佐々木俊哉(自衛隊情報保全隊司令・陸将補)|第32期・陸上自衛隊

佐々木俊哉(ささき・としや)は昭和38年5月生まれ、静岡県出身の陸上自衛官。

防衛大学校は第32期、幹候は69期の卒業となっている。

平成30年3月(2018年3月) 自衛隊情報保全隊司令・陸将補

前職は情報本部計画部長であった。

(画像提供:陸上自衛隊東北方面隊公式Webサイト

2019年3月現在、自衛隊情報保全隊の司令を務める佐々木だ。

自衛隊情報保全隊は陸海空自衛隊の統合部隊であり、1名の情報保全隊司令と、陸海空それぞれから情報保全官が着任し、1000名規模で運営されいる自衛隊の防諜部隊である。

防諜部隊とはすなわち、国防に関するあらゆる秘密の保全を目的とする組織であり、さらにわかりやすく言えば諸外国のスパイを取り締まる怖い存在であると言ってもよいだろう。

なお陸海空3自衛隊の統合組織ではあるが、その司令ポストは第7代となる佐々木まで、すべて陸将補が務めている。

事実上、陸上自衛隊の将官ポストとして機能し運用されているが、これはおそらく、そもそもの調査対象となる隊員の数などが圧倒的に陸に多いことも挙げられるのではないだろうか。

防諜組織であるので、当然多くの機密情報に接する、現役の自衛官もその調査対象となることもある。

っていうより、もしかしたら当サイトや管理人のことも調べられてるのではないかと、内心ガクブルものなのである・・・。

そのため今日は、いつもより5割増しで佐々木をカッコよく書いて、ヨイショしていきたい。。

とそれは冗談である、と言いたいところだが、実は自衛隊情報保全隊については、こんな冗談が冗談では済まないような出来事が、かつて実際にあった。

非常に重要なことなので、冒頭に特に記しておきたい。

言うまでもなく防諜とは、国防のために資するべきものであり、特定の政治勢力が政治目的の達成のために、自衛隊の組織や自衛官を使うことなど絶対にあってはならない。

国防組織をそのような私的な目的のために利用した場合、政権担当者と国家、そして軍の関係は極めて不健全なものになっていくことは、歴史や諸外国の政治体制が証明するとおりだ。

絶対に避けなければならない。

にも関わらず、かつて民主党政権下において、情報保全隊は露骨に政権の道具として利用された歴史を持つ。

少し当時のことを振り返っておきたい。

民主党政権下では、防衛大臣の命令により情報保全隊は、自衛隊OBである自民党所属の国会議員や、他の政治勢力にある議員候補者の情報収集に奔走させられた。

具体的には、佐藤正久・参議院議員や田母神俊雄氏の講演会に、現役の自衛官が応援で参加をしているのではないか。

その調査を目的として情報保全隊員を潜入させ、時の防衛大臣・北沢俊美に対し報告を求めていたことが挙げられる。

また自衛隊隊友会などの会合において、自民党所属の国会議員の扱いを下げ、出席に制限をかけるよう情報保全隊に関与させたことなども明らかになった。

このような民主党政権による情報保全隊の私的流用は、もちろん国会でも大問題になり、民主党政権に対する国民からの不信を招く大きな理由の一つにもなっている。

当時、鳩山総理が余りにもインパクトが強すぎるほどにアレであったため、これら一連の事件を覚えている人は余り多くないかも知れない。

しかしながら、個人的に憤り憤慨したのはむしろ、こちらの事件であった。

防諜組織を政治目的に悪用するなど、いったいいつの時代の政治家なのか。

そしてその事を恐ろしいと思えない政治センスの人たちが政権にあったのかと思うと、今も非常に恐ろしく思う。

もしそんな目的で自衛官に命令を出す人達が政治の中枢にいれば、それこそ私でも、恐ろしくて自衛隊を応援できなくなるだろう。

自衛隊や自衛官のことを心から敬愛していても、その人達を用いる、指揮権のある人達が異常を異常とも思わない人たちだからだ。

そして自衛官の皆様は、そういった異常を異常とも思わない人たちの命令に、従わざるをえなかった。

そんな時代を、かつて情報保全隊は経験した。

佐々木が率いる情報保全隊とは時に、そのような時代の波にも影響を受けながら、それでも国家の安全を守り抜くために今日も、防諜のために厳しい任務をこなしている。

このことはぜひ、私たち一般国民が国政投票で意思表示をするにあたり、覚えて置かなければならない事実ではないだろうか。

って冒頭が長すぎて、これでは佐々木の紹介ではなく民主党の黒歴史をおさらいしただけではないか。。

本来であれば、画像で紹介している佐々木の、第3次ハイチ派遣国際緊急救援隊長としての活躍や、在ロシア防衛駐在官としての活躍も冒頭でご紹介したかったのだが、なんせ佐々木についてはご紹介したいことばかりである。

あまり長文になり過ぎないように、次ページ以降で佐々木の詳細なキャリアと併せてご紹介していきたい。

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