのだろう」
と、インタビューでお答えされていたのをみたくらいだ。
しかしその言葉の真意も、アホマスコミのアホ記者は全く理解できなかったのだろう。
坂本陸将のこのようなご決断について、師団長と同等以上の役職を経験し、同じ立場で重責を全うした陸自OBであれば、
「見事な決断だった」
と称賛されると確信しているし、また称賛していることも知っている。
どうかぜひ、このような視点から坂本陸将の行動を分析される記者・軍事ジャーナリストの方がひとりでも多く出てきて下さることを期待している。
また今回の事故について多く見かける、
「師団幹部が1機に同乗するなど、危機管理がなっていないのではないのか」
と言う批判についてだ。
危機管理という意味では、副師団長が熊本で留守を預かっているのに、いったい何の問題があるというのか。
敢えて言うのであれば、幕僚長の庭田徹・1佐の同乗について、批判の声があることを100歩譲って理解しないわけではない。
しかし幕僚長というのは師団の実務執行者であり、実務を回す責任者である。
坂本師団長が「異例の決断」で最前線を視察するというのに、
「あ、じゃあ私は後日行きますね」
などと言うわけがないだろう。
同じ景色を同じ窓から見て、師団長の目を見ながら危機感を共有し、意見を交わすのが幕僚長である。
この坂本師団長の現場視察に同行しないような幕僚長に、幕僚長の任務など務まるものか。
そんなこと、庭田1佐のお気持ちになれば、痛いほどわかるだろう・・・。
なぜこれほど、人の気持ちが理解できないバカタレどもばかりなのか。
先の大戦の際、硫黄島で国防の任務にあたられた栗林忠道・大将は、現地に赴任すると司令部の幹部を引き連れ、島中を歩いた。
そしてご自身はもちろん、上級幹部にも一兵卒と同じ食事を摂ることを厳命し、現場を正しく把握することに力を注いでいる。
だからこそ、あのような劣悪な環境と装備であるにも関わらず、自軍以上の大損害を米軍に与えることが可能になったのである。
いうまでもなく、戦争中なので連日、米軍の爆撃機が島に空爆を行っている状況の中でだ。
このような時に果たして、
「危機管理の観点から、指揮官と幕僚長は別々に現地を視察すべきである」
などとアホの評論家がいって、どれだけの説得力があるというのか。
むしろ一緒に行動し任務分析をしないほうが、異常というものである。
敢えて陸自に苦言を申し上げるのであれば、国防の最前線で師団長の視察を行う以上、せめてもう1機、エスコート役のヘリがいても良かったのではないのかと思っている。
そうすればきっと、事故の状況把握、救命活動が速やかに進んだのではないかと、その点だけ悔しくてならない。
ただこれも、使える予算や機材の関係で難しかったのだろう。
陸自の現場はそれほどに、予算も人も不足し切迫しているということである。
次に、ご殉職された、あるいは行方不明になっている坂本陸将、庭田幕僚長、伊與田1佐(宮古警備隊長)についてである。
私のブログは、基本的に公開情報しか書かない。
個人的な繋がりで入手した情報を書くと、誰にどんな迷惑がかかるかわからないためである。
その上で今回は、自分に課しているこの原則を破りたいと思う。
庭田1佐の前職は、陸上幕僚監部の運用支援・訓練部訓練課長であった。
防大41期でもあり、順当に考えれば今回の異動で1選抜将補に昇任しているはずのポストである。
過去の活躍を考えれば、当然あるべき人事であった。
そんな庭田1佐の活躍と言えば、やはり自衛隊イラク派遣であろうか。
クェートの分遣班に派遣され、米軍キャンプで環境が劣悪な中、サマーワの1/4しかつかない手当の中で全く不平・不満を言うこと無く、完璧な仕事をしたと聞いている。
屈強な心身で常に周囲を慮り、努力を重ねた人である。
そして米海兵隊CGSに学ぶなど、日本の国防に無くてはならない人だった。
今回の異動で陸将補昇任が決まらず、8師団幕僚長に着任したことは、ある意味で「失意」の人事であったかもしれない。
しかしそんなことを一切感じさせない任務分析、強い責任感は全くもって見事としか言いようがない。
そんな庭田1佐の想いを知ること無く、今回の任務に批判的な言葉を投げかける連中は許しがたい。
庭田1佐のご家族、ご関係者の皆様には心からの哀悼を申し上げ、国防に捧げられた尊い人生に心からの敬意を申し上げ、そのご冥福を心からお祈りしたいと思っている。
