三輪大輔(みわ・だいすけ)|第45期・航空自衛隊

三輪大輔は静岡県出身の航空自衛官。

防衛大学校第45期なので平成13年3月の卒業。

ストレートで考えれば、昭和53年(度)生まれの幹部ということになる。

遂に、平成2ケタの卒業世代が我が国の国防を担う部隊長クラスになってきたかと思うと、時の速さを思わずにはいられない。

平成29年4月(2017年4月) 第1高射群第1高射隊長兼習志野分屯基地司令・2等陸佐

前職は航空幕僚監部防衛部勤務であった。

平成13年3月入隊なので、この記事をポストしている2017年9月現在ではまだ38歳か39歳の年齢であろう。

そのためまだ1等陸佐を排出する期別に到達していないので、その階級は2等陸佐だ。

しかしながらおそらく今、三輪ほど国防の最前線に立つ2等陸佐の指揮官はいない。

テレビなどで目にしたことがある人も多いと思われる、東京都心の市ヶ谷に展開するPAC-3。

いわゆるペイトリオットミサイル(パトリオットミサイル)だが、2017年9月現在、北朝鮮の日本超え弾道ミサイルの発射という暴挙などもあり、その注目度は高まるばかりだ。

北朝鮮からの弾道ミサイルが我が国を標的にした場合、一義的には日本海に展開するイージス艦がこれを迎撃し破壊する。

万が一、海上自衛隊の防空網が破られた際に登場する最後の砦がこの、航空自衛隊が率いる高射部隊であり、パトリオットミサイルだ。

そして首都近辺を守護するのは、航空自衛隊の第1高射群。

高射群長は伊藤顕(第33期)であり、首都の防空を担う最後の砦で総指揮を執っている。

そして、その隷下には第1高射隊、第2高射隊、第3高射隊、第4高射隊が編成されており、それぞれ2~3等空佐が指揮官となり、第1高射隊は三輪が。

第2高射隊は神奈川県の武山分屯基地に展開し、丸山潔(34期)が。

第3高射隊は茨城県の霞ヶ浦分屯基地に展開し、宗紀行(42期)が。

第4高射隊は埼玉県の入間基地に展開し、花田哲典(部内幹候88期)が。

それぞれ指揮を執っている。

なおこれらのうち、第4高射隊長の花田については、花田の記事をアップした2017年8月現在では第4高射隊長としての補職を確認できたのだが、2017年9月14日現在、公式Webサイトの隊長紹介ページが「編集中」となっている。

自衛隊が発表する人事異動では、多くの2等陸佐は掲載が無いために確認が困難だが、おそらく8月に異動になった可能性が高い。

その為、第4高射隊長については、2017年8月現在のポストとして理解をお願いしたい。

この中でも、三輪が担当する習志野に所在する第1高射隊が、市ヶ谷に展開しテレビなどでも繰り返し流されている部隊だ。

正確には第1高射隊市ヶ谷分遣班という部隊なので、第1高射群第1高射隊市ヶ谷分遣班という名称になっている。

防衛大臣に就任したばかりの小野寺五典も、就任早々となる2017年8月4日に視察に訪れるなど、その重要性は国家の大事を左右する程のものであり、三輪に対する航空自衛隊内外の期待の高さを窺えるものになっている。

なお小野寺防衛相が市ヶ谷分遣隊を視察した際、時事通信が写真付きで記事にし配信していたが、マスコミ各社に囲まれる小野寺大臣をエスコートしている制服組の航空自衛官は、さすがに三輪ではなかった。

写真が小さくてはっきりわからないのだが、肩に星が4つあるようにみえる上にメガネをかけているので、航空幕僚長である杉山良行(第24期)が自らエスコート役を務めたと思われる。

せっかくなので、若手にマスコミ対応をさせれば空幕長としての器の大きさを見せられたような気がするのだが、杉山は今、陸上幕僚長であった岡部俊哉(第25期)の引責辞任に伴い、棚ボタ的な統合幕僚長ポストに片手がかかっている状態だ。

それどころではない防衛大臣の現場視察と言うことだったのであろう。

首都圏を守る第1高射群隷下の中でも、圧倒的な若さで、4隊のひとつである第1高射隊隊長を任された三輪だ。

市ヶ谷に駐屯する市ヶ谷分遣隊をその隷下に治めるということは、いわば我が国の国防の中枢の最後の砦を、三輪が預かっているとも言える。

まだ2等空佐であり、防衛年鑑や自衛隊年鑑にも登場しない若手なので詳細な情報は不明だが、航空自衛隊内の期待値は極めて高い幹部であると言えるだろう。

1等空佐に昇る時期、そしてそのポストには、今後も注目して追っていきたい。

◆三輪大輔(航空自衛隊) 主要経歴

平成
13年3月 航空自衛隊入隊
13年9月 第1高射群(入間)
17年8月 第2高射群(春日)
19年8月 高射教導隊(浜松)
22年4月 中部航空方面隊司令部防衛部(入間)
24年5月 統合幕僚監部運用部(市ヶ谷)
25年3月 幹部学校付(指揮幕僚課程)(目黒)
26年3月 航空幕僚監部防衛部(市ヶ谷)
29年4月 第1高射群第1高射隊長兼習志野分屯基地司令

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【注記】

このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。

主要経歴については、将補以上の階級のものにあっては防衛年鑑あるいは自衛隊年鑑も参照。

自衛官各位の敬称略。

※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。

【引用元】

防衛省航空自衛隊 習志野分屯基地公式Webサイト(顔写真及び集合写真)

http://www.mod.go.jp/asdf/narashino/kichishirei/index.html

http://www.mod.go.jp/asdf/narashino/

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