さて、先日に続き今度は、海上自衛隊の海将について、人気ランキングを作ってしまった。
AKB48風に言えば、自衛官総選挙ということで、こんなタイトルにさせてもらった。
というのもこの人気調査、けっして管理人の独断と偏見ではないからである。
あくまでも一定の集計ルールに基づき、読者の皆様からの「投票」に基づいて、人気自衛官を選出してしまおうという試みだ。
なお今回、「被選挙権」があるのは海将に限定。
海上自衛官ではなく、海上自衛隊で最高の階級にある海将のみ18名を対象に、トップ10を選ぼうというものである。
なお18名は、統合幕僚長の河野克俊(第21期)も対象にした上での人数であり、集計している。
集計のルールだが、先日、
の方法と同様だが、念のためにこちらにも記載しておきたい。
内容はコピペで、全く同じものだ。
◆集計期間:2018年6月1日~6月30日
この集計期間の理由だが、記事をリリースした年月日は、将個人によってまちまちだ。
そのため、掲載期間の長い・短いもあるので、単純な全期間閲覧数を比べても意味がない。
そのために、この記事をポストする1ヶ月前の30日間を集計期間にしている。
◆集計するもの:ユニーク閲覧数
集計をするものは、何回記事が見られたか、ではなく、何人がその記事を見たか、というUU(ユニーク・ユーザー)を数える方式で行った。
繰り返し一人の人が何度見た、という特殊事情を排除するためである。
◆集計するアクセス数:数十万
サンプルの信頼度だが、正直、当サイトの閲覧数は月間数十万を数える。
そのため、サンプルとしては十分な数があるが、詳細は非公表としたい。
また、具体的なアクセス数の発表は、グーグルに怒られる可能性があるので、以下のように別の形で数字化して発表しているがご容赦願いたい。
10位の将の月間UU(ユニークユーザー)数を、1000として基準化。
以下、9位以上を1000を基準に数値化。
つまり、10位の将の月間UU数が1500UUで9位の将が1800UUであった場合。
10位 1000ポイント
9位 1200ポイント
という具合だ。
◆その他の基準:閲覧開始率
サイトの記事には、その記事を一番に閲覧し始めたのか。
他の記事を読んでからその記事に遷移したのか、ということでも、人気を推し量る上で大きな違いがある。
なぜなら、閲覧を開始するということは、検索でたどり着いたり、あるいは他のブログなどで紹介されていて、直接飛んできた着地点の記事であることを意味するからだ。
もちろん、閲覧開始率が高いほど、将個人が直接意識されていることを意味するので、人気がある可能性が高い。
一方で、閲覧開始率が低い将は、他の記事を読んだ次に、人気記事ランキングや関連記事の表示を見て、2番目以降にその記事に移動した可能性が高い。
そのため、直接の関心というよりも、ついでの関心であったと考えるのが妥当だ。
今回の人気ランキングでは、この閲覧開始率も、オマケで記しているので参考にしてもらいたい。
前置きが長くなったが、いよいよ2018年上半期、人気海将ランキングトップ10の発表である。
なおアイキャッチ画像は例によって海将とは何も関係がない。
2018年6月に開催された全日本自衛隊空手選手権で、形部門の2位に輝いた際の、海自の至宝・三宅由佳莉3等海曹の様子だ。
相変わらず、カメラを向けられた時の表情の作り方がプロである。凄い。
偉い人も見習えばいいのに・・・
(画像提供:海上自衛隊東京音楽隊公式Webサイト)
※以下、各将官の画像引用元は、リンク先を参照。
【第10位】菊地聡(第28期)・佐世保地方総監
アクセス数:1000ポイント
閲覧開始率:32.8%
2017年12月、「海幕長直前の指定席」である佐世保地方総監に着任した菊池だ。
当然のことながら、横須賀総監と並び海自の将官の中で注目をされるポストであり、将官であろう。
その意味では、10位という順位はやや低いような気がしないでもないが、閲覧開始率も32.8%と高くもなく低くもなく、といった数字である。
まずはこの数字を基準にして、これからのランキングを見てもらいたい。
【第9位】渡邊剛次郎(第29期)・横須賀地方総監
アクセス数:1008ポイント
閲覧開始率:24.5%
2018年3月、佐世保と並び「海幕長直前の指定席」である横須賀地方総監に着任した渡邊だ。
こちらも、自衛艦隊司令官、佐世保地方総監と並ぶ海自3大ポストである割には、正直、渡邊の注目度がそれほど高くなかったので意外であった。
なおかつ、閲覧開始率24.5%だが、これはかなり低い。
検索などで渡邊に直接興味を持ち検索したのではなく、当サイトにアクセスした後に、関連記事などを見て「渡邊も見た」という人が75%であったことを指すものだ。
ちなみに、菊池も渡邊も航空屋である。
