高田克樹(たかた・かつき)は昭和38年3月11日生まれ、広島県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第29期(電気)の卒業で幹候66期、出身職種は機甲科だ。
平成30年8月(2018年8月) 東部方面総監・陸将
前職は陸上幕僚副長であった。
なお東部方面総監としての指導方針は判明しないが、第2師団長時代の指導方針は以下の通りであった。
【要望事項】「徹底した訓練」「地域との連携」
(画像提供:陸上自衛隊東部方面隊公式Webサイト)
(画像提供:陸上自衛隊公式Webサイト)
2018年10月現在、首都圏を中心とした5000万人以上、実に日本国民40%の生命と財産を護ることを託された高田だ。
その担当エリアは広く日本海側、新潟県や佐渡ヶ島にも及び、また小笠原諸島を始めとした離島域もその担当地域としてカバーする。
文字通り、我が国の政経中枢を守る役割を与えられた、東部方面総監として活躍する最高幹部である。
これだけのポストを任される幹部だ。
当然のことながら、そのキャリアの全てが非常に印象深く、またエリートの指定席とも言うべき要職ばかりを歴任しているが、あえて一つを挙げるとすれば、それは東京地方協力本部長のポストだろうか。
地方協力本部長は、いうまでもなく自衛官の採用や再就職を手がけ、また地域とのコミュニケーションを積み上げ信頼関係を構築し、災害時には自衛隊と住民(地方自治体)の架け橋になるなど、非常に大きな役割を果たす。
基本的には1佐(相当)にある自衛官もしくは事務官が着任するが、東京、大阪、沖縄の3つの地本(地方協力本部)だけは、将官が着任するポストとして、特にその運用が重視されている特別な立場だ。
その中でも特に、東京と沖縄は同期1選抜(1番出世)の指定席ともいうべきエリートだけが着任を許される極めて特別なイスであり、首都圏という特性上、あるいは沖縄という地域上、非常に難しい仕事を求められる。
とはいえ、やはり地本長は民間への「営業」がメインとも言うべきポジションだ。
そのため、どちらかという柔和な雰囲気を身にまとい、凛々しくも笑顔が似合う、話しかける上で垣根の低い高級幹部が着任することが多い。
しかし、ぶっちゃけ・・・
高田が地本長では怖すぎるではないか汗
機甲科の鬼であり、日本陸軍戦車部隊の魂をそのまま受け継いでいるかのような鬼の高級幹部が地本長というのは、しかも東京地本長というのはなかなかの衝撃であった。
ちなみに、第34代である高田以降で東京地本長に着任した幹部を見てみると・・・。
第35代・・・竹本竜司(第31期)
凛々しくも、笑顔がとても素敵な将官だ。
「人」を大事にすることで知られる、とても親しみを感じる人情自衛官である。
第36代・・・梶原直樹(第32期)
陸自きってのキレモノであり、しかも陸自きってのイケメンである。
なお、笑顔が本当に素敵。
第37代・・・三宅優(第27期)
堅実な仕事と温厚な人柄で知られた自衛官であった。
なお、東京地本長にしては珍しく、このポストを最後に退役。
などなど、ご紹介をしていけばキリがないのだが、どちらかと言うと、武闘派と言うよりも、バランス型の将官が多かったような印象があるポストであった。
あるいは高田も、実はこう見えてすごく笑顔が素敵な将官なのかも知れない。
(それはそれで怖い・・・)
では、そんな要職を重ね、ついには行き着くところ(東部方面総監)までいきついた高田とは、一体どのようなキャリアを重ねてきた幹部なのだろうか。
少し詳細に、その経歴を見ていきたい。
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