福田達也(ふくだ・たつや)|第34期・統幕防衛計画部副部長

福田達也(ふくだ・たつや)は昭和42年10月生まれ、大阪府八尾市出身の海上自衛官。

防衛大学校は第34期、幹候は41期の卒業だ。

令和元年7月(2019年7月) 統合幕僚監部防衛計画部副部長・海将補

前職は第4護衛隊群司令であった。


(画像提供:海上自衛隊公式ツイッター

2019年9月現在、統合幕僚監部防衛計画部副部長を務める福田だ。

陸・海・空・自衛隊の統合運用を進める国策の下で、「自衛隊とは、これからどうあるべきなのか」という、極めて近い将来の国防の在り方を設計する部署で、次席の責任を担う。

統合幕僚監部の「運用部」、すなわち旧軍でいえば作戦部にも相当するだろうか。

その運用部と並び、自衛隊統合運用の実務を進める部署の副部長として、辣腕を振るっている。

これほどの要職を担う福田のことだ。

そのキャリアはどれも特筆するものばかりだが、敢えて一つ挙げるとすれば、それは第4護衛隊群司令のポストだろうか。

福田が第4護衛隊群司令に着任した当時、2017年に就役したばかりの最新鋭護衛艦「かが」を預かるなど、もっとも注目を集める部隊の一つであった。

その状況は2019年現在ももちろん変わらず、政治的なメッセージとしても非常に重い意味を持つ、護衛隊群とその指揮官のポストである。

なお上記画像、福田がエスコートするのはもちろん、フィリピンのドゥテルテ大統領。

アメリカのトランプ大統領と並び、いろいろと物議を醸す言動で知られる政治家だが、一方で我が国にとって、東南アジアでの影響力を維持する上でキーマンとも言える存在だ。

この画像は、福田が平成30年度インド太平洋方面派遣訓練の指揮官として第4護衛隊群を率い、アジア各国に寄港し、「軍人外交」を担っている際の一コマである。

また福田は、この第4護衛隊群司令にあった平成29年3月からは、アフリカ・ソマリア沖の海賊対処にあたる多国籍部隊、第151連合任務部隊の司令官も務めている。

更に言うと、平成15年に2等海佐であった頃には、護衛艦「ありあけ」の砲雷長としてインド洋に赴いた経歴があるなど、海外での任務が非常に豊富だ。

この際の任務は、旧テロ特措法に基づくインド洋での洋上給油のためのものであったが、若き2等海佐であった福田は当時、繰り返し、

「訓練でできなかったことは、実戦では絶対にできない」

と語っていたことが印象的だ。

洋上給油という国際貢献活動に加え、任務の合間には対潜・対水上戦の訓練も怠る訳にはいかない。

国際貢献活動という「大義名分」のために、自分たちの本来任務である「国の防衛」も疎かにできない中で、多忙を極めたからこそ、訓練の重要性を痛感したと言うことなのだろうか。

それから16年余りの時が経ち、砲雷長として護衛艦の安全と国の防衛に責任を担っていた中堅幹部は今、統合幕僚監部の幹部に昇り、世界の平和と安全をも直接、担う活躍を見せている。

今後が非常に注目される、最高幹部の一人だ。

ではそんな福田とはこれまで、どんなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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コメント

  1. 元自衛官 より:

    第4護衛隊群司令時の福田海将補の面白トークがYouTubeにアップされてますので是非ご覧下さい。気さくな人柄が溢れでてます。

    • ytamon より:

      おぉ!ありがとうございます!
      後から拝見させていただきますね。
      本当に、福田さんは愛すべき海上自衛官だと思います。