西部方面特科隊が所在する、陸上自衛隊湯布院駐屯地の開設記念行事である。
2017年度も盛大に開催され、通常の駐屯地であればFH-70の空砲射撃しかみられないところ、ここ由布院ではなんと、203mm自走榴弾砲まで引っ張り出してド派手な空砲射撃を見せてくれるのが売りの駐屯地記念祭だ。
それはなぜか。
難しい話は抜きにして、ここ湯布院駐屯地が、我が国の最西端最強の「大砲部隊」だからである。
いかにも陸上自衛隊らしい、わかり易い大きな砲をもった大きな戦闘車両がドヤ顔でグラウンドを駆け巡り、来場者の皆様に、大きさが自慢の男らしい兵器の数々を見せてくれることだろう。
(深い意味はありません)
気になる開催日と時間は以下のとおりだ。
開催日:2017年10月15日
開催時間:9:00~15:00
上記の時間帯は特に予約もなく、誰でも駐屯地に出入りできるので、時間が合えば積極的に足を運んで欲しい。
なおタイムスケジュールは以下の通りになっている。
10:00~10:45 観閲式
11:00~11:20 観閲行進
11:30~11:50 訓練展示
10:00~14:30 戦闘車両試乗
12:00~14:30 203mm自走榴弾砲試乗
なんと、ここ湯布院駐屯地では、203mm榴弾砲にまで試乗イベントがある。
このイベントはかなりレアだ。
通常の駐屯地イベントではまず開催されない試乗体験なので、ぜひ一人でも多くの人に楽しんで欲しい。
なお、来場者を迎える湯布院駐屯地の司令は、この画像のように、とてもにこやかに見える1等陸佐の壁村正照(第30期)である。
親しみやすそうな笑顔に見えるが、この駐屯地司令、かなり怖いキャリアの持ち主で、けっして笑顔に騙されてはいけない。
若い頃から将来を嘱望されていたエリートで、留学先は対ソ連戦争を何度も凌いで独立を維持した、あのフィンランドだ。
その後も陸上幕僚監部(中央の偉い人が多いところ)で、怪しい人物がいないかを発見するエキスパートの仕事を重ねたキャリアの持ち主であり、不審者を見抜くエキスパートである。
万が一駐屯地祭の会場に危険物を持ち込んだ場合、直ちに壁村に見抜かれ、地下に用意された尋問室に連行されることは確実であり、厳しい査問を受けることになるだろう(嘘)。
とても怖い司令が仕切ることは間違いないが、一般来場者にとっては楽しいだけのイベントであることは間違いない。
ぜひ、秋も深まりつつある湯布院駐屯地に、ひとりでも多くの人に運んで欲しい。
大きな大砲の空砲射撃を楽しみに、家族揃って足を運んでみてはどうだろうか。
【イベントデータ】
名称:湯布院駐屯地開設61周年記念行事
開催場所:陸上自衛隊湯布院駐屯地
所在地:大分県由布市湯布院町川上941
開催日:2017年10月15日(日)
開催時間:9:00~15:00
問合せ先:0977-84-2111(駐屯地)
料金:無料
駐車場:無し
Web:由布院駐屯地公式Webサイト
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【注記】
このページに使用している画像は、防衛省のルールに従い防衛省のHPから引用。
※画像は、軽量化やサイズ調整などを目的とし、オリジナルからトリミングし切り取って加工し用いている。
【引用元】
防衛省陸上自衛隊 由布院駐屯地公式Webサイト(イベントチラシ)
http://www.mod.go.jp/gsdf/wae/yufuin/
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