海上自衛隊の初級幹部を乗せた遠洋航海の手始めとなる近海練習航海が、2018年(平成30年度)もいよいよ始まる。
近海練習航海は、未来の平和と安全を担うことになる海上自衛隊幹部の生まれたてのヒナたちが、世界各国の遠洋航海に船出する前に行われる、記念すべき日本周回の航海だ。
そして、2018年3月17日(土)に江田島を巣立った若者たちが最初に寄港するのがここ、大阪天保山ということになる。
近海練習航海は、今は海将や海将補にある海上自衛隊の幹部ですら皆、ここから海上自衛官としての第一歩を踏み出した、誰にとっても忘れがたい最初の実地訓練であった。
その最初の寄港地として、大阪天保山に練習艦隊が寄港するのは関西人にとって、とても喜ばしいイベントだ。
ぜひ、近場の人はこぞって若き初級幹部たちを励ましに出掛けて欲しい。
なお、このイベントの日程は以下の通り。
一般公開されるのは護衛艦「まきなみ」のみとなっている。
年月日:2018年3月19日(月)、20日(火)
時間:13:00~16:00(受付15:30まで)
場所:大阪天保山岸壁
なお、イベント参加の事前申し込みは不要であり、時間内であれば誰でも自由に護衛艦の見学ができる。
但し、海上自衛隊の護衛艦は、紛れもない軍事組織を構成する重要な艦艇だ。
そのため、乗船前には持ち物検査があり、冗談でも不審物の持ち込みや悪ふざけはくれぐれも謹んでほしい。
また護衛艦の内部はバリアフリーなどという構造には程遠く、段差や急傾斜の階段など、一般人の移動にはかなり厳しい造りになっている。
そのため、ヒールの有る靴や、動きにくい衣服での参加も併せて自粛して貰えれば幸いだ。
なお、2018年度の練習航海に参加するのは練習艦「かしま」「しまゆき」、護衛艦「まきなみ」となっている。
第68期一般幹部候補生課程修了者等約200名(うち女性約20名、タイ王国留学生1名)を含む約720名が練習航海に旅立つ予定だ。
そして、この練習航海を率いるのは泉博之(第34期相当)・海将補。
早稲田大学を昭和62年3月に卒業し、平成2年3月に海上自衛隊に入隊した変わりダネだが、34期のトップエリートで出世を続ける注目の最高幹部である。
ぜひ、天保山の岸壁で泉を見かけたら、応援をしがてら、「大学卒業後、2年間何をしていたのですか?」と聞いて欲しい。
管理人も非常に興味があり、ぜひ知りたい・・・。
暖かい春の日の穏やかな大阪湾に来航する練習艦隊と未来の最高幹部たち。
時間と都合が合えば、ぜひ足を運んでみてはどうだろうか。
【イベントデータ】
名称:大阪天保山 護衛艦一般公開
開催場所:大阪天保山岸壁
所在地:-
開催日:本文参照
開催時間:本文参照
問合せ先:06-6942-0744(大阪地本広報室)
料金:無料
駐車場:無し
Web:大阪地本公式サイト
【注記】
このページに使用している画像の一部及び主要経歴は、防衛省のルールに従い、防衛省のHPから引用。
※画像はそれぞれ、軽量化やサイズ調整などを目的に加工して用いているものがある。
【引用元】
防衛省海上自衛隊 公式Webサイト(遠洋航海特設サイト)
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/operation/enyo/2014/enyo_06.html
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