次に坂本陸将についてである。
坂本陸将の見事な決断については詳述したので、ここでは改めて書かない。
ただ、前任の第12旅団長時代の噂については本当に、地元群馬の評判は素晴らしいものであったと、関係者から聞いている。
こういった地元の噂や評判というのは、時に自衛隊の人事を左右しかねないほどの影響力がある。
私自身、各地の防衛協会や協力会などに多く席をおいているが、率直に申し上げて評判の悪い幹部はその後、左遷に近い人事を喰らうこともある。
それほどまでに、”自衛隊の中の人”と違い、民間の応援団は本当に正直で素直に、幹部を評価するということだ。
そんな中で、坂本陸将の前任地での評判は完璧で素晴らしいものだった。
なぜこんな形で、国の宝を失わなければならないのか・・・。
本当に悔しいし、考えれば考えるほどに涙が出てくる。
坂本陸将のご家族、ご関係者の皆様には心からの哀悼を申し上げ、国防に捧げられた尊い人生に心からの敬意を申し上げ、そのご冥福を心からお祈りしたいと思っている。
次に、行方不明になっている伊與田雅一(第36期)・1佐についてだ。
伊與田1佐は第10即応機動連隊の初代連隊長であり、第10普通科連隊の組織変更の際に重責を担い、やりきった幹部である。
ご存知のように各地の部隊は今、多くが即応機動連隊に衣替えしており、その戦力化が急務である。
いうまでもなく、組織とは形を作れば機能するものではない。
形を作り、どう運用し、どう戦力化をするのかのグランドデザインを描くのが、初代連隊長の任務であった。
この業務に携わった関係者のお話からも、伊與田1佐の誠実なお人柄、極めて優秀な自衛官としての資質、またお人柄を多く聞いている。
伊與田1佐を知るすべての人が、心から深い悲しみに沈み、その1日も早いご家族の元へのご帰宅を心から待ち望んでいる。
伊與田1佐の行方が一日でも早く判明することを、心から願っている。
今回、3名の幹部について特に個人的に知っていることを書いたが、もちろんその他の皆さんについても同様である。
ご殉職をされた6名の皆様、行方がわかっていない4名の皆さまについて、全く同じ想いをお伝えしたく、コラムを書かせていただいた。
いつも以上に勝手なことを書かせていただいたが、どうかご容赦を頂きたい。
最後に、繰り返しになるがマスコミやメディア関係者、また”自称軍事評論家”の皆様にはどうか、もう少し現場で汗を流す自衛官の思いに寄り添って頂ければ嬉しく思う。
もう少し国防について勉強し、正しく情報発信をして頂きたいと願っている。
国防に関する知識の欠如は、国防そのものへの無関心を表すものだ。
国防に無関心なマスコミ・国民であると周辺諸国に思われることが、安全保障環境を不安定にしているのである。
どうかもう少し、情報を正しく発信し、もって自衛隊・自衛官のサポートを通じて世界の平和に貢献できる人がひとりでも増えていくことを心から願っている。
それが、ご殉職をされた隊員とそのご家族・ご関係者へのせめてものご供養なのだから。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
管理人:桃野泰徳
https://twitter.com/momono_tinect
https://www.facebook.com/yasunori.momono
アイキャッチ画像:坂本陸将着任式の模様
出所:第8師団公式ツイッター
素晴らしいコラム、涙だなく読めませんでした。
元自衛官そして、娘夫婦が陸上自衛官で頑張ってくれています。
日本の最後の砦、宝物これを忘れた国は、歴史上亡んでいます。
シェアいたします。
早友様、お読み頂き感謝申し上げます。
自衛隊でご活躍されているご家族、そして家族として自衛官を支える早友様に、心からの敬意と感謝を申し上げます。
本当に、いつもありがとうございます。
12月以来新しい見解が出ず、体調がすぐれないのかと勝手に心配していましたが、また見解に接することができて、よかったです。
今回の事故への見解、大納得です。
最初、なぜ8師団長が、宮古にと思っていましたが、宮古が現下の最大ポイントとのご説明、腑に落ちました。ありがとうございます。
これからも、様々な見解をお教えください。 鶴田尚男
鶴田 尚男さま
コメントを頂きましてありがとうございました!
