南川信隆(みなみかわ・のぶたか)|第36期・教育訓練研究本部

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南川信隆は昭和43年12月生まれ、茨城県出身の陸上自衛官。

防衛大学校第36期の卒業で幹候73期、出身職種は野戦特科だ。

 

平成30年3月(2018年3月) 教育訓練研究本部訓練評価部長・陸将補

前職は陸上幕僚監部運用支援・訓練部訓練課長であった。

画像提供:陸上自衛隊北部方面隊公式Webサイト

第36期エースの一人であり、野戦特科のエキスパートである南川だ。

2019年4月現在、新編された陸上自衛隊教育訓練研究本部で、初代となる訓練評価部長を務めている。

ご存知のように、陸上自衛隊教育訓練研究本部は2018年3月の陸自大改革を経て生まれた、まだまだ新しい組織である。

しかし、ある意味において陸自の将来像を決定づけると言ってもよいほどに、重要な役割を担う。

 

中でも、陸上自衛隊幹部学校がその名前を失いこの組織の母体の一つとなったことからもわかるように、教育組織に対し、最新の研究成果を直接フィードバックする役割を担うことになったことは非常に意義深い。

また教育訓練研究本部のトップである本部長は、戦前でいうところの陸軍教育総監に相当するほどの重職にあたる。

陸軍教育総監は、陸軍大臣、参謀総長と並び陸軍3長官に数えられた要職であった。

 

話が長くなるので詳細は割愛したいが、教育訓練研究本部がどれほどの意義深い組織であるのか。

やや旧い記事で恐縮だが、よろしければ2017年11月に書いた、こちらの記事も参照して欲しい。

【新組織】陸上自衛隊・教育訓練研究本部 その役割と将来性  

 

要するに、2018年3月に行われた陸自大改革の中でもこの教育訓練研究本部の発足は、極めて大きな変革であり、非常に意義深い組織改編であったということだ。

その組織において、初代となる訓練評価部長に着任した南川への陸自内外の期待が小さいわけがない。

要注目の最高幹部の一人ということであり、その活躍にはますます注目が集まっていると言ってよいだろう。

ではそのような要職を任された南川とは一体どのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。

少し詳細に、その経歴を見ていきたい。

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