そのため、海自の中では水上艦艇屋ほど注目をされていない、ということなのもしれない。
【第8位】高島辰彦(第28期相当)・潜水艦隊司令官
アクセス数:1116ポイント
閲覧開始率:17.0%
サイレントサービス・潜水艦艇を率いる高島が8位にランクインした。
京都大学出身で、数少ない一般大学卒業の海将である割には、やはり注目度が低い。
さらに特筆するべきは、その閲覧開始率の低さだ。
17.0%は正直、桁違いの低さである。ちなみに海自トップ10に入った海将の中で一番低い数字であることはもちろん、陸自の最低であった吉田圭秀(第30期相当)の22.3%と比べても、相当低いことがおわかり頂けるのではないだろうか。
改めて解説するとこの数字は、検索などで直接高島を探してたどり着いたわけではなく、サイト内の別の記事を見に来た人が、関連記事などで高島を見つけて、「高島も」見に来たという割合が高いことを意味する。
あるいはこの辺り、「目立つのはすなわち被弾する時」というサイレントサービスの魂を、実生活でも遺憾なく発揮しているということなのかも知れない・・・。
恐るべし、潜水艦屋の隠密魂。。
【第7位】大塚海夫(第27期)・情報本部長
アクセス数:1591ポイント
閲覧開始率:46.1%
管理人にとっては、海自を代表するスマートな真摯の一人という印象が強い大塚が、ここでランクインした。
小学校の頃から提督を目指していた男は有言実行で提督に昇り、練習艦隊司令官、海上自衛隊幹部学校長など、若手・中堅の幹部育成にもその手腕を遺憾なく発揮した海自人生だった。
27期であり、情報本部長という補職を考えると、現行のポストを最後に退役となるだろう。
にも関わらずこの人気であり、なおかつ閲覧開始率が驚異の46.1%である。
これは、大塚の記事を読みに来た人が直接、大塚に強い興味をもって来訪したことを意味する。
なおこの数字は海自のトップ10の中では2番めの高さだが、陸自と比べると、1位が髙田祐一(第30期)の35.5%である。
いかに高い数字であるかがおわかり頂けるのではないだろうか。
さすがに、海自を代表するジェントルメンだ。
【第6位】出口佳努(第30期相当)・統合幕僚学校長
アクセス数:1704ポイント
閲覧開始率:21.6%
着帽時の凛々しさと、帽振れ時の、えっと、つまり・・・ギャップがとても大きい出口である。
岡山大学から1選抜で海将に昇った凄い男だ。
それだけに、注目度も高く6位のランクインはさすがである。
ただ、閲覧開始率は21.6%と、海将トップ10の中では下から2番めの低さ。
ちなみに、出口もやはり航空屋である。
航空屋の海将は、世間ではどうしても注目を集め辛い、目立たない仕事師であるのかも知れない。
【第5位】村川豊(第25期)・海上幕僚長
アクセス数:1761ポイント
閲覧開始率:27.8%
「おーっと、ここでまさかの海上幕僚長だ~」
などという声が、古舘伊知郎の声で脳内で再生された。
まさかの村川、まさかの海上幕僚長が、海上自衛隊の海将アクセスランキングで5位である。
ちなみに、陸幕長の山崎幸二(第27期)は2位だった。これは1位が大人気の陸将で陸自きってのイケメンである山之上哲郎(第27期)であったこともあり、仕方ないだろう。
しかし、海上幕僚長たるものが5位とは、なかなかの衝撃である。
やはりこのあたりは、後方支援職種(経理)出身であることも、あるいは遠因にあるのかも知れない。
やはり海自では、水上艦艇屋が圧倒的な人気職種ということなのだろうか。
【第4位】山村浩(第28期)・海上幕僚副長
アクセス数:1960ポイント
閲覧開始率:35.3%
海上幕僚長を5位に従え、4位にランクインしたのは海上幕僚副長である山村であった。
やはり、28期でありながら次期海幕長の有力候補として早くから名前が上がっていた山村である。
世間の注目度は抜群ということだ。
その閲覧開始率も35.3%ととても高く、全てにおいて納得の順位でありデータだ。
世間の注目度を見ていると、山村が村川の跡を継いで海幕長に昇るという可能性も、あるいは決して低くないことをやはり強く感じる結果となった。
さてここまで、10位から4位までを御覧頂いた。
それにしてもやはり、海自でもここまで、後方支援職種は海幕長である村川豊のみである。
陸自でも、研究職や後方支援の将は、アクセスランキングのトップ10に入らなかった。
海自はかろうじて村川が一矢報いてくれたものの、なかなかに厳しい戦いである。
それにしても、既に海幕長の村川は出ている。
トップ3に入るほど、誰がそんなに注目を集めているのだろうか。
そして1位は一体誰なのか。
いよいよトップ3の発表だ。
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