体調は完璧なのですが、いかんせん仕事に追われておりなかなか、コラムを更新できておらずに大変申し訳ございません。
m(_ _)m
お読み頂き、本当にありがとうございました!
これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
管理人さんへ
こんばんは、ポンです。
お忙しいところ失礼します。
コラム
宮古島ヘリ事故と自衛官の殉職について 多くの人に考えて頂きたいことがあります。
拝読させて頂きました。
読んでいる間、涙が込み上げてきました。
坂本さん御本人もきっとこちらのコラムを読んでいたら、喜んで頂けたと思います。
高校時代の同級生や前の勤務地で坂本さんと接したことのある方のお話で、
日本が失った人材は大きすぎたと感じました。
坂本さんのような人材を育成するのに30年はかかると言われているのに残念でなりません。
毎日、仕事中も坂本さん着任の記者会見の動画を思い出して泣きたくなりました。
数年で異動しなければいけないようですが、
もし異動がなければ、旭川駐屯地で勤務する事ができたのでは?
台湾と中国の問題がなければ、坂本さん達は急いで宮古島に行かなくても良かったのにっと思いました。
この2つがなければ、今でも坂本さんは元気に働いていたのに。悔しいです。
私は坂本さんのお人柄などもっと知りたいので、これからも坂本さんの記事を探し続けます。
もし、また日本人に生まれてこれるなら、
坂本さんのように男らしい生き方がしたいです。
欲を言えば、予知能力・超能力者になれたら、坂本さん達や今まで救えなかった人達を助けたいです。
以前お伝えしました、北海道新聞のネット記事は一日5記事まででしたら、無料会員登録をすればご利用できます。
お伝え漏れがありましたが、ぜひご覧下さい。
追加記事があります。
・陸自ヘリ事故 搭乗直前の前師団長らか、事故当日の写真がみつかる 私服姿で保良訓練場に 沖縄・宮古島(琉球新報) – Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/ea076fafaee85f9977f99c37ff77aeecca2906ef
陸自ヘリ事故1カ月 「日本にとって必要だった」 坂本雄一前師団長悼む(産経新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/9454aed4317aa5eead35f86b997e1745aa88965f
よろしければ、こちらもぜひご覧になって下さい。
事故当日のお写真は、一部私服だったことを悪く言う方達が見受けられましたが、
私は気にしません。
坂本さん達の生前の最後の姿ですので、
今となっては、大変貴重な写真だと思います。
地元の方のお話では、
基地の周りに怪しい人がいるそうです。
制服だと石を投げつけてくる人もいるそうです。
管理人さん、坂本さんは確認できました。
真剣な表情でした。
私が見た感じでは、坂本さんや他の方達は、笑っていないし、楽しそうにもしていません。
どの方が庭田さんなのかわかりませんが、
この後のことを考えると悲しくなります。
できるだけ短い文章にまとめようと思いましたが、長くなってしまいました。
ポンさま、コメントありがとうございました。
庭田さんは恐らく、坂本さんのそばにいる体の大きな方ですね。
ラグビーで鍛えられた、体格の良い方でしたので。
本当に残念です。
この度の事故では、かけがいのない大切な方々を失ってしまいました。残念です。
今回の事故について、詳しくは承知しておりませんが、私も同じ見解です。納得です!
