【自衛官総選挙】人気自衛官・人気職種ランキング 陸将編

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恐れ知らずで、今度は陸上自衛隊・陸将とその補職の人気ランキングを集計してしまった・・・。

以前は、

【陸上自衛隊】日本の平和を守るイケメン幹部自衛官特集

なる不埒なものを発表した怖いもの知らずの管理人だが、以前のランキングは正直、独断と偏見によるものである。

しかし今度は違う。

しっかりと、当ブログのアクセスランキングに基づいた集計だ。

それだけに、キッチリと数字で現れた、確固たるものである。

 

なおタイトルは、「人気自衛官・人気職種ランキング」としているが、ランキングの発表は陸将個人名で進めていきたい。

ではなぜ、人気職種だの人気補職だのと紛らわしい書き方をしているのか。

それは、少しでも他のせいにするためである。

 

今回のランキングは、医官を除く25名の陸将を集計の対象にしているが、人気ランキングに入らなかったのは、もしかしたら目立たないポストのせいかも知れない。

目立たない職種出身が原因であるかも知れない。

逆に人気上位にいる陸将は、目立つポストにいるからに決まってるからではないか、ということにしたほうが、誰にとっても何かと気が楽だからだ。

 

つまり、ここで発表させて頂く順位は決して、陸将個人の人気ではないですよ、という意味なのだが、それならば山崎幸二(第27期)・陸上幕僚長が1位じゃなければどうしようという、変なプレッシャーを感じる。。

どう考えても検索され、認知度が高いのは陸上幕僚長に決まっているではないか。

まあ、普通に考えたら山崎が1位になるに決まっているところだが、結果やいかに!?だ。

なお、ランキングの定義方法だが、今回、以下のように集計をした。

 

◆集計期間:2018年6月1日~6月30日

この集計期間の理由だが、記事をリリースした年月日は、陸将個人によってまちまちだ。

そのため、掲載期間の長い・短いもあるので、単純な全期間閲覧数を比べても意味がない。

そのために、この記事をポストする1ヶ月前の30日間を集計期間にしている。

 

◆集計するもの:ユニーク閲覧数

集計をするものは、何回記事が見られたか、ではなく、何人がその記事を見たか、というUU(ユニーク・ユーザー)を数える方式で行った。

繰り返し一人の人が何度見た、という特殊事情を排除するためである。

 

◆集計するアクセス数:数十万

サンプルの信頼度だが、正直、当サイトの閲覧数は月間数十万を数える。

そのため、サンプルとしては十分な数があるが、詳細は非公表としたい。

また、具体的なアクセス数の発表は、グーグルに怒られる可能性があるので、以下のように別の形で数字化して発表しているがご容赦願いたい。

 

10位の陸将の月間UU(ユニークユーザー)数を、1000として基準化。

以下、9位以上を1000を基準に数値化。

つまり、10位の陸将の月間UU数が1500UUで9位の陸将が1800UUであった場合。

10位 1000

9位 1200

という具合だ。

 

◆その他の基準:閲覧開始率

サイトの記事には、その記事を一番に閲覧し始めたのか。

他の記事を読んでからその記事に遷移したのか、ということでも、人気を推し量る上で大きな違いがある。

なぜなら、閲覧を開始するということは、検索でたどり着いたり、あるいは他のブログなどで紹介されていて、直接飛んできた着地点の記事であることを意味するからだ。

もちろん、閲覧開始率が高いほど、陸将個人が直接意識されていることを意味するので、人気がある可能性が高い。

一方で、閲覧開始率が低い陸将は、他の記事を読んだ次に、人気記事ランキングや関連記事の表示を見て、2番目以降にその記事に移動した可能性が高い。

そのため、直接の関心というよりも、ついでの関心であったと考えるのが妥当だ。

今回の人気ランキングでは、この閲覧開始率も、オマケで記しているので参考にしてもらいたい。

 

前置きが長くなったが、いよいよ2018年上半期、人気陸将ランキングトップ10の発表である。

なおアイキャッチ画像は例によって関係ない・・・わけではないのだが、最後までお読み頂ければ関連がわかるかも知れない。

左端に見えるのが、わが国初の女性連隊長となった、第6後方支援連隊の澤村満称子(第38期相当)である。

なんというか、連隊長も部下も、皆さんとても楽しそうだ・・・。

しかし何歳になってもどんな集団であっても、やはり男女というのは容易に混じり合え無いものなのだろうか。


(画像提供:陸上自衛隊東北方面隊公式Webサイト みちのく30年3月号※PDF注意)

※以下、各将官の画像引用元は、リンク先を参照。

 

【第10位】田浦正人(第28期)・北部方面総監

アクセス数:1000ポイント

閲覧開始数:30.3%

言わずと知れた、我が国で圧倒的な物量と火力を誇る精鋭集団・北部方面隊を率いる男である。

イラク派遣前に妻の両親に充て、

「自衛官に嫁がせたばかりに、ご心配をお掛けして申訳ありません。しかし、私には仕事があります。行かせてください」

と手紙を書き、まだ幼かった子供たちには、

「これが父の仕事だ、お父さんに何かあったらお母さんをしっかり頼む」

と言い遺して”戦地”に向かった、人情将官である。

正直、その伝えられているお人柄や補職を考えると、25人の陸将の中で10位というのは意外だった。

閲覧開始数30.3%というのも、トップ10の中では7位の数字であり、高いものではない。

 

