長谷川敬(はせがわ・けい)は昭和40年7月23日生まれ、岡山県出身の陸上自衛官。
防衛大学校第34期の卒業で幹候71期、職種は野戦特科だ。
平成28年12月(2016年12月) 自衛隊島根地方協力本部長・1等陸佐
前職は陸上幕僚監部人事部人事計画課予備自衛官室長であった。
(画像提供:自衛隊島根地方協力本部公式ツイッター)
2019年1月現在、自衛隊島根地方協力本部長を務める長谷川だ。
地方協力本部は「平時の最前線」と呼ばれることもある重要な組織で、自衛官の採用や退職後の第二の人生の斡旋、予備自衛官の管理及び招集に関する業務、さらに自衛隊の知見を活かし民間向け講演活動を行うなど、その業務は多岐にわたる。
自衛隊と民間を繋ぐ架け橋と言い換えても良いその職務は非常に多岐にわたるが、時には上記2枚めの写真のように、ゆるキャラに扮して自衛隊アピールをすることもあるなど、なかなか大変な仕事だ。
それにしても、かぶりもので偽装(?)し、宣伝を行うなど、他の自衛隊の部署では決してあり得ない活動と言えそうだ。
人によってはとても力を発揮しそうな反面、無骨な自衛官にとってはとてもキツイ「営業活動」なのかもしれない。。
ところでその島根地本。
原因はわからないが2018年春頃まで、公式ツイッターでのツイート全てが
「このメディアには不適切な内容が含まれている可能性があります。 」
という警告が表示され、見られないという悲惨な状況になっていた。
2019年1月現在では、それ以降のツイートは正常に見ることができるが、やはりそれ以前のツイートは、少し言葉が変わり
「このメディアにはセンシティブな内容が含まれている可能性があります。」
と表示され、ひと手間掛けないと見ることができない状態が続いている。
この原因については、検索すると
・ツイートする際に、ツイート主が自らそのように設定することで表示されるようになる
・何人かのユーザーからツイッターに「通報」があった際に、そのユーザーが不適切なユーザーに認定されこのような表示になってしまう
というような説明文が見つかるが、いずれも公式説明ではないのでその真偽はわからない。
しかしもし、一部の個人や団体による「通報」など嫌がらせであるとすれば、非常に残念なことだ。
ちなみに、「不適切」もしくは「センシティブ」とされ見られないコンテンツは、例えば音楽祭のyoutube動画であったり、広報活動の画像であったり、極めて日常的な風景を映したものばかりである。
SNSは便利であると思う反面、経営は民間企業だけに、その運営に関するルールの公正・公平の担保は難しい。
PR活動がその大きな任務の一つである地方協力本部にとっても、その活用はこれからも難しい問題であり続けそうだ。
長谷川の話に戻る。
それほどまでに多岐にわたる地方協力本部の役割ではあるが、特に近年は、激甚災害級の自然災害が頻発していることからも、果たすべき任務は重要性を増してきている。
沖縄地本長のように、新基地建設に関する地元対応など、非常に厳しい役割を求められるポジションでの活躍はとりわけ顕著だ。
だからこそ、地本長には非常に優秀な幹部自衛官(自衛隊員)が充てられる傾向がますます高まっているように思われる。
これからも、我が国の平和と安全を足元から護る最前線として、活躍してくれることだろう。
では、そんな重要なポストを任されている長谷川とは、これまでどのようなキャリアを歩んできた幹部なのだろうか。
少し詳細に、その経歴を見ていきたい。
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