私は当初、15旅団長や2部長なども同乗かと不安視しておりました。
事故原因を早急に解明し、対処して頂きたいと願っております。また、残されたご遺族への心中を察しながら、暖かい支援もお願い致したいと思います。
三本杉榮広さま、コメント頂きましてありがとうございました。
本当に、事故原因の究明とあわせご家族・ご関係者へのケアを十二分にして頂きたいと考えています。
管理人様、お久しぶりでございます。
以前にもお話ししましたが、私自身、坂本陸将には中部方面総監部の幕僚副長時代に自衛隊協力団体の懇親会等の場でお会いし、その後に色々と大変お世話になりました。
西日本豪雨の際も、速やかに現地へ駆けつけ、広島で自治体等との連携に奔走されていたそうです(当時、呉の海自将官で現横須賀の某指揮官、後日談)
とても優秀な方なのに、当方の様な茶坊主にも快く接していただき、感謝しかありません。
その後に陸上総隊へ異動された際は、なかなかお会いする機会がありませんでしたが
12旅団長へ栄転された際には、一昨年、昨年と2度表敬訪問し、昨年には
北海道のとある部隊の指揮官を紹介して頂き、本当に感謝の念に堪えません。
昨年の面談時には、コロナ終息後に高崎で一杯やりましょう、と2人で話していたのが思い出されます。
面談終了後に、旅団庁舎で記念撮影など旅団長からお声掛け頂き、今ではあまりにも貴重で格別に思い出深い時間だったと思います。
まだまだ先のある方で、非常に非常に残念ではありますが、今後も、坂本陸将との出会いを深く胸に刻み、この有り難い御縁と御恩に報いる日々を過ごしていかねばと思います。
自衛隊キューピー様、ご無沙汰しています。
そうでしたね、坂本陸将とはご縁があったのでしたね・・・。
このようなことになり、本当に残念です。
ぜひ、一緒に撮影されたお写真を大事にしてくださいませ・・・!
momonoさま。本当に残念でなりません。元航空自衛官で最終任地で救難隊に在職していたOBとして深く哀悼の念を抱いています。私も職種柄戦闘機パイロット等のご遺体に何度も接しておりました。ご遺族の心情を人一倍感じています。何故日本はこのような国になったのでしょうか?
繰り返しになりますが本当に残念です。合掌。
草薙様、コメントを頂きましてありがとうございました。
元救難隊でいらっしゃるのですね。
それであればさらに、このような時のマスコミやコメンテーターたちの心無い言説に心を傷められていると拝察します。
そのような状況を少しでも変えられるよう、微力ながら情報発信をしていきたいと考えております。
このたびは、コメントを頂戴しましてまことにありがとうございました。
管理人様へ
こんばんは、管理人様。
今日は坂本雄一前師団長の動画をご紹介します。
理由は管理人様や坂本前師団長のご家族やご友人、元同僚の方々に動画が削除される前に観て頂きたいです。
今は辛いかもしれませんが、
坂本さんに会いたくなったら動画が残っていればいつでも映像でお会いする事ができます。
心の支えにして頂きたいです。
私は子供の頃、両親が別れてしまい、以来父とは会ったことはありません。
写真も何も残ってません。
父親の顔ははっきりとは思い出せません。
でも坂本さんのご家族や親しかった方達には映像があります。
無理に忘れようとはしなくていいと思います。
記者会見で抱負を語られていた坂本さんは堂々と力強く頼もしく見えました。
坂本さんのご家族が羨ましいです。
私も坂本さんのような立派なお父さんだったら、父親の背中を見て育つことができたと思います。
You TubeとNHKネットニュースで視聴可能な動画です。
※熊本の放送局の第8師団着任式だけのニュース動画は最近削除されてしまいました。
坂本雄一前師団長 動画
1・国体に向け 自衛隊の協力に関する協定書締結式
https://youtu.be/R4IaghrC2LQ
2・自衛隊 観閲式【第12旅団創立21周年及び相馬原駐屯地63周年記念行事】
https://youtu.be/jkb1lhSDvB0
3・陸自ヘリ消失 搭乗の第8師団長 坂本雄一陸将とは | NHK | 自衛隊 2023/04/26 水曜日 02:56 陸自ヘリ消失 搭乗の第8師団長 坂本雄一陸将とは | NHK | 自衛隊
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230407/k10014031841000.html
4・陸自“不明ヘリ”】点検・確認飛行「実施していた」 浜田防衛相「10名の人命の捜索に全力を尽くす」
https://youtu.be/rheLVoi0amQ
浜田防衛相ははじめ事故の事を事件と言ってました。
原稿の読み間違いかなって思いましたが、
管理人さんはどのように感じましたか?
