吉田泰輔(よしだ・たいすけ)は大阪府出身の陸上自衛官。
防衛大学校第45期の卒業(応物)で幹候82期、職種は施設科だ。
生年月日は判明しないが、第45期はストレートの場合、昭和53年度の生まれということになる。
平成30年3月(2018年3月) 第10施設大隊長・2等陸佐
前職は統合幕僚監部防衛計画部であった。
なお、第10施設大隊長としての指導方針は以下の通り。
【統率方針】
真に戦える施設大隊の育成
【要望事項】
挑戦
(画像提供:陸上自衛隊第10師団公式Webサイト 10師団だより79号)
2019年9月現在、第10施設大隊長を務める吉田だ。
テレビなどでよく見かける、ハイテンションでだんじりを引っ張り回す大阪人の街、南大阪の出身である。
東大阪や八尾などの河内地方と併せて、「最も大阪らしい大阪人」であると思われる(多分)。
また防衛大学校時代は800mの選手であり、在学当時、防衛大学校歴代11位となる1分57秒の記録を残している。
陸上競技経験者にはピンとこないかも知れないが、この記録は相当なものだ。
800mを1分57秒で走るというのは、100mを14秒台で走るペースを維持したまま、完走することを意味する。
陸上競技の中でももっとも過酷と言われる競技であり、感覚的には100m全力ダッシュの90%くらいの勢いで、800mを走るような感じだ。
強靭な心身の持ち主でなければとてもできない競技であり、あるいはこの辺りからも、800mという種目を選んだ吉田の人となりが窺えるかもしれない。
なお管理人(私)は、元400mH の選手である・・・
そしてその吉田が、2019年9月現在で務めるのは第10施設大隊長。
第10施設大隊は中部方面隊隷下、第10師団の施設部隊として愛知県の春日井駐屯地に所在し、国際貢献活動や民生活動での活躍も非常に著しい。
着任式では、
と述べるなど、人間関係の重要性を特に強調し、また個人としての成長を求めたことがとても印象的な着任の辞であった。
またそれにも増して、自分たちには「軍人と同等の覚悟」が必要な存在であることを併せて強調し、その覚悟を部下に対して求めたのも印象的であった。
40歳にして1個大隊、およそ350名の部下を国家から任される男は、やはり並大抵ではない。
そんな頼もしさを感じさせてくれる、若き45期の大隊長である。
ではその吉田とはこれまで、どのようなキャリアを歩んできた幹部なのか。
その経歴と併せ、少し詳細に見ていきたい。
昔、第10施設大隊にいました
今は退役されているのですね、お疲れさまでした!