まずはこの数字を基準にして、読み進めてもらいたい。

 

【第9位】湯浅悟郎(第28期)・西部方面総監

アクセス数:1056ポイント

閲覧開始数:29.7%

9位にランクインしたのは、我が国の最前線の護りを預かる湯浅悟朗だ。

陸幕副長から西方総監に昇っているので、客観的には次期陸幕長筆頭という堂々としたキャリアだが、昭和34年12月の生まれであり、28期のストレートからは2年遅れになっている。

そのため、現陸幕長の山崎よりも年長のため、湯浅が陸幕長に着任することはまず無いだろう。

そのあたりも含めて、最前線を預かる方面総監でありながらやや注目度が低く、閲覧開始数も低い数字になっているようだ。

 

【第8位】納富 中(第29期)・第9師団長

アクセス数:1088ポイント

閲覧開始数:35.2%

8位に輝いたのは納富だ。

しかもその閲覧開始率は35.2%と驚異の数字で、トップ10の中で2位という高率である。

つまり、多くの人が直接、納富に興味を持って検索し、記事にたどり着いたことになる。

正直に言って、この理由はまるでわからない・・・

何か、納富が注目を集めるような事があったのか、あるいは中の人なら心あたりがあるのだろうか。。

 

【第7位】小林茂(第27期)・陸上総隊司令官

アクセス数:1092ポイント

閲覧開始数:30.6%

ここは納得の、最後の中央即応集団司令官にして、初代陸上総隊司令官の小林茂だ。

2018年6月から始まったリムパック2018では、水陸機動団を率いて小林自ら参加しているなど、その補職、ニュース性、あらゆる意味で陸上自衛隊でもっとも目立っていた男かも知れない。

その意味ではむしろ、7位という結果が意外なほどであった。

 

【第6位】吉田圭秀(第30期相当)・第8師団長

アクセス数:1156ポイント

閲覧開始数:22.3%

我が国の最前線を守る陸将にして、2018年7月現在で唯一の、一般大学卒業の陸将だ。

内閣官房国家安全保障局内閣審議官を務めるなど、その注目度はやはり高いので納得のランクインである。

但し、閲覧開始率が22.3%と圧倒的に低く、これはトップ10の陸将の中で最低の数字である。

つまり、当サイト内の他の記事から飛んできた率がもっとも高いわけだ。

これは恐らく、6月に発表したこちらの記事の影響だ。

【自衛官の出世と給料】一般大学卒業生は自衛隊で出世できない、は本当か

こちらの記事で、唯一の一般大学卒業の陸将として紹介しているために、恐らくそちらで関心を持ち、記事に飛んだ人が多かったのだろう。

いずれにせよ、注目度の高い陸将であることは間違いのない結果だ。

 

【第5位】住田和明(第28期)・東部方面総監

アクセス数:1263ポイント

閲覧開始数:32.3%

ここも納得の、次期陸幕長有力候補である住田のランクインだ。

2018年夏の将官人事を前に、おそらくさらに注目が集まって記事が読まれているのだろう。

首都圏を守護する東部方面総監という意味でも、各種メディアへの露出は高く、納得の結果である。

陸上総隊司令官の小林や西部方面総監の湯浅のように、大きなニュースがない中での上位ランクインは、次期陸幕長有力候補として、さすがの面目躍如といったところか。

 

【第4位】高田克樹(第29期)・陸上幕僚副長

アクセス数:1395ポイント

閲覧開始数:34.4%

第4位には、意外と言えば失礼だろうか。

昭和の戦車屋の空気を身にまとう、陸自きっての  コワモテ  イケメンである高田克樹がランクインした。

しかも、閲覧開始数は34.4%と、トップ10の中で4位に位置しており、比較的にサイト外からの直接アクセスが多い将官だ。

あるいは2018年夏の将官人事を控え、次の次の陸幕長候補としてどこの方面総監に着任することになるのか。

高い注目を集めているのではないだろうか。

 

さてここまで、10位~4位までを発表した。

やはり、1位であることが予想される陸幕長の山崎はまだ出てこない。

一方で、ここまでランクインしている将官は皆、戦闘部隊の指揮官ばかりであり、補給統制本部長や防衛装備庁長官官房装備官といった、後方支援あるいは技術系の幹部が出てこない。

その出身職種も、やはり普通科、施設科、高射特科、機甲科と言ったところで、後方支援系の職種出身者が上位にランクインしていないのが気になるところだ。

 

やはり、これら職種は自衛隊の中では人気がないという寂しい結果になるのだろうか。

それとも、トップ3で巻き返しがあるのだろうか。

いよいよ注目の、3位以降の発表だ!

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