秋葉瑞穂(関西補給処長・陸将補)|第30期・陸上自衛隊

秋葉瑞穂(あきば・みずほ)は昭和38年7月生まれ、鹿児島県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第30期の卒業で幹候67期、出身職種は施設科だ。

平成30年8月(2018年8月) 陸上自衛隊関西補給処長兼ねて宇治駐屯地司令・陸将補

前職は第5施設団長兼ねて小郡駐屯地司令であった。

(画像提供:陸上自衛隊小郡駐屯地公式Webサイト

2019年3月現在、陸上自衛隊関西補給処長兼ねて宇治駐屯地司令を務める秋葉だ。

ご覧の通り、50代半ばとはとても思えないほどに凛々しいイケメンであり、とてもファンの多い将官の一人である。

中部方面隊の兵站を支える重要なポストであり、またかつては東洋一と言われた弾薬庫・祝園弾薬支処を隷下に置くなど、極めて重い職責を担う。

これほどの要職を担う秋葉のことだ。

そのキャリアはいずれも印象深いものばかりだが、敢えて一つご紹介するとすれば、それは前職である第5施設団長のポストだろうか。

第5施設団は福岡の小郡駐屯地に所在する、西部方面隊直轄の施設部隊だ。

災害が相次いだ九州地方において直近の活躍は特に著しいが、秋葉が第5施設団長に在職中にも、不幸にして災派(災害派遣)を相次いで経験している。

中でも、2017年7月に発生した九州北部豪雨については、その被害の大きさからも今も記憶に新しい人が多いかもしれない。

福岡県や大分県の広範囲に甚大な被害を出し、37名もの尊い命が失われることになった大災害だ。

この時の、第5施設団の対応は非常に早かった。

発災に先立つ2017年7月5日の昼過ぎ、降雨の状況から大災害になると見込んだ秋葉は、特に災害の危険性が高いと判断した朝倉市一帯を担当区域とする第5施設団隷下の第9施設群内に、速やかに災害指揮所を設置。

いつでも災害派遣出動ができる体制を取るよう隷下全ての部隊に下達するが、不幸にも予測は的中してしまい、同日の19時には福岡県知事から、秋葉に対し災害派遣要請が寄せられる。

そして、準備万端で待ち構えていた第5施設団各部隊は、被害地域に極めて迅速に展開することができ、多くの人命救助に貢献することになった。

さらにその後、瓦礫撤去や復興作業などで数ヶ月間に渡り現地に留まり、市民生活の復興に尽力したことはご存知のとおりだ。

なお秋葉はこの際、その迅速な部隊展開と献身的な活動に対し、被災地を慰問に訪れた天皇・皇后両陛下から直々に激励を賜る名誉を受けている。

直立不動で両陛下の前に立ち、直接お言葉を頂く様子は感動的ですらあったが、これもまた自衛隊の活躍が広く国民に受け入れられ、愛される存在になったことへの一つの象徴的な出来事だったと言えるだろう。

両陛下のお言葉で、どれほど自衛隊・自衛官全体の士気が上がることになったか。

両陛下の激励を受けるほどの活躍を見せた秋葉とその隷下部隊の活躍がどれほどのものであったのか。

もはや多くの言葉は必要ないのではないだろうか。

では、それほどの要職で活躍を見せた秋葉とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴をみていきたい。

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