ご感想をお願い致します。
先日、引き上げられた6人目の方
宮本敬士2曹の死亡が確認されました。
宮本さんもお若いです。
見つかった6人全員の身元判明しました。
残りの4名もはやく見つかると良いですね。
ボン様、動画ありがとうございました!
拝見しますね。
図上訓練も必要ですが、やはり現地の実査が大切ですね。
本当にそうだと思います。
もっとも、メディアももうほとんど、この件に触れなくなりましたが。。
管理人様へ
こんばんは、ポンです。
お伝えしたいニュースがあります。
1
まだ発見されていない隊員さんは死亡と判断されました。
伊與田雅一さん他3名。
2
毎日新聞記事から
陸自ヘリ墜落、18日に葬送式 亡くなった10人を追悼 2023/6/1 18:01
沖縄県・宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落した事故で、陸自トップの森下泰臣・陸上幕僚長は1日の記者会見で、亡くなった10人を追悼する葬送式を今月18日に熊本市東区の陸自健軍駐屯地で営むことを明らかにした。山根寿一・西部方面総監が運営の責任者を務め、弔辞の朗読や献花が行われる予定。 また、陸自が事故で行方不明になっている4人を死亡と判断したことについては「ご家族の元にお返しできないまま死亡の判断に至ったことは残念でならない」と述べた。
残念ですが、一区切りつけないといけないのでしょうか?
ご家族は辛いと思います。
ポンさま、いつもありがとうございます。
伊與田さん以下、行方不明の4名の皆様の死亡認定がなされたこと、本当に残念でなりません。
しかし区切りをつけるためにも、必要なものであったのかと思料しています。
18日に葬送式が行われるのですね。
一つの区切りとして、前を向いて自衛隊の応援にさらに取り組んでいきたいと考えています!
元です
大筋合意します
その通りだと思います。ですが
ヘリの同乗に関しては纏めて行くなではなく
あくまで纏めて乗るなベースの批判が主だと感じました
2機で飛行してれば一機に問題が発生した際の状況もわかりやすく
万が一墜落となった際に人的被害は極限できるのですからその件での批判に関しては実際にそうであると思いますし、私もそう思いました。
自衛隊は軍事組織な故、高級幹部と言っても確実に”替え”というものは効くものではありますが、やはりここまで上り詰め国防の重要な任を任される人間というのは数多くはありませんから
そういった意味で防衛の要職についてる人間の人的被害は極限するというのは大事だと感じます。
やまださま、コメントを頂きましてありがとうございました。
当日のことについて、同じクラスの幹部経験者何人かにお聞きしたのですが、
「おそらく、すぐに帰ってくるから整備や部下たちの負担も考慮し、1機でいったのだろう」
という推測を何人かから、お聞きしました。
いわば、車で10分の距離なので、分乗することではないと。
結果としてそれがリスク管理の甘さと言えばそのとおりなのですが、指揮官の配慮としては有り得る話だと思います。
実際に、航空事故の確率など、自動車事故よりも低いので。
こういったことは、規則として明文化しないとダメなのかもしれません。
しかしそうなったら、情報の共有を現場に任せないということになるので、それはそれで誤りな気も・・・(泣)